僕は今日から沖縄で後期小論文対策の授業をしてきます。
前期の合格発表があるまでは後期の対策も頑張りましょうね。
さて、今日の現代文の歴史は一風変わった参考書をお伝えいたします。今まで名の上がった参考書の著者や予備校の先生は全員尊敬に値する方々です。
しかし、今日は「ちょっとやらかしてしまいましたね」というダメな参考書を紹介します。
その名も「本文読まない派」
まずトップバッターはこちらです。
有坂誠人の現代文速解 例の方法/学習研究社
¥864
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一昔前の受験生にとっては有名な「例の方法」です。
有坂先生の授業自体はよいと思います。この本でも最初の「五つの作業」という部分はよいと思います。
しかし、肝心の「例の方法」が決定的によくないです。これを境に「現代文の解法なんて胡散臭い」というイメージがつきました。
この本は「本文が読めなくても、解けますよ」ということを言っています。
「本文が読めなくても解ける」ということは、絶対にありません。どのような現代文の問題にも次のように書いてあります。
「次の文章を読んで、後の問いに答えよ」
問題のどこにも「文章を読まないで、答えよ」とは書いてありません。
「本文読まない派」は絶対に真似してはいけません。(これだと試験で何の能力を図っているのかわかりません)
その他、「本文読まない派」には次のようなものがあります。
センター試験必勝マニュアル国語〈現代文〉/東京出版
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センター試験マル秘裏ワザ大全 国語 2015年度版/洋泉社
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このような本は焚書したいですね。
「本文読まない派」には絶対に染まってはいけません。
それ以外なら、このブログで取り上げたものは皆よいものですから安心して参考にしてください。