駐屯地から一旦公道に出て、横の山の上にある訓練場です。
ここで午前中に観閲式や訓練展示をしたそうで、午後からはAH-1Sを1機のみ展示しており、UH-1は八尾駐屯地に帰ったそうです。

大阪を遅く出発したので駐屯地到着は昼前になってしまいました。
福知山駅到着前に列車の車窓からはAH-1SとUH-1Jの編隊飛行が見えましたが、カメラをセットしておらず撮影はできませんでした。

LR-2(23056)  所属:連絡偵察飛行隊(木更津駐屯地)

う~ん 自衛隊員が多い(笑)。

戦域離脱!

2006年4月23日、高遊原分屯地祭の時に撮影した西部方面ヘリコプター隊所属時の同機。

こういう写真しかなく、プロペラ先端の形状までわかりません。
どなたかLM-1のプロペラ先端の形状がわかる写真をお持ちの方は提供お願いしますし、丘珠航空史料館のプロペラについて機種がわかる方は教えていただければと思います。
丘珠駐屯地広報担当の方がわかれば教えていただきたいと言っていましたので、判明できれば私が連絡しますのでよろしくお願いします。


丘珠航空史料館のプロペラについて情報をいただくために、当日写した写真を数枚貼り付けておきます。

この館について

インターネット航空雑誌 ヒコーキジャーナル第115号

2006年1月12日に撮影した全日本空輸のB-747-481D(JA8955)
この機体について調べて見ると、タイのドンムアン空港で2008年8月3日に整備中に火災が発生し2008年11月26日に抹消登録したとネットに掲載されていました。
この情報は初めて知りました。

展示機の撮影を趣味とする私は今回福知山駐屯地に初めて行きましたが、全国の駐屯地にはまだ多くの展示機が置かれており、近畿以外の駐屯地祭にわざわざ行って撮影することは難しいです。
時々全国を回って駐屯地に見学申請をして見せてもらうこともあるのですが、見学を拒否される駐屯地もあり、一人で全退役機の撮影は死ぬまでには無理でしょう。
よって全国にお住まいの方は自宅近くの基地や駐屯地の行事に行った時は、携帯のカメラでもいいので現状を撮影して送っていただきたいのです。
全国を回っていると展示機がなくなっていたり、新しい機体が展示していることがあり、日々動きがあります。
全国の展示機の状態を把握するためにどうか御協力お願いします。
今は展示していないが以前はこんな機体を展示していたよという写真もあれば提供お願いします。

訓練場から駐屯地側に戻り装備品などを撮影していると、AH-1Sが大きくバンクを繰り返しながら飛び去っていきました。
無事にエンジンが始動し、飛び立てたようです。

ここは元、自衛隊員のための自動車教習所だったそうですが、法律改正により使えなくなったそうです。
元自衛隊員の方に聞いたことがあるのですが、今までは自衛隊で取得した自動車免許を退官した後も使えたとのことですが、今は退官すると使えなくなるそうです。
以前は無料で自動車免許を取得できるというのが自衛隊員の利点だと隊員募集の冊子に書いていたと思うのですが、その利点もなくなってしまったようですね。

AH-1Sを展示していた訓練場の横で74式戦車の体験搭乗をしていました。

UH-1H説明板

AH-1S(73434)  所属:第5対戦車ヘリコプター隊(明野駐屯地)

下がぬかるんでいるので、通路にマットを敷いていました。

展示機の近くにこういう施設があり、何に使うか通りかかった隊員に聞いてみると、砂盤(さばん)と言いシートを外すと砂があり、砂で山などの地形を作りミニチュアの車輌や兵士を使い戦術を考える教育に使うそうです。


そして次に向かった場所は・・・

このように退役車輌置き場と思われる場所に置かれているのが気になるのですが、これからも展示を続けていただくことを望みます。

この機体に部隊記号が残っており、退役時は第8飛行隊(高遊原分屯地)所属だったことがわかります。

機内から撮影した富士重工業銘板

ラジオコールプレート

計器盤

機体右側面の隣には退役したと思われる車輌が置かれており、右側面の撮影は難しいです。

この写真でわかると思いますが、メインローターが迷彩塗装になっています。
私はUH-1Hでメインローターに迷彩塗装をした機体を見たことがありませんが、以前はこういう機体もあったのかな?

