旧福原小学校、学校そのまんまの宿:旅人宿 ゆきのおとへようこそ!
ここは上川郡北部の町『和寒町』の山間にある里『福原』にあります。
この福原は昔『かくれ(覚礼)』と呼ばれ、ちょっと変わったところなんです。
『ゆきのおと』という宿名は「耳を澄ませば雪の音さえ聞こえるくらい静かなところ」という意味です。
独特の擂鉢状の地形は夜、快晴無風の状態が長く続くと放射冷却によりシバれやすい気候になります。
一冬のうち-30℃以下の日が10日以上もあります。
昭和53年2月17日には-41.2℃を記録しました。それ以後も-40℃以下になった日が4度もあります。
最近では2008年1月19日に-39.4℃、2020年2月9日に-38.9になりました。
雪もとても多く、GW過ぎるまではなくなりません。
昭和7年までこの土地は「かくれ」と言われていて、
和寒市街地とは離れた辺境の土地として扱われていました。
それは道道和寒幌加内線からは狭まった崖に阻まれていて、この広がった土地に気づかなかったからです。
なので『覚礼原野』とも言われてました。
擂鉢状の地形はまさにクレーターで、「ミニ盆地」になっています。
その独特の風景は北海道のどこにもありません。
砂金やイリジウムといった鉱物が採取されたり、通称『元気の出る水』と呼ばれる謎の水が湧き出ています。
平成12年に設置されました。地震計のある宿は全国を探してもココだけ
だと思います。(たぶん)
データはつくばへ直接送られます。
峠を上れば分水嶺。そこから天塩川水系である『タンベツ川』、『辺乙部川』が流れ出て和寒で剣淵川に合流。剣淵川は士別で天塩川本流に合流します。
つまりここは天塩川水系の最上流なのです。