
SIMフリーってデメリットはない?あらゆるデメリットを考えてみた
様々なメーカーからSIMフリー端末が発売されており、かなり競争が激しいので、その分高スペックなものが多くなっています。ただし、SIMフリーにはそれなりのデメリットもあるので、注意が必要です。
今回は、メリットと合わせてSIMフリーのデメリットと、おすすめのSIMフリースマホをご紹介します。
SIMフリーとは?
スマホやタブレットには、インターネットや通話で通信できるように、端末にSIMカードが挿入されています。このSIMカードは、ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアの場合、端末と一緒に挿入済みの状態で販売されてきました。
ナノSIMやマイクロSIMなど形状が違う場合は入れることができませんが、元々SIMカードはスマホとは別の存在で、そこに目を付けたのが格安SIMカードになります。
格安SIMカードの場合、SIMカードだけ購入して好きな端末に入れることができる仕組みです。
大手キャリアのSIMカードはロック解除が必要
ここで問題となるのが、大手キャリアの端末は、SIMカードを変更できないようにロックが
かかっているという点です。例えばドコモで購入したスマホに格安のSIMカードを入れたいと思っても、ロックがかかっていると使うことができません。
2014年には、消費者の要望にこたえる形で総務省からの通達があり、SIMロックを解除することが可能になったため、自由にSIMカードを入れ替えて使うことができます。
SIMフリー端末なら好きなSIMカードを使える
一方、大手キャリア以外などでスマホを購入する場合、最初からロックのかかっていない端末があります。これがSIMフリーです。
SIMフリー端末であれば、本体のみを購入して、希望のプランがある会社のSIMカードを使うことができます。ただし、SIMカードによっては周波数帯域の関係で相性が悪い、または使えないケースもあるので注意が必要です。
SIMフリーのデメリット
SIMフリーにはいくつかデメリットや注意点があるので、紹介します。
周波数帯域が合わない場合がある
まず仕様に関してですが、SIMフリー端末側で適用される周波数帯域と、SIMカードのものが異なる場合が多々あります。そうすると、せっかく購入したSIMカードが使えません。また、使えてもエリアが狭いこともあります。購入前に事前に確認しましょう。
大手キャリアより通話料金が高い
docomoやauなどの大手キャリアは、通信料に通話料も含まれていることが多く、家族間の通話が無料になるなどのパッケージも豊富です。
一方、格安SIMカードの場合は、データ通信に力を入れているため、通話料が20円/30秒など高い設定になっており、スマホを通話メインに使用する場合は注意が必要です。5分かけ放題プランや、60分までかけ放題の月額プランもあるので、長電話を好む人には格安SIMは向いていないといえます。
LINEの年齢確認ができない
また、LINEの年齢確認ができないことが多いです。現状ではDocomoまたはauでないと、IDや電話番号で追加することができません。
年齢確認ができないと、ID検索で友達を探す・友達に見つけてもらうといったことができませんが、新規で友達を追加する場合は、QRコードで読み取って追加したり、共通の知り合いから教えてもらったりできるので、そこまで支障はないです。
スマホの初期設定を自分で行う必要がある
ネット経由で受け取ることも多いSIMフリー端末は、自分でSIMカードを用意して挿入し、初期設定を行う必要があります。特にデータ通信のAPN設定は、同じ通信会社でも複数用意されていることがあるため、同梱されている説明書に従って間違いの無いよう設定しなければなりません。
手厚いサポートを受けられない
SIMフリー端末の場合、家電ショップやネットなどで安く購入できることもありますが、その分大手キャリアのように手厚いサポートはありません。何かあった場合は、端末のメーカーに直接問い合わせなければならないことがほとんどです。
格安SIMの中でも、ワイモバイルやUQモバイルなら店舗もあるため、大手キャリアと同等のサポートを受けられるかもしれません。
SIMフリーのメリット
何と言ってもSIMフリー最大のメリットは、月々の通信料が安いという点です。格安SIMカードを使用すれば、プランにもよりますが、通信料が月に2千円程度で済みます。これにより、2台・3台とスマホを使い分けることも簡単になります。
また、海外版のスマホは元々SIMフリーが標準という国が多いので、海外旅行の際も自分の使っているSIMフリー端末に旅行者用のSIMカードを入れ替えるだけですぐに使えます。
おすすめのSIMフリースマホ
ここからはおすすめのSIMフリー端末を紹介します。
メモリ8GB、ストレージ128GBのゆとりある大容量で、カメラは世界初のフリップ式が特徴です。5Gにも対応し、最新のCPU搭載。バッテリーも5,000mAhで丸2日は充電いらず。何をするにも快適なオールマイティなSIMフリースマホです。
最新のAndroid 11が搭載されており、3年間はOSとセキュリティアップデートが保証されているのが特徴です。iPhone同様の画素数で、AIにより最適な状態で撮影できるカメラも人気です。
バッテリー容量は4,570mAhですが、省エネIGZOディスプレイで消費電力を極力に抑えることで、丸1日充電いらずを実現しています。トリプルカメラは、標準以外に広角、光学ズーム2倍の望遠レンズが搭載されていて、シーンに応じた撮影が可能です。
通話やメールに必要なスペックを備えたお手軽SIMフリースマホです。メモリが4GBとハードな使い方には不向きなので、2台持ちやソフトユーザーにおすすめです。ディスプレイの美しさが際立ちます。
1万円台ながら高スペックと話題のSIMフリースマホです。メモリやストレージがそれほど大きくないため、高画質のゲームなどをプレイするのは厳しいですが、丸2日以上充電いらずという大容量バッテリーはうれしいです。
以下の記事でもSIMフリー端末について紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
まとめ
今までほぼSIMフリースマホばかり使用している筆者は、新しい機種が発売されると「今回はどんなスペックなんだろう」とワクワクします。価格も安いので、次は何を買おうと考えるのも楽しいです。
ただ、やはり安いなりのデメリットがあるので、しっかり確認しつつ活用していきたいですね。
※価格は特に記載がない限り、2021年2月時点のAmazonの価格です。
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