この機体の現役時代の写真は写していませんでした。

UH-1Hの49号機で、相当前に退役したと思われます。

UH-1H(41649)

駐屯地祭ポスター


駐屯地内では多くの展示車輌や武器の展示があり一応撮影もしたのですが掲載を省略して、今回の一番の目的である展示機をまず紹介します。

関西空港へ帰りました。

こういう機体を少々撮影して・・・

帰る途中に新千歳空港でこういう機体や・・・

人が少なくなってきたエプロンにたまちゃんとは違うゆるきゃらがいました。
自衛隊札幌地方協力本部の新マスコット「モコちゃん」です。

2008年4月13日に行われた高遊原分屯地祭の時に撮影した西部方面ヘリコプター隊所属時の同機。

UH-1H(41730)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

偵察器材:機体左後方より撮影

2011年10月2日に行われた木更津駐屯地祭で展示されていた同機ですが、この時は胴体下部の偵察器材を装備していませんでした。

現在北部方面航空隊所属の23055号機がIRAN中のため連絡偵察飛行隊から管理換中の機体で、乗員は北部方面航空隊の隊員とのこと。

2010年9月18日、八戸航空基地祭の時に機動飛行をする第2対戦車ヘリコプター隊(八戸駐屯地)所属時の同機。

AH-1S(73424)  所属:第1対戦車ヘリコプター隊(帯広駐屯地)

この機体は千歳航空祭でも展示していた機体です。

OH-1(32635)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

今回の丘珠駐屯地祭のためにこの機体が1機派遣されていました。
陸上自衛隊のCH-47Jは2012年3月現在で既に52901号機から52904号機まで退役しており、今ではもう1~2機退役しているかもわかりません。
現在CH-47Jの52901号機と52904号機は保存用あるいは訓練用として所在場所が判明しており、その他に1機が置かれている場所を私は把握しているのですが、もう1機の所在場所が判明していません。
陸上自衛隊CH-47Jの展示・保存場所をご存知の方は情報提供よろしくお願いします。

CH-47JA(52976)  所属:第103飛行隊(木更津駐屯地)

庁舎までは行けなくなっていたので望遠レンズで撮影しました。

丘珠駐屯地の横にある北海道警察航空隊の庁舎を撮影できました。

同じ日に撮影した写真だと思うのですが、LR-1の機首部左右にLRと書いてあり、北部方面飛行隊所属時の写真ではなく、丘珠駐屯地所属のLR-1がいなくなった後に木更津駐屯地から連絡偵察飛行隊のLR-1が飛来した時に撮影したことがわかります。
なお、この22020号機は2008年頃から連絡偵察飛行隊所属になるまで北部方面航空隊所属でした。

この写真は厚生センターで展示していたものと思うのですが、私が好きなLR-1が写っています。 何かの20周年の時に撮影したと思います。

たまちゃんと一緒にいたたまちゃんダンサーズです。
全員自衛隊員だそうでかわいい方ばかりで、4人そろってもらい撮影させていただきました。
ネットへの掲載は本人達から了承を得ています。 

外に出るとたまちゃんがいました。 
調べてみるとたまちゃんは丘珠駐屯地のゆるキャラで、地域で採れるたまねぎとヘリコプターの妖精だそうで、今年の駐屯地祭が初披露とのことです。

これは燃料タンクから水を抜く際の器かな? 機体ごとに分けられています。

雪国の駐屯地だけあって、数多くのスコップが置かれていました。

UH-1の機内右後部に装備する増加燃料タンクが外されて置かれていました。

CH-47JA(52976)が飛行していました。


格納庫に戻り置かれている装備品を見て回りました。

外に出てみるとOH-6D(31290)と・・・

防衛庁銘板

ラジオコールプレート

計器盤

2003年10月19日、八尾駐屯地祭の時に撮影した同機。

2004年10月17日、八尾駐屯地祭の時に撮影した中部方面ヘリコプター隊所属時の同機。
私のアルバムを見てみるとこの機体は2007年頃までは中部方面ヘリコプター隊に所属しており、多くの写真を撮影していました。

UH-1H(41726)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

防衛庁機体銘板とIRANプレート
IRANプレートを見るとOH-6DのIRANは約5年ごとに行われています。

ラジオコールプレート

後部座席に座る隊員のために搭乗のしおりが貼られていました。

ドアはすべて外されています。

この機体は丘珠空港展望デッキから望遠レンズで撮った写真しかなく、展示していただいたおかげで直近から初めて撮影できました。

OH-6D(31267)  所属:第7飛行隊(丘珠駐屯地)
う~ん ここも人が多い。


駐屯地祭終了間際であれば少ないと思い行ってみると・・・

2008年11月9日に行われた明野駐屯地祭の時に撮影した同機。

2008年10月4日に行われた小牧航空祭の時に展示された同機

2007年7月11日に行われた明野駐屯地祭の時に撮影した同機。
この機体は2007年から2008年頃に航空学校本校に管理換していたようで、この頃に3回撮影していました。

