▼行間 ▼メニューバー
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
どうしても破滅したくない悪役令嬢が現代兵器を手にした結果がこれです 作者:第616特別情報大隊

本編

142/181

悪役令嬢と文化祭?

…………………


 ──悪役令嬢と文化祭?



 今年も文化祭がやってきたー!


 我が部の展示ブースは……。


「おおっ! 真ん中の目立つ場所だー!」


「今年はくじ引きに勝ったぞ」


 ナイスです、ベルンハルト先生!


 というわけで、我々は高等部最後の文化祭でもっとも立地条件のいい展示ブースを手に入れたのであった! やったね!


「早速準備に取り掛かろう! 展示ブースの設置だ! ミーネたちは看板! 私とベスは小部屋の設置!」


「はい!」


 今年の目玉である惚れ薬魔術のための展示ブースを私たちはせっせと設置する。ミーネ君たちが目立つように看板を作り、私とベスはお客さんがふたりきりになれる部屋の設置に励む。せっせ、せっせ。


「アストリッド様! 看板はできましたわ!」


「こっちも丁度小部屋の設営が終わったところだよ!」


 ミーネ君たちが看板を設置し、私たちが小部屋を設置した。これで我が真・魔術研究部の展示ブースは完成だっ!


 後は文化祭開始の爆竹を待つのみ。


 おっ? 爆竹が響いたぞ。


「よし。やるよ、ベス!」


「はいはい」


 私はいまいちやる気のないベスを引っ張って、小部屋の裏側に回る。最初はベスと私がお客さんの相手をするのだ。そして、ある程度経ったら、ベスと一緒にイリスの演劇を見に行くのである。


 さてさて、お客さんは何人来てくれるかな?


 外ががやがやと騒がしくなり始め、私はワクワクしながらお客さんを待つ。


 ……様子がおかしい。外で悲鳴のような声が聞こえた気がする。


 まあ、文化祭って混むから悲鳴のひとつやふたつは上がるだろう。足を踏んずけられたとかそういうのに違いない。だって、今日はみんなが待ちに待った文化祭の日なのだからねっ!


 という気持ちで私は小部屋でお客さんを待っていたのだが、なかなか人が来る気配がない。今日は外でゲリラ的な展示をやっている部活でもあるのだろうか。外から悲鳴が続けて聞こえてくる。


 ……いや、現実を見よう、アストリッド。この文化祭は何かおかしいぞ。さっきから何度も悲鳴が聞こえるし、怒号も響いている。これはもしかして、暴動か何か起きているのではないだろうか。


 しかし、この学園で暴動が起きるとは考えにくいのだが。だって、生徒は品行方正な貴族の子息子女がほとんどだし、招待客もその父兄たちだ。それがなんだって暴動を起こすって言うんだ?


「アストリッドさん。何かよくないことが起きているようですね」


「みたいだね。様子、見てこようか?」


「やめた方がよろしいかと。ここは教職員と学校関係者が事態を鎮静化するのを待ちましょう。下手に動くとあなたの特殊性がばれてしまいますよ」


 まーそーなんだよねー。生徒が出しゃばるより学校側が対応するのが余計な混乱を生まない正しい方法というものだ。それに私の魔術ってちょっと特殊だしな。


「全員動くなっ!」


 私とベスがそんなことを話していたとき、この第2体育館に男の声が響き渡った。


 隙間から見る限り声を上げている男はひとりだが、複数の男たちが第2体育館に乱入してきている。クロスボウと短剣で武装した集団だ。それが学園の女生徒を盾に、武器を周囲に向けている。


「我々はオストライヒ解放戦線だ! 貴様らプルーセン帝国に蹂躙されたオストライヒ帝国を奪還するために集った勇士たちである!」


 勇士なら人質取るとか卑怯臭い真似やめろよな。


「ベス。面倒くさいことになったね。どうも学園側じゃ対応できないみたいだよ」


「そのようですね。仕方ありません。我々で鎮圧を図りましょう」


 私が小部屋に隠れて告げるのに、ベスが小さく頷いた。


「よし来た。このようなことが起きることを想定して、準備しておいたものがあるんだ。ベスは目を瞑って、耳を塞いで、口を開けておいて。まずは人質を解放することから始めるから」


「なんだかうきうきしているように見えますが」


「気のせい、気のせい」


 学校がテロリストに襲われたらって誰もが考えるシチュエーションだけど、まさか本当に起きるとは思わなかった。だが、私とて連中が名乗るオストライヒ帝国を攻め滅ぼした人間弾薬庫だ。そう簡単にやられはしまいよ。


「では、ショータイムと行こうか」


 私は第3種戦闘最適化措置をホットにして、攻撃に備える。


「全員、その場から動くな! 我々は──」


 今だ。


 私はこういう時のために用意しておいたとっておきのものを空間の隙間から取り出すと、いい気になって私たちの文化祭をぶち壊してくれたテロリストたちに向けて思いっ切り投擲する。


