梶原ピアノ教室では、幼児から小学生の間、毎月、個人レッスン3回とグループレッスン1回でレッスンが組まれています。
多くの教室が個人レッスンのみの中、これは梶原ピアノ教室が出来て以来25年間変わらない教室の要です。

グループレッスンが、どれだけ子どもにとって大切なレッスンなのか。
子どもは、子ども同士で成長していく大きな力を持っています。もちろん、ピアノの技術や、いわゆるノウハウ、表現など、専門家から学ぶことは大きいし大切なことですが子どもたちは、お互いに学びあい、高め合うことで大人から学ぶ以上のものを、自分の力で見つけ出す力を持っています。

そんな様を、今まで25年見続けてきた私にとって、特に、幼児から小学校低学年の時期グループレッスンの役割は、とても大きいと思っています。

個人レッスンは、先生と1対1。一人一人をよく見て、その個性や進度に合わせたレッスンが出来る一方でグループレッスンは同じ年齢やレベルの子どもたちが、それぞれ、子どもたちのチカラで共に伸びようとするレッスンです。
時間がかかったり、思い通りにならなかったりもするのですが、だからこそのコミュニケーション能力も含めお互いに学びあい、大切な仲間として成長していきます。そんな仲間は、中学、高校になってもとても仲が良くて見ていてもこちらが羨ましく感じるほど。

今の子どもたちは忙しいし、なかなか、個人レッスンに加え、グループレッスンのための別の日を押さえるのが難しい。けれど、それでも調整をしてレッスンに来てくださる皆さんに感謝ですが指導する側も、その想いを絶やすことなく、梶原ピアノ教室の基本方針の要として続けていきたいと思っています。