はじめに
総会屋は反社会勢力として現在企業へのアプローチは警察機構等により、禁止、取締まりが実施されています。
近年のネット社会において、新たにSNSを使用したネット総会屋が出現してきました。
ネット上で特定の企業を、誹謗中傷等で攻撃し、ある時点で対象企業から特別の便宜や、金銭的利益を得る事でその企業への攻撃を中止、或いはその企業を擁護する内容に変更する事でその存在が判明してきました。
ネット総会屋による、被害が複数の企業で発生しており、金銭の支払いを続けている企業も出始めています。また、ネット上で誹謗中傷の攻撃を受けている企業も多数存在し、経済的損失も発生していますので今後は司法により、従来の総会屋と同様にその取り締まりを強く望むものであります。
ネット総会屋とは
インターネットで「ネット総会屋」を検索すると、検索結果の1ページ目に表示されるサイトのほぼ全てが同一人物に関するWEBページが出てきます。その人物の名は山本一郎氏という自称ジャーナリストであります。また、その山本一郎氏は、東京高等裁判所でネット総会屋と一部事実認定されたとも記載されています。
ネット総会屋の活動状況
ネット総会屋の活動事例1
山本一郎氏による過去のネット上の嫌がらせ等の企業攻撃と、その内容がある時から一変して企業の擁護を開始した楽天のケース。
2010年7月~2014年9月まで山本一郎氏は、楽天の信用失墜を目的とした嫌がらせや誹謗をネット上の書込みを続けていましたが、突然2015年楽天の子会社のアドバイザーに就任しました。それ以後、山本一郎氏はネット上で楽天を擁護する論調に態度を一変させました。このような楽天のネット総会屋との取引は多くの人々から批判があります。
ネット総会屋の活動事例2 (サイバーエージェント社のケース)
サイバーエージェント社に対する山本一郎氏のネット上での嫌がらせ投稿は、2009年9月8日の「サイバーエージェントのやらせ問題」から始まります。以後同年12月、そして2010年1月「サイバーエージェント(アメーバブログ)の(ノートン警察)がトロイの木馬に感染?」と誹謗し、2月には「すごいなぁ、CAモバイル。自分から情報漏らしておいて、NDA遵守してますとよ。」とイメージダウンを企て、2013年1月には、[ペニオク詐欺騒動に巻き込まれたサイバーエージェントとステマ商材を担いでしまった芸能人]と誹謗を繰り返しています。2013年8月には、[サイバーエージェント(Ameba)が4ヶ月間問題放置で24万件という見事な個人情報漏洩事件をやらかす]と信用失墜を意図した書込みを行いました。2014年10月にはサイバーエージェント社の社長を個人攻撃したブログも公開しました。この様に、山本一郎氏は、執拗にサイバーエージェント社に対し、誹謗中傷を含む攻撃を加えてきました。
しかし2017年7月突然、サイバーエージェント社にエールを送る論調に変化し、その後誹謗中傷行為は無くなりました。
ネット総会屋の活動事例3 (AppBank社のケース)
山本一郎氏は東証マザーズへの上場を準備していたAppBank社に対し2015年6月から、[AppBank~ブーストでアプリダウンロード数を水増]と誹謗中傷を開始しました。
AppBank社の上場が承認された直後の同年9月[AppBankが上場承認されましたがステマ記事が多いのは問題ではないでしょうか]と攻撃をしてきました。
2016年2月には[AppBank社、元役員の横領金の流出先に(暴力団関係者)の疑い]と恫喝的書き込みを行い、まさにネット総会屋の本領を発揮してきました。しかし、それ以後、突然AppBank社に対する誹謗中傷行為がなくなりました。
ネット総会屋の活動事例4 (ベクトル社のケース)
山本一郎氏は、2015年11月ベクトル社がステルスマーケティングをしていると、執拗に複数回ネット上にブログを掲載しました。当然ベクトル社はこのような事はしていないと否定しております。このように企業への恫喝的嫌がらせを山本一郎氏は続けております。
ネット総会屋の活動事例5 (ビックカメラ社のケース)
山本一郎氏は、2008年12月ビックカメラ社が経理上の不正を働いているかの様な[ビックカメラ架空利益49億計上]とブログを掲載し、ビックカメラ社が予定していた増資を妨害しようとしました。そして、[東証、第三者割当増資に規制、来春メド、悪質なら制裁も]と書込みあたかもビックカメラ社が不正をしようとしているイメージを読者に与える文章として、同社に攻撃を加えました。