AH-1S(73478)  所属:第1対戦車ヘリコプター隊(帯広駐屯地)
う~ん 人が多くてクリアーな写真を撮影できません。

格納庫内でもヘリコプターの展示をしていました。

私が座っていたブロックが傾いているので通りかかった隊員に東北の地震により傾いたのですかと聞くと、経年劣化で地震前から傾いていたとのことです。
よく考えてみると東北地震の震央からは遠く離れている札幌で、ここまでの被害はないでしょう。

エプロンに駐機する機体がこちらに飛んできました。

まだ飛んでいた機体も着陸してきました。

LR-2が着陸してきました。

UH-1Jが射撃をやめ、敵地を静圧したようです。

チヌークが戦域を離脱!

ジープも戦場に投入しました。

チヌークも着陸してきました。

ヘリにより部隊投入!

次はUH-1Jによる射撃

戦域静圧!かな?

AH-1Sが進入!

ロープ回収!

降下! まずは偵察部隊を送りこんだのかな? 

ロープ投下!

UH-1Jが進入してきました。  UH-1J(41810)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

観閲飛行の機体が着陸してきました。
こちらの方がまともな写真が多いですが、1機1機説明を入れず抜粋して写真を掲載します。

この機体もカメラ搭載機なので、災害対応で待機中だったのでしょう。

UH-1J(41822)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

UH-1J(41897)  所属:第7飛行隊(丘珠駐屯地)

通過していきました。

UH-1J(41821)  所属部隊不明
以上ですがまともな写真はほとんどありませんでした。 私の撮影技術・撮影器材・ローターを動かそうとシャッタースピードを下げたこと、陽の当たり方・天候・全機を1機1機写そうとあせったことなどの複合理由によりこの結果となりました。
次回からは航過飛行は編隊ごとに写す方がいいでしょうね。

UH-1J(41898)  所属:第11飛行隊(丘珠駐屯地)

OH-6D(31290?)  所属:第11飛行隊(丘珠駐屯地)?

OH-6D(31271?)  所属:第2飛行隊(旭川駐屯地)?

OH-6D(31300?)  所属:第2飛行隊(旭川駐屯地)?

OH-6D(31252?)  所属:第5飛行隊(帯広駐屯地)?

AH-1S(73423)  所属:第1対戦車ヘリコプター隊(帯広駐屯地)
AH-1Sは多くの機体が通過して撮るには撮ったのですが、機体番号までわかる写真は1枚だけでした。

UH-1J(41849)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

2008年4月13日、高遊原分屯地祭の時に撮影した西部方面ヘリコプター隊所属時の同機。

UH-1H(41730)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

UH-1H(41732)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

UH-1J(41921?)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)?

UH-1J(41903)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)
この機体は昨年まで第3飛行隊(八尾駐屯地)に所属していた機体で、私としてはなじみ深い機体です。

UH-1J(41913)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

編隊が進入してきました。 この光景は昨日(八尾駐屯地祭)に続いて2日連続で見たことになります。


なお、これから掲載する写真は連続で進入してきたのですべての機体を写したわけではなく、抜けている機体もあり、さらに機体番号がまったくわからない機体は掲載しませんのでその点はご了承ください。
まずは先頭の指揮官機です。

まずLR-2(23056)が通過した後・・・

この機体は2004年6月20日に行われた丘珠駐屯地祭の時も北部方面ヘリコプター隊所属でした。


観閲飛行が始まりました。

この機体はカメラ搭載機なので、災害対応で待機中だったのでしょう。

UH-1J(41816)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

2003年12月7日、新田原基地祭の時に撮影した西部方面ヘリコプター隊所属時の同機。
この機体は日本の西から北へだんだんと所属を変えてきています。
UH-1Hが退役した後、次はUH-1Jの初期の機体が退役していくので、UH-1Jの一桁の機体番号機が貴重な機体となるのもそう遠くはないでしょう。

2009年4月19日、霞目駐屯地祭の時に撮影したたぶん東北方面ヘリコプター隊所属時の同機。

この機体はUH-1Jの8号機です。

UH-1J(41808)  所属:北部方面ヘリコプター隊(丘珠駐屯地)

この機体は後で離陸していきました。

モーターグライダーも駐機していました。
グローブG109B(JA2340)  所有者:個人  定置場:北海道夕張市

丘珠駐屯地の横は北海道航空の駐機場所なので撮影できました。
セスナTU206G(JA3899)  所有者:北海道航空  定置場:札幌飛行場

エプロンの端の写しにくい場所に置かれていたOH-6D(31276)  所属:第11飛行隊(丘珠駐屯地)

招待者席側の柵の中でさすまたを持つ隊員
これは入場者を守るというよりも招待者を守るさすまたなのでしょうね(汗)。

応急用トーバーと書かれています。 応急用と通常のトーイングバーとはどう違うのでしょうか?