「な、なん──」


 テロリストが困惑の声を上げるのを遮って鼓膜を劈くような轟音が響き、続いて強烈な光が周囲にいた人々とテロリストの視野を奪った。


 これぞアストリッド特製スタングレネードである。ジャバウォックからこの手の攻撃を受けてから自分でも使えないかと研究しておいたのだ。強烈な音と光を前にテロリストたちはノックダウンである。


「行くよ、ベス!」


「ええ。やりましょう」


 テロリストから人質を一時的に解放した私は自動小銃を手に、小部屋から外に躍り出る。ベスは私のバックアップが最適だと判断して私の後ろから続いて出る。


「くたばれ、テロリスト!」


 私は自動小銃の照準を的確にテロリストの頭に向け、ヘッドショットを叩き込む。さっきのスタングレネードで混乱しているテロリストたちはいい的である。私は人質を盾にしていたテロリストから優先して叩き、人質の解放に努める。


 私とベスはそのままテロリストに向けて突っ込む。


「呪いを」


 ベスは手の平をナイフで裂き、滴る血液をテロリストに向けて浴びせかけた。


「ぎゃああっ!」


 ベスの血を浴びたテロリストは大きく膨れ上がり、そのまま破裂して周囲に肉片をまき散らした。相変わらずベスのブラッドマジックはえぐいな……。


 私の方は軽快にテロリストたちにヘッドショットを決めていき、人質を奪還するために突撃を続ける。


「うおおっ! オストライヒのために!」


 テロリストのひとりが短剣を振り回してくるが、そんなものが当たるはずがない。私はその失礼な輩を鉛玉でしつけてやった。


「よし、クリア!」


 私はこの第2体育館に乱入してきたテロリストが全滅したことを確認。


「ひとまずは片付いたようですが、これで終わりということはないでしょう」


「だね。まだ外で悲鳴が聞こえる」


 私たちが片付けたのは第2体育館に乱入してきたテロリストたちだけだ。まだまだ外や別の場所にテロリストが潜んでいる可能性はある。というか、潜むというより暴れているんじゃなかろうか。


「残りも行っちゃう?」


「国が軍を派遣してくるのを待ってもいいですが、それですと犠牲者が出そうですね」


 私としては文化祭を台無しにしてくれたテロリストに怒っているので、連中にはそれなり以上に痛い目に遭って貰いたいところである。死ぬがいいである。


「なら、私とベスでばっちり解決しちゃおうよ。勲章物の活躍だぜ!」


「はあ。なら、行きましょうか」


 というわけで、私はいまいちやる気のないベスと一緒に第2体育館から警戒しながら外に出る。外は混乱した人々で溢れかえっていた。皆が四方八方に逃げ回り、テロリストらしき連中が動くなと叫んでいるようだ。


「人質の解放を最優先、と」


 私はスタングレネードを投擲すると、先ほどのように目と耳をやられたテロリストに銃撃を加えていく。ヘッドショット、ヘッドショット、ヘッドショット!


「人質を解放する分にはアストリッドさんの方が誤射の恐れがなくていいですね」


「でしょー。我ながら特殊作戦部隊に入れるレベルだと思うよ!」


 特殊作戦部隊はもっときついらしいけどね。


「さてさて、学園最後の文化祭をぶち壊したんだ。それなりの報いは受けて貰おうか」


 私はマガジンを交換しながら、素早く狙いをテロリストに向ける。テロリストたちはスタングレネードの衝撃から立ち直っておらず、次々に射殺されていく。卑怯なテロリストに人権なし。世界の常識です。


「アストリッドさん。1名、生きたまま確保できませんか。どれくらいの数で押し入ったのか聞き出したいと思いますので」


「りょーかい!」


 私はベスの指示通りに1名は膝頭を撃ち抜き、その場で転倒させた。ざまあ。


「さて、これで外の敵は──」


「アストリッドさん。上です」


 片付いたと思ったら、校舎の3階からクロスボウを持った男たちがこちらを狙ってきていた。全く、次から次に湧いてくるものだね!


