台湾で感染者急増 買い占めなど混乱も
新型コロナウイルスの感染を抑え込んでいた台湾で感染者が急増し、一部の地域では日用品の買い占めなど混乱が起きています。
台湾の衛生当局は15日新たに180人の感染が確認されたと発表しました。前日にも29人の感染が確認されていて、1日あたりの感染者数としては過去最多を2日連続で更新し、急激に増加しています。
当局は、台北市などで警戒レベルを引き上げ、外出時のマスク着用を義務づけたほか、屋内で集まれる人数を5人までに制限しました。
台湾はこれまで感染の抑え込みに成功していたことから、急速な感染拡大に不安が広がっていて、都市封鎖に備えてトイレットペーパーや消毒液など、日用品を買い占める動きが出ています。
またワクチン接種の予約が殺到していて、13日には1日の接種者がこれまでで最も多い2万1000人に達しました。