本日の日記

気付き

2021年5月24日(月曜日)

「知恵や知識が増えることはとてもいいことです。
でもね。もっといいことは自分の無知に気付けることです」と、どなたか言っていましたよ。

松原照子の印

本日の世見

中国・内モンゴルの休牧政策

2021年5月24日(月曜日)

  • 中国

モンゴルの民族楽器である馬頭琴の起源に纏わるお話、『スーホの白い馬』の冒頭の記述に、「中国の北の方 モンゴルには広い草原が広がっている」とあります。
モンゴルというと、私達はどのようなイメージを持つだろうか。
大相撲の世界では、大活躍される相撲取りの皆様の顔が浮かびますが、他にはモンゴルと言われても、私などは広い草原が浮かぶくらいしかありません。
馬頭琴の音色すら想像も出来ませんが、自然がいっぱいな世界を感じて、一度は訪れてみたかった思いになります。
毎年春頃になると、大陸から黄砂が日本にやって来ます。
この時期、低気圧の影響で強風が発生し、それによって東アジアの内陸部の砂塵が大気中に舞い上げられ、偏西風によって日本まで運ばれて来るのですから、自然の力は凄いです。
黄砂の話が出る時、内モンゴルとかゴビ砂漠も登場します。
内モンゴル草原では、飼育している家畜が増加したことで、家畜が牧草だけでなく草の根まで食べてしまって、牧草が再生出来なくなっていると言われています。
草原は破壊され、増々砂漠化が進み、発生した黄砂が日本にも飛来する回数がこれからは増えると思われます。
休牧政策・禁牧政策というのがあり、牧畜業に対する規制政策が次々打ち出されていると言います。
休牧政策というのは、家畜が新芽を食べてしまう前に草原での家畜の放牧を禁じたのです。
家畜は畜舎に閉じ込め、干し草などを与えて飼育させるのですが、放牧を完全に禁じるのですから、牧畜民は集合住宅に強制的に移住させられ、街頭清掃やゴミ処理の仕事で生計を立てているといいます。

松原照子の印