 男たちはクロスボウから矢を放ち、私とベスはそれを回避する。


 回避したと思ったら思わぬ衝撃と熱風が私たちを襲う。爆発だ。


「魔術札付きのクロスボウのようですね。早めに片付けた方がよさそうです」


 ベスはそう告げるとまた手の平から血を滴らせ、風のエレメンタルマジックに乗せて3階のテロリストに向けて叩き込んだ。


 テロリストは悲鳴を上げる暇もなかった。全身の細胞が溶け出したかのようにテロリストはドロドロになり、そのドロドロになった仲間の体液を浴びたテロリストも溶けていく。本当にベスはえげつないな……。


 私の方も校舎のテロリストに向けて発砲し、脳天をぶち抜いてやった。ざまあ。


「これでここら辺の敵はクリアだ。さて、尋問しよっか?」


「尋問は任せておいてください」


 私が膝頭を撃ち抜かれて倒れているテロリストを見るのに、ベスが静かにテロリストに向けて歩み寄っていった。


「さて、あなた方について質問がいくつかあります」


「くたばれ、プルーセン帝国の犬め」


 ベスが尋ねるのに、テロリストがそう吐き捨てた。


「ふむ。仕方ありませんね。素直に喋っていただけないのでしたら、こちらにも考えがありますよ」


 ベスはそう告げて、手の平の血を男の胸に滴らせた。


「ああっ! ああっ! 何をしやがった!」


「致死性のブラッドマジックです。術者が解除しない限り、体の末端から腐敗していき、最後には死に至ります。その過程で激痛を伴いますが、まあ信念あるテロリストであるあなたなら耐えられるのでは?」


 え、えげつねー。ベスだけは絶対に敵に回しちゃダメだな。


「では、質問をしてもよろしいですね?」


「わ、分かった。取引に応じる」


 テロリストもテロリストで軟すぎるな……。


「では、質問です。仲間の数は?」


「30名だ。それで全員だ」


 えーっと私たちが第2体育館で9名殺して、この外と校舎で10名殺してるから残りはこいつを含めて11名か。


「目的は?」


「プルーセン帝国がオストライヒ帝国から奪った領土の返還だ。シレジア地方を含めて全てをオストライヒ帝国に返還して貰うために決起した」


 戦争に負けたのにせこいなー。大人しく負けを認めなよ。


「魔術師は何名いますか?」


「6名だ。さっきの戦闘で4名死んだ」


 魔術師は残り2名、と。


「残りのテロリストたちは?」


「第1体育館に向かった」


 第1体育館!? 演劇部のいる場所じゃないか!


「分かりました。ご苦労様です。では」


「ま、待ってくれ! 呪いを解く約束だろう!?」


 既にテロリストの手の先端は紫色に腐敗しつつある。


「ああ。そうでした。これをどうぞ」


 ベスはそう告げて、テロリストの胸に血を滴らせる。


「があっ! げえ……」


「安楽死用のブラッドマジックです。誰も解呪するとは約束していませんよ」


 テロリストが息絶えるのにベスが冷たく言い放った。


「ベスってばえげつなーい」


「生かしておいても問題になるだけですから」


 私よりベスの方が災厄っぽくない? 気のせい?


「それより残り10名のテロリストを見つけて排除しなければなりません。恐らくテロリストたちは外での騒ぎにまだ気づいていません。奇襲して一気に片を付けましょう」


「あいあい。第1体育館だよね」


 イリスは大丈夫かな……。


「何を片付けるって?」


 私たちがそんな話をしていたとき、声がかけられた。


「ベルンハルト先生! 今は危ないですよ!」


「危ないと分かっているのに出歩いているお前たちは何なんだ」


 やってきたのはベルンハルト先生だ。


「第1体育館は占拠されているぞ。人質も取っているし、魔術師もいる。そこに突っ込むとは言わないだろうな?」


「でも、先にやらないとやられますよ?」


 軍隊が到着するのを待っている場合ではないのだ。テロリストが人質を処刑しだしたら被害が拡大してしまう。ただでさえ、文化祭が中止に追い込まれるという大打撃を被っているというのに!


「お前たちだけでやるなと言っているんだ。俺も参加する」


「え? 先生が?」


「そうだ。俺が囮になる。テロリストの気を俺が引いている間に片付けろ。連中に魔術を使う暇を与えずに始末するんだぞ」


 おお。先生が囮になるのか……。それはそれで怖いな……。


「それでいいかと。具体的な作戦は?」


「俺が正面入り口から入る。お前たちは裏口に回って、体育倉庫から奇襲しろ。第1体育館の裏口のカギはこれだ」


 ベルンハルト先生はそう告げて、ベスにカギを投げた。


「いいか。俺が騒ぎを起こすからすぐに分かるはずだ。それを合図に突入しろ。テロリストは最後に見たときには演台の上に上がっていた。いい的になるはずだ。では、いい狩りをな、アストリッド嬢」


