――芸能活動を始めたきっかけは?
小学校4年生の冬に、スカウトされました。そのころの私は前へ前へと出て行くタイプではなくて、逆に、後ろへ後ろへ、っていう子だったので、芸能界に興味はありませんでした。でも、何回かスカウトされることがあったので、「もしかしたら私もできるのかな」と思って。家族と相談して「次にスカウトされたら、その事務所に入ろう」と話していて、その次に声をかけてくださったのが、今所属しているスターダストプロモーションでした。
――初めてのお仕事は、おぼえてますか?
はい。事務所に入って1年くらいは、オーディションにまったく合格できなかったんですけど、やっと受かったのがアニメのカードゲームのCMでした。一緒に出演した女の子たちの中で私が一番年下で、すごく緊張したのをおぼえています。
――その後、2010年にエビ中に転入(新加入)しました。グループでいろいろな活動をした後、2013年の武道館コンサートを最後に転校(脱退)しましたが、女優の道を決断した理由は何だったのですか?
もともと女優さんになりたいと思ってましたが、エビ中の頃に「ジョーカーゲーム」という映画に出演して、演技の面白さと難しさをさらに感じて、演技に専念したいと思いました。
――今年3月の舞台「リボンの騎士」は、2度目の舞台の主演でしたが、どうでしたか?
楽しかったです。もちろん、自分の課題はあるんですけど、心から楽しんで演じることができました。1回目の舞台よりも声がちゃんと出ていた、ってスタッフさんにも言われて、ファンの方からいただいた手紙にも書いてあったので、うれしかったです。今回の舞台で演じた池田まゆみという役は、ふだんの自分と似ているところもありました。でも、まゆみは人前で泣いたりもするし怒ったりもして感情を表に出す性格で、私自身は表に出さないタイプなので、そこは難しかったです。
――オフィシャルカレンダーも発売されました。みどころは?
カレンダーの撮影では、ふだんあまり着ないスポーティな衣装も着ることができて、いろんな髪型をしたので、楽しかったです。ふだんネイルもあまりしませんが、衣装に合わせていろんなネイルをしていただきました。いろいろな私が見られると思います。屋外でも撮りましたが、実は大雨でした(笑)。傘をさしている月があるので、このときだなというのがわかるはずですが、大雨には全然見えないです。
――発売中なので、もうすでに買ってくれた人もいると思いますが、カレンダーを買ってくださった方々、これから買ってくれる人たちにメッセージはありますか?
デスクの横とか、便利な場所に置いてただいて、日付を確認するたびに、私の顔を見てください(笑)。
――3月に高校を卒業しましたが、心境は?
卒業したばかりで、しかも18歳の誕生日も3月に迎えたばかりなので、まだ女子高生気分のほうが強いんですけど、自分が責任を持つべきことが増えて、がんばらないといけないな、って感じています。いただいたお仕事は、全力で取り組んでいきたいです。
――大学生生活は、何が楽しみですか?
友達作りが、不安すぎて(笑)。今って、入学式の前にSNSで新入生同士がつながってることが多いという話を聞きますが、「顔も見えないのに・・・・・・」と思うから、入学してからいろんな方と出会って、自分を成長させていきたいです。今は、知り合いの大学生の先輩方に、いろいろ質問してリサーチしてます(笑)。
――エビ中のメンバー時代から応援しているファンの人たちにとっては、当時と比べてどういうふうに成長しているのかなというのが気になるところだと思いますが、自分自身ではどこが変化したと感じますか?
あまり変わっていないと言われるので、変わらないといけないな、って思います。エビ中時代はあまりしゃべらないほうで、トークが得意なメンバーに任せっきりにして自分はハジッコにいたので、今は、今日みたいにひとりで取材を受ける機会も増えて、がんばってます(笑)。
――5年後にこうなっていたいな、という目標は?
きらきらとしているといいですね。いろんな作品に出て、吸収して自分の幅をひろげていきたいです。
――芸能界を目指している読者にアドバイスをお願いします!
オーディション会場はぴりっとした雰囲気だし、緊張して自分に閉じこもってしまいがちですが、笑顔になって明るくアピールしたほうが、印象に残ると思います。私も、小学生の頃から、ほかの子がしゃべっている間も、つねに口角を上げてました。笑顔で元気よく、姿勢は正しく、を心がけることが、大切だと思います。
photo/高旗弘之 text/高倉文紀
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