“芸能プロデューサー”と偽り犯行 逮捕され移送の途中に泣く...

国内

18日朝、警察署から肩を震わせ、出てきた男。
27歳の会社員・清成啓貴容疑者。

車の中の様子を撮影したカメラには、両目から流れる2本の涙の痕がはっきりと映っている。

事件は、2021年2月に起きた。

被害に遭った女性は、インターネット上の投稿に目が留まった。

清成容疑者「音楽活動にやる気がある人を募集します」

自らを芸能プロデューサーと偽る清成容疑者は、女性と連絡を取り合うように。

そして女性にデビューをちらつかせ、こう迫った。

清成容疑者「デビューしたいなら、枕営業しないといけない。プロデューサーの俺に接待すれば、仕事をあげる」

その後、女性を都内のホテルに連れ込み、犯行に及んだとみられている。

調べに対し、容疑を否認している清成容疑者。

しかし逮捕は、これが初めてではなかった。

実は2020年、芸能プロデューサーを装うという同じ手口で、アイドル志望の少女にわいせつな行為をした疑いで逮捕されていた。

再び逮捕された清成容疑者が流した涙。
理由はわかっていない。

警視庁は、清成容疑者の携帯電話から、ほかの複数の女性との間で、同じようなメッセージのやり取りが見つかっていることから、余罪を調べている。