無許可マッサージ店にいた警察の国安法担当トップ、違法行為なし 内部調査
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【5月19日 AFP】香港警察は18日、売春が行われている疑いで捜索を受けた無許可マッサージ店に居たところを見つかった警察幹部は、内部調査の結果、何の違法行為もしていなかったことが分かったと発表した。
国家安全維持法(国安法)違反事件を捜査する「国家安全処」のトップ、蔡展鵬(フレデリック・チョイ、Frederic Choi)氏(51)は3月下旬、香港の警察本部近くにある無許可マッサージ店を警察が捜索した際、店内に居るところを発見された。
警察は18日、蔡氏が違法行為や不道徳な行為をしていたという疑いは晴れたと明らかにした。
組織犯罪・三合会調査課(Organised Crime and Triad Bureau)のライアン・ウォン(Ryan Wong)課長は報道陣に対し、「無許可のマッサージ店を訪れたこと自体は、香港の法律に違反しない」と語った。
このスキャンダルは先週、香港のメディアにリークされ、現地で大きく報道されている。蔡氏が率いる部署は昨年、中国政府が香港の民主化運動を抑えるために施行した国安法に基づく捜査を行うために創設された精鋭部隊だが、今回の一件で評判を落とした。
香港では英植民地時代にさかのぼる法律により、個人が行う売春は合法とされている。だが、風俗店の経営や売春婦のあっせんには10年以下の禁錮刑が科される。
一方、現行の法律は、集団で商売をすることで安全を確保しようとするセックスワーカーを罰することで、セックスワーカーの大半を占めている女性たちに、より危険な個人での売春を強いているとの批判もある。
実態としては、マッサージ店のようにひそかに性的サービスを提供する店が街中にあふれている。(c)AFP