後ろにトーイングバーが置かれており・・・

SH-60J(8293)  所属:第25航空隊(大湊航空基地)

1961年9月20日に行われた丘珠航空祭の写真に旧管制塔の一部が写っています。 管制室の部分を現在は改修をしているようです。

手前にある建物が旧管制塔です。

丘珠駐屯地(丘珠空港)管制塔

丘珠駐屯地祭に行けばこのような写真も撮れます。

この写真を見てみると27機が飛んでいます。

観閲飛行の機体が離陸を開始しだしました。

北海道警察による救難展示

OH-1(32631)の機動飛行。

AH-1S(73441)も1機だけ離陸し機動飛行を始めました。 機動飛行等を先にするようです。

ヘリコプター最初の離陸機は北海道警察です。

LR-2が離陸していきました。

L-5やL-21・H-13やH-13KHなど貴重な写真が多いパネルですが、OH-6DをOH-6Jと紹介しているのが玉にきずです。

帯広駐屯地の十勝飛行場には滑走路の端で15分くらい撮影をしたことがありますが、こんな立派な管制塔があるのですね。
帯広駐屯地の飛行場地区での駐屯地祭があれば行ってみたいですが、たぶん永遠に無いでしょうね~。

OH-6D用もありました。 陸上自衛隊ではそりではなくスキーと呼んでいるようです。


格納庫内で写真パネルを展示していました。

格納庫の上に置いている装備品を撮影する人間は少ないでしょうね(笑)。

北方の部隊だけあって1機に1セットずつあるそうです。 九州や沖縄の部隊にはどれくらい配備されているのでしょうね~?

これは11月17日にあるところで撮影した最新写真で、UH-1HですがUH-1Jとスキッドの長さはほとんど変わらないと思うので掲載しますが、この長さのスキッドに2枚のそりを装着できるのかな~? 私の聞き間違いかな?  この機体の紹介は今号で編集時間があればレポートします。

棚の上に雪上離着陸用のそりが置かれていました。  隊員に聞くとこれは前側のそりで、後ろ側は大きいので下に置いているそうです。
UH-1は4枚のそりが装着されるのかな? それにUH-1のスキッドって4枚のそりを装着できるほでそんなに長かったかな?

この機体も初撮影ですが、UH-1Jはこれからも撮影できるので喜びは半分です。


たぶん第11飛行隊だと思う格納庫に入ってみました。

UH-1J(41856)  所属:第11飛行隊(丘珠駐屯地)

これを装着することでメインローターが動くのも防止できるでしょうね。

隊員に聞くとテールローターの固定器具で、第11飛行隊で製作したとのことです。
他の駐屯地では見たことがないと思います。

初めて撮影した機体で嬉しくなり4枚も掲載してしまいました(笑)。
ん! テールローターに付いている物はなんだ?

丘珠駐屯地に来た一番の目的は機数が減ってきたOH-6DとUH-1Hを撮影するためで、丘珠駐屯地には少数機であるがまだ残っていました。
そしてこの31296号機はまだ撮影したことがない機体だったので、現役時代の姿を撮影できてとてもラッキーでした。
以前は私が写した写真やネット・航空雑誌により1機1機の所属部隊を調べていたのですが、私の資料のこの機体の所属部隊のところは空欄で、私としては行方不明の機体でした。
たぶん大きな駐屯地の部隊に所属していた時期は少なく、地方の飛行隊に長く所属していたのではないかと思います。

OH-6D(31296)  所属:第11飛行隊(丘珠駐屯地)

エプロンに到着しました。  観閲飛行はまだのようで、滑走路の向こう側に多くの機体が駐機していました。
飛行までの間にエプロンや格納庫の機体撮影することにしました。

