SIMとは、携帯電話で使われている、加入者を特定するためのID番号が記録されたICカードで、電話番号を結びつけることにより通信が可能となります。
SIMの種類としては、スマートフォンに差し込むタイプのSIM(通常の大きさのSIMから、通常のSIMより小さい「マイクロSIM」、マイクロSIMよりも小さい「ナノSIM」)と、
スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIM(「eSIM」)がございます。
「デュアルSIM」対応のスマートフォンでは、1台のスマートフォンで、2種類のSIMを利用することができます。
2つのSIMが利用できることで、1台のスマートフォン上で別の電話番号・携帯会社のプランが利用可能になります。
デュアルSIMには、以下の4種類があり、それぞれ出来ることが異なるため、以下をご確認下さい。
※どの製品がデュアルSIMに対応しているかは、スマートフォン端末の公式サイトをご確認いただくか、デュアルSIM対応製品について検索して下さい。
▼DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)・出来ること1台のスマートフォンに2枚のSIMを挿入し、どちらか片方のSIMを有効にすることが出来ます。
有効にしているSIMに紐づく電話番号でのみ電話を受けることや、通信が可能です。
・出来ないこと利用するSIMを手動で切り替えなければならず、有効になっていない片方のSIMは、
着信を受けることもデータ通信を行うこともできませんので、利用したい場合には都度切り替えが必要です。
※有効になっているSIMは4Gでご利用いただけます ▼DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)・出来ること1台のスマートフォンに2枚のSIMを挿入し、SIMを切り替える必要がなく
どちらのSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることが可能です。
また、片方のSIMで通信を行っている間に、もう片方のSIMで電話の着信を受けることができます。
・出来ないこと片方のSIMで通話を行っている最中は、もう片方のSIMカードで通信することは出来ません。
また、2つのSIMで同時に通話することは出来ません。
※4Gを使用できるのはどちらか一方のSIMのみで、もう片方は3Gとなります。楽天モバイルをiPhoneのデュアルSIM(nanoSIM/eSIM)で使う> ▼DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)・出来ること1台のスマートフォンに2枚のSIMを挿入し、SIMを切り替える必要がなく、
どちらのSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることが可能です。
また、片方のSIMで通信を行っている間に、もう片方のSIMで電話の着信を受けることができます。
・出来ないこと片方のSIMで通話を行っている最中は、もう片方のSIMカードで通信することは出来ません。
また、2つのSIMで同時に通話することは出来ません。
※DSDSとの違いは、両方のSIMが4Gで使用可能です。 ▼DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)・出来ること1台のスマートフォンに2枚のSIMを挿入し、SIMを切り替える必要がなく、
どちらのSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることが可能です。
また、片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信を行うことも可能です。
・出来ないこと2つのSIMで同時に通話することは出来ません。
※両方のSIMが4Gで使用可能です。