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用語集

頭金制度

頭金制度は、契約時にまとまった資金を活用して、保険金額の一部に対応する保険料を一時払いする制度(契約時に保険金額の一部を一時払で購入する制度)をいう。
頭金制度を活用すると、以後の保険料負担を軽減することができる。

一時払い

一時払いは、全保険期間の保険料を初回支払時に一括で支払うことをいう。
保険料総額は、1回で支払ってしまうことから割引率は最も高く、保険料は最も安くなる。

逸失利益

逸失利益は、主に損害保険(自動車保険など)で使われる言葉で、交通事故などで死亡または後遺障害を負った場合に「生存していれば将来得られる可能性のある収入額」または「後遺障害により将来発生する可能性のある収入減の額」のことをいう。
逸失利益の算出には、労働能力喪失率、ライプニッツ係数などが使われており、損害額算出項目の1つとして使用されている。

一般勘定

一般勘定は、保険会社が契約者から預かった保険料の運用を行う勘定の分類の一つで、個人保険や企業年金資産などの一般の保険料を合同して一つの勘定で運用するものをいう。
本勘定は、予め定められた予定利率が保証され、運用リスクは保険会社の方が負い、運用実績にかかわらず一定の給付が契約者に保証されるタイプの保険商品(死亡保険、養老保険、医療保険、定額年金保険等)の資産を運用管理する際に活用される。また、運用の結果次第では配当がある。

異動

異動は、損害保険などで保険契約締結後、危険の状態が変わった場合などに、保険契約者等の請求に基づき契約内容または条件などを変更することをいう。

受取人

受取人は、保険事故が発生した際に、保険契約に基づき保険金や給付金などを受け取る権利を有する人のことをいう。

延長保険

延長保険は、生命保険の用語で、保険料の払込みを中止して、その時点の解約返戻金を元に、これまでの保険金額を変えずに「死亡保障のみの定期保険」に変更することをいう。
延長保険では、付加している各種特約は消滅する。また、解約返戻金が少ない場合や保険の種類によっては利用できない場合がある。

解除

解除は、広義の意味では、保険契約者または保険会社の意思により、契約の効力を将来に向かって失わせることをいう。ただ、一般的には、保険契約者または被保険者に告知義務違反や通知義務違反などがあった場合に、保険会社による「解除」を指すことが多い。これに対して、保険契約者からの申し出による解除は、通常は「解約」と呼ぶことが多い。

解約

解約は、保険契約者が保険会社に申し出て保険契約を終わらせる(解消する)ことをいう。解約の際には、書類提出の手続きが必要となる。なお、解約すると解約返戻金が受け取れるが、その金額は保険種類・保険期間・契約時年齢・経過年数などによって異なり、通常は払い込んだ保険料総額より少なくなる。

解約返戻金

解約返戻金は、保険を解約したときに払い戻されるお金のことをいう。すなわち、保険契約者が払い込んだ保険料の一部が戻ることを意味する。なお、解約返戻金の額は、保険の種類・保険期間・経過年数などによって変わってくる。

カウント事故

カウント事故は、自動車保険において、等級据え置き事故やノーカウント事故以外で保険金を請求した事故のことをいう。なお、カウント事故では、翌年のノンフリート等級が事故1件につき3等級下がる。

確定年金

確定年金は、個人年金保険において、被保険者の生死に関係なく、契約時にあらかじめ定めた一定期間、年金が受け取れるものをいう。なお、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合は、残りの期間に対応する年金または一時金が支払われることになる。

過失相殺

過失相殺は、損害賠償額を算出する際に、被害者にも過失があれば、その過失部分を加害者の負担すべき損害賠償額から差し引くことをいう。

過失割合

過失割合は、主に自動車保険で使われる用語で、「責任割合」とも呼ばれ、自動車同士の衝突など相手がある事故の場合における「本人の責任割合」をいう。過失割合は、道路交通法や運転慣行、また過去の判例(事例)などを元に算出される。当事者間での損害の公平な分担をはかるため、損害額から責任割合相当分を差し引いて賠償することになる。

型式別料率クラス制度

型式別料率クラス制度は、自動車保険で使われる用語で、自動車の型式毎の損害率(保険成績)の格差を、担保種目毎(対人賠償、対物賠償、搭乗者・人身傷害、車両)に保険料に反映するための制度をいう。被保険自動車の用途・車種については、自家用普通乗用車と自家用小型乗用車に適用し、料率クラスは担保種目毎に1~9に区分し、数字が大きくなるほど保険料は高くなる。なお、毎年、型式毎に集計した保険成績に基づき、現在適用されている型式毎の料率クラスが適正であるかどうかの見直しを行っている。

休業損害

休業損害は、主に損害保険(自動車保険など)で使われる言葉で、交通事故などの被害者がケガの治療をするために、仕事を休み、収入が減少したことによる金銭的な損害をいう。例えば、自動車保険の対人賠償保険では、収入の減少を証明する書類を被害者に提出してもらい、休業損害を支払う。また、人身傷害補償保険では、傷害を被られた被保険者に対して休業損害を支払う。

給付金

給付金は、被保険者が入院や手術などをしたときに、保険会社から支払われるお金のことをいう。給付金には、保険契約によって様々なものがある。

クーリング・オフ制度

クーリング・オフ制度は、保険においては、保険契約の取り消し請求権(予め定められた期間内において契約が撤回できる権利)のことをいう。一般に、クーリング・オフに関する書面を受け取った日または申込日のいずれか遅い日を含めて8日以内であれば、申込みを撤回することができ、保険料は返金される。

契約者貸付

契約者貸付は、貯蓄性のある保険契約(終身保険、養老保険、損保の積立保険・・・)において、その時点の解約返戻金を担保に、契約者が保険会社から資金の貸し付けを受けられることをいう。貸付金には所定の利息(複利)がつき、また借りた資金はいつでも返済(全額または一部)できる。

契約転換制度

契約転換制度は、現在の保険契約の積立部分や積立配当金を「転換価格(下取り)」として新しい保険契約の一部にあてる制度をいう(元の契約は消滅)。契約転換制度は、同じ保険会社でなければ利用できず、また転換制度の利用時の年齢や保険料率により保険料が計算される。なお、告知または診査は、その際に再度必要となる。

契約日

契約日は、保険契約が成立する日をいう。通常は責任開始日を契約日とするが、保険料の払込方法によっては異なる場合もある。また、契約日は、保険期間の起算日や年齢計算の基準日にもなる。

後遺障害

後遺障害は、交通事故などで負傷した結果、その後の生活に大きな影響を及ぼすような障害のことをいう。具体的には、身体の一部を失った、身体に重大な機能障害を永久に残した、あるいは負傷に対する治療効果が期待できなくなり、その症状が固定したような場合をいう。障害の等級は1級から14級までに細分され、逸失利益の算定の際などは、この等級によって計算される。1級~3級は労働能力喪失率100%で、以下漸減して14 級では5%となっている。

告知義務

告知義務は、保険の申込み時に、保険契約者が保険契約の条件を設定するために、重要な事実(健康状態、病歴、仕事、事故歴・・・)を保険会社に申し出る義務のことをいう。告知義務に違反した場合、保険契約が無効となったり、解除されたりすることがある。

ご契約のしおり

ご契約のしおりは、保険約款の中で、特に重要な項目などを抜き出し分かりやすく解説したものをいう(約款中の重要事項や商品内容の説明解説)。保険約款は、法律用語が使われており、一般の文章より難しいため、ご契約のしおりを事前にしっかりと確認することが大切である。

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