ベル412EP(JA6772)  定置場:札幌飛行場  愛称:だいせつ2号

駐屯地のすぐ隣には北海道警察航空隊の格納庫があり、ヘリコプターを撮影できました。
ベル412EP(JA01HP)  定置場:札幌飛行場  愛称:だいせつ3号

スノーモービルが置かれていました。  北方の駐屯地では必需品なのでしょうね。

私の検証は一部の機体のみの写真を見てスピンナーが無いとか形状が違うからと却下していますが、同じ機体でもスピンナーを付けている機体があったかもわかりませんしプロペラの形状が違う機体もあったかもわかりません。
皆様も古いアルバムを開けていただき、各機種のプロペラを見ていただきたいと思います。
丘珠駐屯地広報担当の方は機種を知りたいと言っていましたので、皆様のお考えをお待ちしております。
どんな小さな情報でもいいのでメールよろしくお願いします。
いつの日かこのプロペラに機種名が書かれた説明板が置かれることを夢見ております


航空史料館を出てエプロンに向かっていると・・・

こういう写真や・・・

北宇都宮駐屯地の航空資料館前と木更津駐屯地の航空資料館で展示しているプロペラです。
T-34についてはプロペラの先端が角ばっているので、私の予想では丘珠航空史料館と北宇都宮駐屯地・木更津のプロペラはLM-1だと思うのですが、霞目駐屯地のプロペラは「LM-1型のプロペラ」と表示されていて角ばっているのでそこがネックです。
私は木更津駐屯地の航空資料館で館内撮影禁止と知らずに写した写真の中にLM-1のプロペラ写真を写しており、先端が丸まっており、塗装やステンシル・住友精密工業のシールなどがそっくりなのですが写真掲載はひかえたいと思います。
LM-1のプロペラが写っている写真があれば判断しやすいのですが・・・

丘珠航空史料館のプロペラは先端が丸みを帯びているのです。
私が写したT-34の写真すべてではないですが調べてみると、T-34のプロペラ先端部は角ばっているのです。


丸みを帯びているプロペラは・・・

これがT-34Aのプロペラで共に先端が真っ直ぐに近いですが・・・

そっくりですね。(丘珠航空史料館のプロペラ写真)

これがT-34プロペラの根元部クローズアップですが・・・

3枚プロペラなので却下。


よって残りはT-34とLM-1だけが残りました。
LM-1はT-34のキャビンを改造したものなのでプロペラとスピンナーの形状は同じだと思うのですが、少し調べてみましょう。

KAL-2は似ているが、この写真を拡大してみるとプロペラ装着部の形状が違うので却下。


TL-1は海上自衛隊KM-2と同じ機体なので、KM-2の写真を見ると・・・

プロペラ根元部の形状が違うので却下。(丘珠航空史料館のプロペラ写真)

KAL-1はスピンナーが無いし・・・

L-21もスピンナーが無いので却下。

L-19もスピンナーが無いので却下。

L-5とは形状がまったく違うのでL-5のプロペラではありません。
L-16については写真を所有しておらず、ネットで写真を見てみるとスピンナーが無いようなので却下。

昭和52年(1977年)に行われた真駒内開庁記念日で飛んだOH-6Jの写真ですが、機体前面に何かのキャラクターを装着して前が一部しか見えないようになっているように見えます。
この時の機体を撮影している方がおられましたら写真の提供をお願いしたいし、この飛行について何か知っている方も情報提供をよろしくお願いします。
陸上自衛隊OH-6Jとしては一番奇抜なスタイルであり飛行だったでしょうね。



さて最後に紹介する展示物はこれです。

1976年9月6日、函館空港に強行着陸したミグ25の写真をいくつか見ましたが、この写真は初めて見ました。

説明によると昭和37年(1962年)6月10日から7月9日まで札幌市中島公園で北海道防衛博が開催され、F-86F(62-75以下不明)が展示されたようです。
F-86Fの左側にある立っている航空機のような物はナイキ・エイジャックス地対空ミサイルと思われます。

たぶん昭和36年(1961年)8月27日に行われた水防演習に参加したH-13H(30127?)
この機体が30127号機だとしたら、1967年2月3日に事故をおこしています。
H-13にはホイストを装備していないので、こういうふうに救助していたのかもわかりません。

