ホームニュース ワクチン2回接種の医療スタッフ感染 専門家は「2回接種しても15パーセントの人は感染」【長崎県】

ワクチン2回接種の医療スタッフ感染 専門家は「2回接種しても15パーセントの人は感染」【長崎県】

2021年05月19日 12:55

佐世保市で、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した医療スタッフが感染したことについて、ワクチンの専門家は「想定内」との見解を示しています。

長崎大学大学院 森内 浩幸 教授(日本ワクチン学会 理事) 「普通、感染しても症状がなかったら気付かれないと思うんですけれど、医療従事者は定期的に色々な検査を受けたりしますので、そこで感染していることが判明したんだろうと思います」

佐世保市総合医療センターは、週に1回行っているPCR検査で、17日、医療スタッフ2人の陽性が判明したと発表しました。

2人はワクチンの先行接種の対象で、3月下旬までに1回目を、4月中旬までに2回目の接種を受けていました。

長崎大学大学院 森内 浩幸 教授(日本ワクチン学会 理事) 「今、医療従事者に使っているファイザーのワクチンは、非常に有効性の高いワクチンですけれども、発病を防ぐ効果が95パーセント。2回のワクチンをきっちり接種しておけば、感染そのものを防ぐ効果も85パーセントぐらいあると言われていて、非常に高い有効率だと言えると思います。ただし、100パーセントではありません」

日本ワクチン学会の理事も務める森内 教授は「2回接種しても15パーセントの人は感染する」として、冷静に受け止めてほしいと話しています。

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