今回はアイリッシュウイスキーからパディを飲んでみます。
パディは、1779年に「オールドアイリッシュウイスキー」という名で発売されました。
当初はアイルランド南部にある街、コークにあったコーク蒸溜所で作られていましたが、1867年に同じ街にあったほかの蒸溜所と合併、生産拠点はその中の一つ、ミドルトン蒸溜所(旧)に移されました。
1882年に雇用されたパディ・フラハティは、営業担当としてアイルランド全土にこのウイスキーを売りさばいていきました。
やがて彼は顧客からの信頼を得るようになり、いつしかこのウイスキーは「パディの酒」と言われるようになったそうです。
そして1913年には、正式に「パディ」と名称が改められました。
現在このウイスキーは、タラモア・デュー、ジェムソンとともにミドルトン蒸溜所(新)で作られています。
液色は明るめの黄金色です。
味わいは、アルコールからの辛みは少なく、軽い苦みを伴いつつも酸味がメインになります。
味わいは、苦みが強くなり、ストレートで感じられた酸味をかき消すほどになります。
味わいは、多少の苦みがあるものの、炭酸と連動した酸味がメインで、後から甘さも感じられます。
軽快さが明確に感じられるアイリッシュウイスキーの正道を行くようなボトルで、初心者でもとっつきやすく感じるでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は2000円ほどです。
営業担当の名が冠されたウイスキー
当初はアイルランド南部にある街、コークにあったコーク蒸溜所で作られていましたが、1867年に同じ街にあったほかの蒸溜所と合併、生産拠点はその中の一つ、ミドルトン蒸溜所(旧)に移されました。
1882年に雇用されたパディ・フラハティは、営業担当としてアイルランド全土にこのウイスキーを売りさばいていきました。
やがて彼は顧客からの信頼を得るようになり、いつしかこのウイスキーは「パディの酒」と言われるようになったそうです。
そして1913年には、正式に「パディ」と名称が改められました。
現在このウイスキーは、タラモア・デュー、ジェムソンとともにミドルトン蒸溜所(新)で作られています。
甘くライトな香りが特徴的
グラスからの香り、液色
グラスからはレモン、青リンゴの香りをかすかに感じます。液色は明るめの黄金色です。
ストレート
先にリンゴの香りがふわっと広がります。その後はカラメルの甘い香りが続きます。味わいは、アルコールからの辛みは少なく、軽い苦みを伴いつつも酸味がメインになります。
ロック
ストレートとは一変して、レモンピールのような爽やかな香りが一気に揮発します。その後は黒こしょうのようなスパイシーな香りが続きます。青リンゴの香りは奥からやっと顔を出すほどになります。味わいは、苦みが強くなり、ストレートで感じられた酸味をかき消すほどになります。
ハイボール
はちみつ、カラメルの甘い香りが先行し、その後にシナモン、青リンゴが続きます。味わいは、多少の苦みがあるものの、炭酸と連動した酸味がメインで、後から甘さも感じられます。
まとめ
ストレートやハイボールでは甘い香りときつすぎない酸味が感じられますが、ロックにすると苦みと刺激的な香りが強く、ロックで飲むには厳しいかもしれません。軽快さが明確に感じられるアイリッシュウイスキーの正道を行くようなボトルで、初心者でもとっつきやすく感じるでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は2000円ほどです。
<個人的評価>
- 香り C: 青りんご、カラメルの香りが主体。加水でレモン、黒コショウが目立ってくる。
- 味わい C: 酸味の後に甘みが追いかける。ロックでは苦みが強い。
- 総評 C: ハイボールや水割りで軽く飲むには悪くない。