陸軍二式戦闘機「鍾馗(しょうき)」の残骸

陸軍三式戦闘機「飛燕(ひえん)」の残骸

丘珠航空史料館建設の経緯

一式陸上攻撃機のスピンナーが写っている写真を所有していないので、鹿屋航空基地で撮影した模型の写真で比べてみると似ているが、形状を模して製作したものかもわからないので決めつけるのは難しいです。
もしこれが一式陸上攻撃機のスピンナーであれば日本に現存していないと思われるので貴重な物です。
丘珠駐屯地広報班の方はできれば一式陸上攻撃機のプロペラとスピンナーなのかを再度調べていただき、本物であれば現在は雨・雪・風さらしの状態なので室内での展示に変更していただきたいと思います。
よく見ると丘珠駐屯地北翔館の一式陸攻に付いているスピンナー下側にプロペラを装着する切り裂き部が開いていないので、一式陸攻のスピンナーではなく似せて作った物と思われます。(2013年11月23日追記)

それでは館内に入りましょう。

となるとこのスピンナーも本物なのかとなり・・・

左が霞目駐屯地、右が石川県立航空プラザで撮影した一式陸上攻撃機のプロペラで、似ているので広報班の方が言われるように一式陸上攻撃機のプロペラかもわかりません。

広報班の方によると一式陸上攻撃機のプロペラとのことです。

北翔館入口にはプロペラを展示しています。

KV-107の横にある丘珠駐屯地史料館である北翔館です。

こう書かれています。
今回撮影した写真を調べてみても説明板の写真を撮影していないので、この機体に説明板は無いようです。


次に向かった場所は・・・

機体右側面乗降口後ろに・・・

バブルウインドウ

増槽

この写真は2007年8月23日に北海道の美幌駐屯地で撮影した51741号機で、わかりにくいですが先端から上下にアンテナが伸びていることがわかります。
私のアルバムで調べてみるとこのアンテナは、海上自衛隊機や航空自衛隊機、民間型の神戸で展示しているJA9555号機には無く、陸上自衛隊機でも初期の機体のみ装着されていることがわかりました。
UH-1Hでも初期の機体には装着されており、後期には形状が違うアンテナを別のところに設置しているのでしょうね。

これはピトー管ではなく、現役時は先端から上下にアンテナが伸びています。

後輪のタイヤはエアーが抜けています。

前輪と・・・

最初のIRANが昭和44年6月で、最終5回目のIRANが昭和62年7月だったことがわかりますし、製造時は川崎重工業ではなく川崎航空機工業という会社名だったこともわかります。

この写真は今年の5月19日霞ヶ浦駐屯地で撮影したKV-107ⅡA-4(51815)の川崎重工業機体銘板ですが(銀色のプレート下側)・・・

51703号機はその位置には川崎重工業銘板はありませんでした。
機体型式が違うので(51703号機は初期型のKV-107Ⅱ-4、51815号機はKV-107ⅡA-4型)製造会社銘板の位置が違うようです。
しかし51703号機には少し離れたところにIRANプレートがありました。

2004年6月20日撮影の同機

2004年6月20日撮影の同機
細かく見てみると迷彩模様や配色が違いますし、排気口が銀色に塗られています。

真横写真だけは駐屯地祭終了後の閉門まじかの時に撮影しました。

う~ん この機体は正門から入ってエプロンへ続く道路の横に展示しているのと、隣のテントで案内している北海道防衛局の自衛隊員募集の看板が機体の前に置かれているので、クリアーな真横写真を撮影できません。


そこで・・・

この写真は2004年6月20日に行われた丘珠駐屯地祭の時に撮影した同機ですが、現在は塗装がきれいになっていますし、隣で展示されていた61式戦車(かな?)が撤去されていることがわかります。

KV-107Ⅱ-4(51703)
丘珠駐屯地唯一の展示機であるKV-107を展示しています。

さあ駐屯地に入りましょう。


駐屯地に入ってすぐのところに・・・

正門横にあった掲示板に貼ってあった駐屯地祭ポスター

ロメオ君⇒LR-2、ハンター君⇒UH-1J、オスカー君⇒OH-6D、レコン君⇒LR-1 んっ! 丘珠駐屯地にLR-1は配備されていないのでは?、たまちゃん⇒なんだこりゃ?、ヒューイ君⇒UH-1H
丘珠駐屯地にはOH-1のオメガ君も配備されているのに描かれていません。 以前に作った看板をそのまま使っているのでしょうね。