2015年5月に山本一郎氏は、「ビックカメラのコジマ買収でインサイダー疑惑が」と主張し、[ビックカメの買収されるコジマの株価で2日連続インサイダー疑惑が浮上]とビックカメラ社が不正を働いているかの様なブログを掲載し、「儲かる世界では職業倫理が失われる事がある」とあたかもビックカメラ社の経営者に倫理観が欠落しているかの様なメッセージを発信し、誹謗中傷を行いました。
ネット総会屋の活動事例6 (ターゲッティング社のケース)
2016年1月山本一郎氏は、インターネット広告代理店であるターゲッティング社に対して企業イメージを悪くする誹謗中傷の書込みをネット上で開始しました。
最初に、新しくスタートするライフスタイルメディア[Byron]の編集長になる予定の斎藤和弘氏に対し、「斎藤はコンデナストを円満退社したわけではない」と攻撃し、「斎藤が三人の女性と不倫関係にあったことを報じるとともにコンデナストを離れたのはプライベートな経費の使い込みを国税当局に指摘された」為だと嫌がらせと思える誹謗中傷を行いました。また、ターゲッティング社が、ステルスマーケティングをしていると事実無根のブログを掲載し、同社の営業妨害をした事でターゲッティング社の業務に多大な支障が出たので、同社は社名の変更に追い込まれました。現在はインクルーシグ社の名前で活動しています。
ネット総会屋の活動事例7 (日本システム企画社のケース)
2019年9月山本一郎氏は、日本システム企画社の製品である、配管内防錆装置NMRパイプテクターはインチキ商品であると誹謗中傷を開始しました。同製品をインチキ呼ばわりしてブログの一部が裁判所命令で削除された、そのブログの作成者である小波秀雄氏と知人である事から小波秀雄氏の誹謗中傷文が引用されています。その後、山本一郎氏はNMRパイプテクターを誹謗するブログを3種類別に作成し、消費者が同製品をネット上で検索すると、トップページの上位4~5件は同製品を誹謗中傷する山本一郎氏のブログが占拠する様になりました。この事により山本一郎氏の目的が日本システム企画社の営業妨害及び会社への恫喝以外の何ものでもない事が分かります。時には「NMRパイプテクター」での検索結果トップページの最上段に「広告」として山本一郎氏の誹謗中傷ブログが表示されました。これは、営業妨害を目的としたネット総会屋の本性を表した証拠と言えます。
2019年山本一郎氏の関係者と思われる者が日本システム企画社のユーザーであるNTTの株主総会でNMRパイプテクターはインチキ商品であると事実無根の誹謗をする発言を行いました。この悪影響により日本システム企画社は大事な客先を失ったとの事です。この株主総会での嫌がらせ発言は、いわゆる総会屋と同じと言えます。
ネット総会屋の活動事例8 (その他恫喝行為)
- 2004年山本一郎氏は、自身の主張が嘘である事を証明した二階堂豹介氏に対し、そのネット上の証拠の削除要求と共に、「貴兄とご家族の健康を祈念しております」と暗に暴力行為を匂わす脅しのメールを二度に渡り送付しました。
- 2010年3月「ニコニコ動画」と「ユーストリーム」で配信された番組の中で山本一郎氏は、エイベックス社の社長、松浦勝人氏に対し「シャブ野郎」と名誉を毀損する暴言を吐きました。
- 2018年7月山本一郎氏は、他人に「ぶち殺すぞ」と殺害を示唆する発言をTwitterで行った為に、米Twitter社からアカウントを凍結されました。
この様に、山本一郎氏は企業や個人に対し、ネット上で迷惑行為、恫喝、嫌がらせ、誹謗中傷行為を過去数多く行ってきました。これまでに企業や個人がネット総会屋から、ネット上の営業妨害的な誹謗中傷行為で多くの被害を受けてきましたので、この様な事が今後繰返されない為に司法での取締まりを強く求めるものです。
情報の提供を募集
今まで判明した山本一郎氏のネット総会屋と言える行為について掲載してきましたが、これらの他にまだまだ知られていない被害が存在すると思います。
本件について情報をご提供いただける方は、本ページへコメント頂けますと幸いです。
提供された情報、資料は総会屋と同様にネット総会屋を取締まる予定の警察関係部署へ提供致しますので皆様のご協力をお願い致します。
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