「了解!」


 ベルンハルト先生が告げるのに私が頷いて見せる。


「だが、無茶はするな。無理だと思ったらすぐに撤退しろ。人質に被害が出そうな場合でも、お前たち自身が危険に晒されそうになった場合にでもだ。分かってるな?」


「私の心配をしてくれるとは意外ですね、ベルンハルト」


 ベルンハルト先生が念を押すのに、ベスが冗談めかしてそう告げた。


「お前も今は俺の生徒だからな。さあ、やるぞ」


「おー!」


 ということで、私たちのテロリスト制圧作戦が開始された。


 果たしてうまくいくだろうか。


…………………


…………………


 私、ベス、ベルンハルト先生による第1体育館奪還作戦が開始された。


 私とベスは第1体育館裏に回り込んでいき、裏口のカギを静かに開ける。


「ブラウ、ロート、ゲルプ。偵察!」


「了解です!」


 私は偵察のために妖精たちを放つ。


 ブラウたちは秘かにふよふよと浮いていき、第1体育館の倉庫から第1体育館の様子を窺う。いましたテロリスト。数は10名。うち2名は魔術師なのか、腰に魔術札を下げて、クロスボウを手にしている。


 そして、なんとイリスが人質に取られている!


 イリスは首に短剣を突き付けられて、恐怖に震えている。


 テロリストー! 許さんぞ! 骨も残らんぐらいにミンチにしてやる!


「アストリッドさん、落ち着いてください」


「落ち着いていられないよ! イリスが人質に取られているんだよ!」


「だからこそ、落ち着いてください」


 そうだよ。落ち着かなきゃ。落ち着かないとイリスを助けられないよ。


「はあ。落ち着いた。ベルンハルト先生の合図を待とう」


「ええ。合図を待ちましょう」


 ベルンハルト先生。合図を頼む!


「おい! お前たち! 女子供を人質にして恥はないのか!」


 おっ! ベルンハルト先生が始めたぞ! 表から堂々と乗り込んできている!


「なんだと! 貴様らプルーセン帝国のヴィーン攻撃では何万人もの民間人が犠牲になったのだぞ! 卑怯なのは貴様らプルーセン帝国のものたちだ!」


「先にシレジアに仕掛けてきたのはお前の国だろう」


 テロリストはベルンハルト先生の挑発に怒り心頭だ。


「帝国軍の鎮圧部隊がもう来ているぞ。お前たちも大人しく投降しなければ、死ぬより酷い目に遭うぞ。貴族の子息子女を殺したとなればなおさらのことな。だから、そろそろ投降した方がいいぞ」


「な、何をふざけたことを! 我々は確かな信念を持って決起したのだ! 何も恐れることはない!」


 よし。そろそろ出番だ。やるぞ。


「ベス。行くよ」


「はい、アストリッドさん」


 これからやることは重要だ。イリスの命がかかってる。


「では、まずはスタングレネード投下だな」


 私たちは体育倉庫を守っていた敵をナイフで始末すると、体育倉庫から足音を消音して舞台に向けて上がる。舞台ではイリスを人質に取っているテロリストとベルンハルト先生の言葉に怒り心頭のテロリストたちがいる。


「スタングレネード投下!」


 私はテロリストたちめがけてスタングレネードを投げつけた。


「ぐああっ!」


「なんだこれは!」


 スタングレネードの直撃を受けたテロリストたちは身動きが取れなくなった。


「ベス!」


「はい」


 私は自動小銃を手に、ベスと共に舞台に駆け登る。


「くたばれ、テロリスト! 敗戦国は負けを認めろ!」


 私は自動小銃でテロリストの頭をヘッドショットしていきながら、一気にイリスを押さえているテロリストに向けて跳躍する。


「イリス! 助けに来たよ!」


「お姉様!」


 イリスもスタングレネードの効果で混乱しているが私であることは認識してくれた。


「残りの敵も片付けないとね!」


 私はテロリストに向けてヘッドショットをお見舞いしていく。既に4名のテロリストを射殺した。残りは6名!


「このっ! おのれ! オストライヒ帝国万歳!」


 テロリストの魔術師らしき男がそう叫ぶと、大爆発が起きた。


「障壁!」


 私は障壁でイリスと自分の身を守る。障壁は魔術師の自爆攻撃にも耐えてくれた。


「どうやら片付いたようですね」


 ベスは平然と、爆発に巻き込まれて消し炭になったテロリストたちを眺める。


「うん。敵は自滅した。いいことだ」


 敵はイリス以外に人質を取らないという謎の行動もしていたし、テロリスト以外が全員生還したのは奇跡と言っていいだろう。


「お姉様。ありがとうございました。凄く怖かったですから……」


「もう大丈夫だよ。もう悪い奴はいないからね」


 その後、遅れて帝国軍がやってきたが特にすることはなかった。周辺を包囲して、逃げたテロリストがいないか探していたが、完全な空振りに終わったそうだ。


 それにしてもベルンハルト先生、格好良かったな。自ら一番危険な囮役を買って出てくれるなんて。


 これはますます惚れてしまうじゃないか!


 まあ、それはともかく私たちの学園最後の文化祭は空気を読まないテロリストの手で台無しになったのであった。とほほ。


…………………

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想は受け付けておりません。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。