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感染把握から「自宅死亡」まで6日間…「業務逼迫」の保健所、一度も連絡せず

読売新聞 / 2021年5月25日 6時34分

 大阪府は24日、新型コロナウイルスに感染し、自宅で死亡した30歳代の男性について、大阪市保健所が感染を把握してから亡くなるまで6日間、業務 逼迫 ひっぱく を理由に一度も男性に連絡などの対応をとっていなかったと発表した。府内では、3月以降の「第4波」で保健所の対応前に自宅で亡くなった人は4人目となる。

 市保健所によると、男性は医療機関を受診し、4月28日に陽性が判明。同日、市保健所は医療機関から男性は軽症で基礎疾患もないとの連絡を受けたため、男性に連絡しないまま、今月3日に自宅で死亡しているのを確認したという。

 本来なら感染把握の当日か翌日に連絡し、入院が不要でも体調を聞き取り、療養先を自宅とするか、宿泊施設とするか決定することになっている。市保健所の担当者は「4月末は感染者が多く疫学調査が未処理でたまっていたため、連絡が遅れた」としている。

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