ザックリ就学プラン

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我が家には小5、小3、年長の男子三兄弟がいる。


1番下は中等度知的障害を伴う自閉症だ。



1歳半検診で要経過観察となり、市の発達教室を経て、2歳10ヶ月で民間の児童発達支援デイに通う事となった。


3歳半で幼稚園に入園し、加配が必要であれば申請しましょう!との事だった。

デイには月15日、幼稚園の後に行く予定で進めていた。


その頃の三男は他害はないが、自傷は時々ある。

言葉でのコミュニケーションは難しく、フラリとどこかへ行ってしまう目を離せない状況だった。


とりあえず、先生と手を繋げる、暴れて手がつけられなくなることはない、送迎バスに乗れる、車や砂遊び、滑り台にぐるぐるお絵かき、何かしらに集中していたらおとなしい。切り替えは早いほう。


ガッツリ集団行動は出来ないが、片隅でふわっと存在する緩やかな園生活なら可能だろうと受け入れてもらえた。


2ヶ月ほど経つと、やはりスッといなくなる事がネックになって来る。

他にも何名かサポートの必要な園児さんがいる。

おそらく、手が回らなくなって来たのだろう。

怪我をさせて責任問題になったら。。。ともお思いになっただろう。


暗に転園を促され始めた。

だが、しかし、私の中で、週に3日、土日も隔週1日はデイで生活全般、集団活動の訓練を受けている。

出来れば週の半分でも良いから定型児さんの中での集団生活も経験させたいと思っていて。。。


療育園を紹介されたが、断った。



公立の幼稚園が1番適している雰囲気だったが、あいにく募集を停止して、保育園型のこども園にするために市が方向転換を始めた時期だった。


年中から入れる幼稚園が少ない。。。(この地域はだいたいが3年保育なので、定員がすでにいっぱい。)


サポートをつけられる幼稚園は年少さんからの持ち上がりで定員は埋まり、受け入れがない。



そもそも、入園前はサポートをつける申請をしましょう!と言っていたのに、副園長は口をつぐんだまま。

何となく追い出したい雰囲気が漂う。


年少いっぱいは預かりますよと言ってくれただけでもありがたかった気がする。


行事ごとにサポートをしに行ったが、やはり、誰か1人ついてもらえたら十分にその場でいられるレベル。。。


ヤル気が無くなると甘えモードでゴロりんしてしまうが、端っこに置いといてもらえば十分なのだが。。。


やはり、幼児教育となるとそういう緩さは認められないのだろうか??



士気が乱れる、的な事をおっしゃっていた気がする。


確かにな、私立幼稚園だもんな。


保育園型の子ども園も候補に考えたが、なんせ私は専業主婦。

朝から晩まで預かって頂かなければならない理由がない。

働くママさんの邪魔になるのも嫌だし。。。とまたまた考え過ぎてしまい、保育園型の子ども園は遠慮してしまった。


あと、これは、私のわがままだが、毎日の送迎に自信が無かった。上の子達にもまだ手がかかるし、旦那は単身赴任で。。。何かあった時に手が足りないので出来ればバスで自宅近くまで送迎してもらえるほうがありがたかった。。。



何とかして受け入れてもらえる幼稚園はないかと片っ端から電話をかけた。


何件も断られ(空きがなく)やっとたどりついたのが今の園だ。


少人数で、目が届きやすく、通っていた園よりは優しい雰囲気だった。


"出来る限りのことはしますが。。。難しければ行事の参加等は控えてもらうかもしれません"という条件のもと入園させてもらいました。


実際の園生活は、正直なところ同級生の中に2〜3歳年下の子が混ざっているという感じになっている。


年中の時には"〇〇くんは赤ちゃんなの?"とも聞かれたようだ。



それで、我が子が可哀想と思うお母さんもいるかもしれない。


その気持ちは分かるのでなんとも言い難いが、正直私は、もともとの三男の発達が"今そこ"というだけで、同級生と同じように出来ないから可哀想と思ったり、本人も"悔しい、悲しい"と思えるほどまで達していなかったので、今の環境で十分ありがたいとさえ思ったくらいである。



幼稚園の先生の立場からすると、もっと出来る事があるはず!端っこで何もしない時間がある事は勿体ない!大事な成長の時期を無駄にするのでは?と思ってくださったのだと思う。


その気持ちはとてもありがたいが、私の想いは別のところにあり、そうして端っこでボーッとしながらも、周りがする事を何となく肌で感じ、"これが普通の世界" "定型児の世界"と感覚で覚える事も大切な時間ではないかなと思っていたのです。



みんなと同じように出来ないショボーンえーん


と思えるほどに発達している子なら、焦らずゆっくりその子のペースに合わせた保育や教育が重要になってくる。



個別対応、個別指導が生きる時キラキラ




まだそこに達していない、でも、とにかく人に興味を持ち、周りが何をしているかを見て学ぶタイプなら、集団の中にいる事が刺激となり、共生への慣れが出来てくると思ったのです。



出来ない事はあるけれど、共にそこにいられるという事。


超マイペースではあるけれど、

少しずつ出来るようになるという事が大事になると思ったのです。



現在年長の三男は、私が見る限り同級生に追いつけている感じはほぼありません。

ですが、年少だった頃の三男に比べたら、かなり成長しました。



周りを見て動く力もついて来ました。


なんとなく言葉の理解も進んでいます。


やはり、集団の力はスゴイキラキラと改めて感じました。



兄弟の仲も良い今、

同じ小学校に通わせてあげたいと思っています。


幸いにも、上の子の通う小学校は、支援級に力を入れている学校で、通わせていらっしゃるママさん達の評判も上々です。


支援学校も評判は良いのですが、バス通学、何より少し遠いので、いざという時に駆けつけにくい場所にあるのがネックです。



三兄弟一緒の地域の学校ならば、色々と自分も動きやすく、たとえ付き添い登校、急な呼び出しがあっても、すぐに対応出来、運動会や行事の度に被ってしまったらどちらかを諦めなければならないという事も少なくなります。兄達が中学校に上がっても、距離はさほど変わらず、自転車や徒歩で動き回っても苦にはならないなと。


三男も大切だし、長男次男の事も大事に出来る、私なりのベストな選択肢はやはりコレだなと。


支援学校に行ったほうがもっと伸びたのに、と言われてしまうかもしれません。


自分の動きやすさを優先して、三男に負担を強いていると言われるかもしれません。


そうならないように、出来る事を精一杯やっていこうと思います。


とりあえずの希望はこんな感じですが、就学相談にてどう変化するかはまだまだ分かりません。


そして、兄達が中学校や高校に上がるタイミングで支援学校に転校させてもらえるかもしれませんし、まだまだ先の事はどうなるかはハッキリとは言えません。



また、その後も引き続きご報告させてもらいますね!ウインク







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