9年ぶり約3回目の丘珠駐屯地祭です。
約3回目というのは記憶が3回目だと思うだけで、実際は2回目か4回目かもわかりません。

陸上自衛隊丘珠駐屯地正門

翌日2013年10月6日、丘珠駐屯地直近地下鉄栄町駅のシャトルバス乗場の光景です。
以前丘珠駐屯地祭に行ったときは札幌駅から丘珠空港行きのバスに乗り、丘珠空港から歩いたのですが、今回はシャトルバスで行ってみました。
8時に開門だったのですが、シャトルバスの出発も8時からでした。
陸上自衛隊の航過飛行のための機体の離陸は記念式典が終わってから離陸するのでまだいいのですが、海上自衛隊や航空自衛隊の航過飛行をする機体は記念式典の前に離陸する場合が多いので、できれば開門時にシャトルバスが門に到着するように設定していただきたいです。

この写真は新千歳空港到着後、乗降扉が開いたときの写真ですが、皆さん乗降扉が開く前からシートベルト着用サインが消えると同時に立ち上がりで前に進みできるだけ早く降りようとしますが、約30年前歌手の谷村新司さんがラジオで言っていたのですが、このように立ち上がって待つ行動は日本人だけだと言っていました。
私は外国に行ったのは1回だけでその時どうだったか忘れてしまってわかりませんが、本当であれば日本人として少し恥ずかしいですね。
早く立ち上がってもそんなに早く降りられるわけでもないのですから、もっと落ちついて乗降扉が開いて前が進んでから立ち上がればいいと思うのですが、日本人のせっかちさがでているのかもわかりません。

前号(ヒコーキジャーナル第114号)の最後でお伝えした八尾駐屯地祭終了後に関西空港第2ターミナルに向かった理由は、丘珠駐屯地祭の取材のためにピーチジェットで新千歳空港へ旅立つためでした。
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2012年9月16日、岩国航空祭の時に撮影したベル・ボーイングMV-22Bオスプレイ





今号でお伝えしましたように、丘珠駐屯地の広報担当の方が展示しているプロペラの機種を知りたいそうで私も知りたいので、私の知識では機種が判明しませんので皆様のお考えを教えてください。
最後にもう一度写真を掲載しますので、よろしくお願いします。

アルバムを調べてみると、JA8955号機は2008年5月17日に羽田空港で撮影したこの写真が最後でした。
この写真を撮影した2ヶ月半後に火災事故を遠いタイでおこしてしまったのでしょうね。
全日空整備で整備をしていれば今も飛んでいたかもわかりませんね。


○ 松山空港でビーチクラフトA36が着陸時機体損傷

2013年10月26日午後6時半頃、個人所有のビーチクラフトA36(JA4159)が松山空港に着陸時バウンドし、前脚及びプロペラを損傷しました。
この機体は
元航空大学校機で、私は航空大学校時代及び個人所有時共に機体を撮影していませんでした。


○ 本田航空機が旧秋田空港に緊急着陸

2013年11月16日11時45分頃、本田航空のセスナTU206G(JA4000)が飛行中エンジンの油圧が低下したため、旧秋田空港に緊急着陸しました。
アプローチ中にエンジンが停止したそうですが無事着陸し、乗員は無事で機体にも損傷はないとのことです。

旧秋田空港は1620mの滑走路があったそうですが、現在は県道やバイパス道路が近くを通っているようで、無事に着陸できたことは奇跡に近いのかもわかりません。
パイロットの腕がよかったのでしょうね。
なお、この機体も撮影していませんでした。


○ 新田原航空祭にオスプレイ展示

2013年12月1日に行われる新田原航空祭にアメリカ海兵隊のMV-22Bオスプレイを展示すると防衛省が発表しました。
オスプレイは岐阜航空祭に展示すると発表があったのですが、フィリピンの台風被害の救援のために14機がフイリピンに送られているとのことで、展示どころではなかったのでしょうね。
私は岐阜航空祭には行かず新田原航空祭には行く予定ですので、撮影できれば掲載したいと思いますが、もしフィリピンの救援が長引いて新田原航空祭で展示がなくてもいいので、フイリピンでその性能を発揮して、フィリピンの方々のために頑張っていただきたいと思います。
そしてその活躍を日本国民に知っていただき、救援にも最適で日本にも必要な航空機だとわかってほしいと思います。

○ エアアジアジャパンの全機返却完了

2011年8月31日に設立され、2013年10月26日に全便運行停止したエアアジアジャパンの5機のA320が、11月16日に最後の機体が日本を離れ全機エアアジアに返却されました。
私はエアアジアジャパンの機体を数機成田空港で撮影しているはずですが、ヒコーキジャーナルの編集が忙しくまだ写真の整理をしておらず、ハードディスク内で行方不明状態です。
まさかこんなに早く会社がなくなってしまうとは思っておらず、全機撮影できず残念でしょうがありません。


