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沙都子はどのように解剖され、人体実験を受けたのか

沙都子が生体解剖された世界はあるのか 2」の続きで、番外編です。
ここでは沙都子が実際に解剖されてしまう世界が少なくとも一度はあったと仮定し、その世界で沙都子がどのように生体解剖をされ、人体実験を受けたのかについて考えてみることにします。
しかしほとんど妄想なので、あくまで興味のある人が想像を広げるタネとして読んでください。
残酷なのが苦手な人も回避推奨です。

※以下ネタバレ考察(グロシーン含)


北条沙都子の生体解剖はいったいどのようにして行われたのでしょうか?
前例を踏まえると、解剖されながら数ヶ月という長期に渡って延命され、残酷な実験が成されます。
ただ、入江の想像や梨花のセリフを考えると、全身麻酔で意識は落とされるようです。
鷹野の作る解剖計画にどの程度具体的な内容が記されているのかはわかりませんが、入江も計画書にはチェックを入れているのでそんなに酷いことにはならないでしょう。

……しかし、前例ではこんなやりとりがあったりします。

「それまでに数日の猶予があると思います。そこで、麻酔を解いていくつかの反応実験をしてみたいのですが。」
「……危険ではありませんか? たとえ拘束を解かなくても、何が起こるかわかりませんよ?」
「ようやく手に入った活きのいい検体なんですもの。ただ脳を覗くだけじゃ勿体無いですわ。くすくすくすくす…。」

後にはこんなことも。

(鷹野が梨花母に対して)
ただ殺すなんて勿体無い。
鬼隠しにして、あのヒステリックな女を生きたまま、たっぷりと解剖して楽しんでやる…。

今回の検体である沙都子はまだ錯乱状態には至っていません。
鷹野にとってはいろんな実験を試す素晴らしいコンディションと言えるのではないでしょうか?
ここで一度、鷹野の気持ちになってどのように解剖するか考えてみることにします。


まず、沙都子がどのような疑心暗鬼に囚われているのかを知るため、彼女に対して両親についていろいろ聞くでしょう。他にもいろいろと質問攻めにするはずです。
また、その際に精神的にストレスを与えるようなことを言って心理状態がどう変化するか、病状が悪化するかも調べるかもしれません。
その後、まだ沙都子が錯乱していなければ局部麻酔で意識のあるまま頭蓋を開いて解剖するでしょう。
そして脳に電極を指したり試薬を入れたり、脳の一部を採取して寄生中の活動を電気的・化学的に観測することができると思います。
解剖しながら、様々な精神的ストレスや薬物、場合によっては肉体的な苦痛も与えて寄生虫の反応を見るのも研究にとって有益かもしれません。
それに加えて、各種薬物の身体への投与実験も考えられます。
これには治療薬の元となるような薬物から生物兵器に応用されるような毒物まで様々なものが含まれると予想されます。
この場合はスパゲティ症候群と言われるように、栄養剤の点滴やカテーテル、モニタリングの電極に加えて薬剤投与のチューブなどがたくさん沙都子の体にぶすぶすと突き刺さっていることでしょう。
薬剤を投与されて時には興奮や痙攣を起こし、時には苦しみうめいたりするかもしれません。
このように沙都子の精神と肉体は薬物や実験器具で蹂躙されます。
症状が進み、ストレスが重なるうちに錯乱して暴れ出した沙都子はその後全身麻酔をかけられ、人工呼吸装置を含む各種生命維持装置からの数々のチューブに繋がれて延命されながら解剖や実験が続けられでしょう。
まあともかく数ヶ月にわたってじっくりと解剖と実験が成された後、死体は強引な手法で隠蔽されることになります。


このように、鷹野視点に立つといろいろ黒い想像がわき出てきますね。
あとは、入江がどの程度まで鷹野の暴走を防ぐかということでしょうか。
さすがに意識のある状態で頭蓋を開くことは、いくら鷹野に流されやすい入江でも断固阻止するような気はします。
でも実際のところどうだったか……それは全くわからないですね。


