【速報】北海道"最多更新"726人感染…東京都超える 札幌426人「緊急事態宣言」発令6日目に拡大
UHB 北海道文化放送
北海道内で5月21日、新たに新型コロナウイルスの患者12人が死亡し、感染者が過去最多712人を上回り726人(他再陽性1人)確認されました。
649人の東京都を上回りました。札幌は過去2番目の426人(他再陽性1人)です。北海道内で700人を上回るのは2回目で、感染拡大の勢いが収まりません。
北海道内での死者発表は46日連続で、計985人になりました。北海道発表分(非公表)、札幌市発表分10人(30代男性、70代男性3人、80代男性3人、80代女性、90代女性2人)、旭川市1人(60代女性)です。
感染者は北海道発表分253人、札幌市426人(他再陽性1人)、旭川市25人、函館市3人、小樽市19人です。
北海道内では13日に過去最多712人が確認され、札幌も499人と最多を更新していました。8日ぶりに最多を更新し、3日連続で600人を上回りました。緊急事態宣言が発令されて6日目に、感染が拡大しています。
札幌市も過去2番目となる426人で、2回目の400人台になりました。
札幌市では使用病床が実質満床の状態で、北海道全体でも20日での使用病床数が972床と、北海道独自の警戒ステージで最も高い「5」の目安「900床」を超え、第3波のピーク998床に迫る厳しい状況が続いています。
21日、「変異ウイルスの感染者」が旭川市で1人確認され、「変異ウイルスの疑い」は北海道発表分133人、札幌市23人、函館市2人、旭川市8人、小樽市5人の計171人確認されています。
これで「変異ウイルス」は北海道内で「感染」413人、「感染疑い」4509人、計4922人となりました。
旭川市では新たなクラスターが確認されました。
●施設:6人
職員など6人の感染が確認されました。
旭川市は午後5時から会見を開き、詳細を説明することにしています。
21日時点で、旭川市の病床使用率は79%となっています。
小樽市ではクラスターが拡大しています。
●カラオケを伴う飲食店
新たに利用者6人の感染が確認され、これまでの感染者は計29人になりました。
小樽市は利用者のほとんどが重症化リスクの高い70代以上の高齢者で、歌や飲食の場面でマスク着用が徹底されていなかったことや、長時間の利用など対策が不十分だったことがわかったと発表し、改めて対策を呼びかけています。
【5月21日北海道発表分の感染者情報】
▼空知地方:8人
▼石狩地方:127人
▼後志地方:6人
▼胆振地方:32人
▼日高地方:9人
▼渡島地方:26人
▼檜山地方:2人
▼上川地方:7人
▼留萌地方:3人
▼宗谷地方:1人
▼オホーツク地方:3人
▼十勝地方:17人
▼釧路地方:8人
▼根室地方:3人
■千葉県:1人
学校での感染も確認されています。
●小樽市立山の手小学校(小樽市)
●小樽市立山の手小学校放課後児童クラブ(小樽市)
学級閉鎖、および児童クラブを一時休会とします。
北海道では5月16日に「緊急事態宣言」が発令されています。期間は31日までです。
緊急事態宣言に伴い北海道は、北海道全域へ「外出自粛」や札幌近郊と旭川市など10市町村で酒類やカラオケを提供する店の「休業要請」、1000平方メートルを超える集客施設の「週末の休業要請」などの対策を決め、協力を呼びかけています。
北海道内の感染者は、計33242人となりました。