○ 全日本空輸のB-747-400が伊丹空港に飛来

2014年1月12日に伊丹空港に飛来するそうで、2006年の4月からB-747の定期就航が認められなくなったので、伊丹空港へは約8年ぶりの飛来となりそうです。
でも私の記憶ではニュージーランド航空のB-747が全日空整備での整備のために飛来したことがあると思うので、もしかしたら全日本空輸機も整備のため何機かは飛来したことがあるかもわかりません
 Aviation N E W S

整備士は先にトラックで明野に帰ったそうで、パイロット2人で自力でエンジンを始動して誘導無しで離陸し、約1時間かけて明野駐屯地に帰るそうです。
機体に問題があれば整備士を呼び戻すそうで、そうなれば福知山駐屯地に泊まるそうです。

機外からも撮影しているのですが、当日は広角ズームと超広角ズームレンズしか持って行かなかったので、この大きさが限界でした。

操縦桿

2013年11月17日、京都府福知山市にある福知山駐屯地祭に行ってきました。
自家用車で行こうとも思ったのですが、大阪駅から直行の特急列車があり、1時間40分ほどで福知山駅に到着するので列車移動にしました。

◎ 福知山駐屯地創立63周年記念行事

スノーモービル・大量の雪かき用スコップに続き雪上車もありました。


駐屯地内探検を終え、エプロンに戻り飛行後展示機となった機体の撮影開始です。

ボンベの色から水素と酸素のボンベかなと思いましたが、右は燃料の水抜き用ボンベで左はわかりませんでした。

飛行が終わり、格納庫と格納庫の間で座って休憩しているといきなりP-3Cが飛来しました。
エプロンにいればアナウンスがあったでしょうかまったく聞こえず、機影を見て1秒以内で撮影したP-3C写真です。
P-3C(機体番号わからず)  所属基地:おそらく八戸航空基地
この写真を見てP-3Cの機体を想像してください(笑)。

大湊航空隊と書かれており、機内に入れて持ってきたのか(入るのかな?)、トラックに積んで津軽海峡を渡ってきたのか、はたまた電話番号を書いていることとよく飛来するため丘珠駐屯地に置かせてもらっているのか不明です。
でもよく見てみるとこの写真の上の部分が外されるようになっていてボルトとナットで固定しているようなので、分割できそうです。

離陸しました。

機種のわからないプロペラとスピンナー
広報担当の方に機種を聞いてみましたが、富士LM-2ではないかと思うがはっきりはわからないとのことです。
調べてみると、LM-1はT-34メンターのキャビンを改良した機体で、LM-2はLM-1のエンジンとプロペラを変更したのがLM-2とわかり3機のみ製作されました。

まずLM-2のプロペラは3枚なのでLM-2ではないというのがわかりました。
その他の陸上自衛隊で使用された単発の機体は、L-5・L-16・L-19・L-21・T-34・LM-1・TL-1・KAL-1・KAL-2です。

石狩平野上空を飛ぶL-5連絡機  尾翼にA-1082と書いているように見えるがはっきり判読できず。

丘珠駐屯地祭については直前まで把握しておらず、急遽航空チケットやホテルの手配をしたので割高になりましたが、八尾と丘珠の駐屯地祭が土日で分かれていたために両方行くことができました。
でもまさか八尾と丘珠の駐屯地祭の日程を決めた両担当者の方は、両方の駐屯地祭に来る人のために土日に分けたわけではないでしょうが、私としてはラッキーな日程でした。
後日八尾空港でマニアの方と話をしていると、私と同じように両方の駐屯地祭に行った方が他にもいたと聞きました。
私だけだと思っていたのに、熱血的な航空マニアは恐ろしいですね~(笑)。

◎ 丘珠駐屯地創立及び北部方面航空隊創隊60周年記念行事

急遽遠征を決めて旅費は高くつきましたが、全機退役が近づいているOH-6DとUH-1Hを多く撮影でき納得できる旅となりました。
観閲飛行では撮ることが難しい旭川駐屯地や帯広駐屯地の機体も撮影できて、本当に満足できました。
次はいつ来ることができるかわからない丘珠駐屯地。
でも他の地域では少なくなったOH-6DとUH-1Hがまだ北海道には多く残っていることがわかった以上、また来年も訪れることになるかもわかりません。
皆様の中でOH-6DとUH-1Hの姿を撮影したいと思う方は、来年の丘珠駐屯地祭にGO!。

これが霞目駐屯地で展示しているLM-1のプロペラで・・・

2004年6月20日撮影の同機