ところで最近知ったのですが、ガンガンJOKERで連載中の 「ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編」 第10話 で沙都子の解剖のイメージシーンが出ていました。(6月14日現在、単行本では未発売)
漫画は原作からの改変もあるのであくまで参考にしかできませんが、その画像は結構ショッキングなものでした。
higurashi_matsuri_10_14.jpghigurashi_matsuri_10_16.jpg

これは一応入江の想像シーンですが、漫画版ではこういう解剖と人体実験をされるという設定だと解釈して問題ないでしょう。
また、この漫画版では沙都子の解剖を躊躇する入江に対して「ためらっているなら解剖は自分たちでやる」と鷹野が言っているので、鷹野主導で解剖や人体実験が行われる可能性が極めて高いということになります。

左の画像では覚醒状態のまま(おそらく局部麻酔を施した状態で)額にメスを入れています。
右の画像では、全身麻酔をかけることなくおそらく意識のある状態で人体実験を行っています。(全身麻酔をする場合は人工呼吸が必要なので口や喉に管が通されている必要があります。)

体に無数に刺されているチューブは、ICU(集中治療室)で治療を受ける管だらけの患者(スパゲティ症候群と言われる)と同じように、各種栄養剤や鎮痛剤を注入するための点滴、モニタリング用のセンサー、排泄用のカテーテル、そしてそれに加えて人体実験のために使用される各種薬剤を注入するための多数のチューブだと判断して良いでしょう。(絵では全部同じ管に見えてしかも乱雑に体のあちこちに突き刺さってますが、これはまあ漫画なので、ということでしょう。)
ちなみに血管に繋がっている管は1週間程度を目安に場所を変えないといけないので、多数の抜き跡が長期にわたって実験が行われていることを物語っています。
(抜き跡が結構グロテスクなのはショッキングにするための演出だと思います。しかし点滴をたくさんつけると腕全体が腫れたり刺された部分が水ぶくれになることはしばしばあるようです。)

頭と顔面に包帯が巻かれているのは脳を露出した部分以外を覆うためと、目隠しをするためだと思います。
目隠しをするのは何をしているかを沙都子に見られないためでしょうか?
もしかしたら沙都子には治療だと騙していろんな実験を行っているのかもしれません。
拘束具が見あたらないのもそのためかも。(沙都子に実験の苦痛を治療だからと我慢してもらっている状況。)

しかし顔面と頭に無数に刺されている針はいったい……?
これはもしかして針麻酔というやつでしょうか。
針麻酔、鍼灸は中国を中心に発展したもので、Googleの画像検索で「Acupuncture」と検索すると、この画像のように顔から頭まで細い針をたくさん刺している画像が見つかります。(痛くはないらしいです。)
患者に負担をかけることなく覚醒状態で麻酔をかけられるのが利点らしいです。(筋肉は動かせるので厳密に言うと麻酔とは言えませんが、痛みを抑えるという意味で。)
しかしいくら昭和50年代と言っても針麻酔はとてもマイナーな麻酔法だと思います。
まあ顔面に包帯巻かれて針まで刺されていたらショッキングなので、それを狙ったものなのかな。

(09/06/20追加)
ちなみに前回の生体解剖はこのような感じです。
seitaikaibou01.jpg
拘束具も全身麻酔に伴う人工呼吸装置も取り付けられているので、沙都子にそれらが無いのは意図的な表現とだ言え、上記の推測を裏付けます。
(追加分終わり)

それにしても、沙都子の場合あれだけチューブをぶすぶす刺されたり、刺し直したりされたらとてつもなく苦痛を感じるでしょうね。
注入される実験薬剤もいろんな副作用があったり、そもそも生物兵器への転用を意図した薬剤であれば悪意を持って苦痛を与えるものもあるでしょう。
沙都子は拷問と言えるような解剖と人体実験を受け、研究のためにまだ幼い身体と心がぼろぼろになるまで虐め尽されて死んでしまう……
そんな世界があったのかもしれません。

| 沙都子考察 | 16:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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