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熱対策 >富士通LIFEBOOK P771/Cの分解清掃・CPUグリス塗り直し
今回の犠牲者は
法人向けに販売されているラップトップの富士通LIFEBOOK P771/Cです。
ちょっと負荷を掛けたら・・・
CPUの温度が100℃になってました。
CPUのヒートシンクを触ってみたら火傷しそうな程の爆熱になっていました。
CPUが爆熱Core i5とはいえ、これはちょっと異常です。
以前デスクトップPCでもCPU温度が99℃になった時はCPUグリスを塗り直したら解決したので、
ラップトップももしかしたらCPUグリス塗り直しで解決するかも!?
と思ったので、PCが壊れる前に分解してCPUグリスの塗り直しです。
あと、気温が34℃超えしていて、HDDの温度も最大で53℃に達していたので、ついでにHDDの温度対策をします。
元々、熱対策の為にキーボードは取り外してアルミ板を剥き出しにしていました。
ヒートシンク付近のファンがフレッシュエアーを吸えるように、ファンカバーも外したままでしたので、ホコリが結構溜まっていましたw
まずはバッテリーとHDDカバーを取り外します。
HDDカバーを取り外したらフィルムケーブルのコネクタを取り外します。
ストッパーは無いので、普通に上に引き抜くだけで外れます。
ネジを取り外します。(取り外すネジの箇所はもうちょっとあったかもしれないので、後で確認しますw)
前面に戻ったらアルミ板上にある2本のネジを外します。
続いてタッチパッドと操作パネルに繋がっているハーネスを外します。
スピーカーに繋がっているケーブルのコネクタは・・・とりあえずそのままです。
タッチパッドのフィルムハーネスは脇に茶色のストッパーがあるので、ストッパーを手前に引いてロック解除します。
何度も言いますが、以前派遣社員がストッパーの存在を知らず無理やりフィルムケーブルを引き抜いて破損させた事がありますw
ストッパー解除するとフィルムケーブルがスルっと外れます。
次は操作パネルに繋がっているフィルムケーブルも同様にストッパーのロックを解除してフィルムケーブルを抜きます。
最後にスピーカーに繋がっているコネクタですが、コネクタに溝が無いのでコネクタが抜けません。
配線を摘んで無理やり引き抜く事も出来ますが、配線が抜けそうだったので諦めました。
上カバーを浮かせてみると、スピーカーが見えるのでスピーカー自体を取り外します。
配線はテープ止めされているのでテープを外します。
スピーカーを止めているネジを外すと簡単に外れます。
これで上カバーが外れてマザーボードが見えるようになりました。
薄側ラップトップと違ってカバーに大量のツメがあるわけじゃないので、カバーの取り外しは非常に簡単です。
まずはメイン基板に止まっているネジを2本外します。
(てゆか2本しか残っていないw)
続いてディスプレイに繋がっているハーネスを取り外したかったのですが、上手く外れない・・・
なので外すのは諦めました。
マザーボードを外す時に一緒にディスプレイを外すことにしましたw
コネクタに黒いストッパーみたいなものがあったのでそれを解除しないと外せないと思っていて、そのストッパーが動かなかったので諦めていましたが、実はストッパーでも何でもありませんでした。
コネクタを真上に引き抜くと外れます。
右側のサブ基盤に乗っているPCIカードの配線を外します。
この配線は上に引き抜くだけで外れます。
USBカバーのネジと、サブ基盤の2本のネジを外します。
D-SUB端子のネジも外します。
5mmの六角ソケットで外します。
これでサブ基盤が外れます。
ちなみにサブ基盤に繋がっているフィルムケーブルは外し方がちょっと分からなかったので、フィルムケーブルをつけたまま基盤を外しています。
もう一つのサブ基盤のフィルムケーブルは上に引き抜くだけで外れたので、こちらはフィルムケーブルを外して基盤はそのまま残しました。
もう片方のフィルムケーブルも上に引き抜くだけで外れます。
固くて抜けないと躊躇してしまいますよね。
これでマザーボードとサブ基盤が取り外せるので、ディスプレイを止めているネジを外します。
右側のディスプレイ用ネジも外します。
ディスプレイと一緒にマザーボードとサブ基盤を丸ごとごっそり取り外せました。
マザーボードを裏返してCPUファンを取り外します。
CPUのヒートヒンクを止めている3本のネジを取り外します。
わ~www
綺麗に拭き取りますw
ヒートシンク側も綺麗に拭き取ります。
いつものシリコングリス君の登場です。
いつものように薄く伸ばさずに、ちょこんと盛るように塗ってヒートシンクを取り付けます。
あとは元通りに組み上げるだけです。
勿論、組み上げる時に各部に付着したホコリを綺麗に取り除きました。
~~~~おまけ~~~~
マザーボードを見ていたら、銅のヒートシンク部分の場所にスペースがありました。
実はここはグレードの高いLifebookの場合、HDMI出力端子が搭載される部分なのですが・・・
P771/CはHDMI出力端子が無いので空きスペースがあったんですね~。
いざという時に銅のヒートシンクにアルミのクチバシクリップを取り付けたら、お手軽にヒートシンク拡張出来るのでは?
上カバーを見てもちょうど樹脂の部分をカットしたらクチバシクリップを挿入出来るスペースが出来そうです。
カットする場所を鉛筆で印をつけて・・・
ついでにCPUファンがより多くのフレッシュエアーを吸えるようにアルミ板もカットする事にしました。
ちなみに下のケース部分はスチールっぽいのでカットするのが大変そうなので、上カバーの樹脂部分カットする事にしました。
アルミ板をカットしてCPUファンが見える状態にしました。
これで吸気効率がかなり上がったと思います。
クチバシクリップも挿せるようになったので夏はこれでヒートシンク拡張出来るようになりました。
更におまけで、ヒートシンクとスチールケースの間に銅の10円玉を挟んで
HDDクーラーを取り付けました、なんと斬新なガムテ止めwww
ちなみに10円玉はHDD用ヒートシンクにも接触しています。
スチールケースとHDD用ヒートシンクにも熱が伝わります。
ついでにHDDにもファンの風があたります。
(ちなみにかなり昔に購入したHDDクーラーなのでAmazonで検索したら同じものはありませんでした)
ちなみにこのファンは12V電源なので・・・USBの5V電源を使いました。
まぁ電圧が低いとファンの回転数が落ちるだけなので5V電源で十分です。
単純に余っているUSBケーブルをカットしてペリフェラル端子に繋げましたw
宙に浮かせないと吸気が出来ないのでACアダプタの上に載せました。
で、その結果!!
CPUは最大97℃まで逝きましたorz
3℃下がったけど・・・あまり意味がなかった!?
でもHDDは最大で45℃で落ち着いて50℃超えする事は無くなりました。
う~ん、CPUを爆熱Core i5-2520MからCore i3-2310Mに換装した方が良さそうな気がしてきた・・・
てゆかこのラップトップはCPU換装出来なさそうだった気が・・・www
追記
グリスを塗り直して熱対策してから1ヶ月経過しました。
今までは週に1,2回はブルースクリーンで落ちていたのですが、ブルースクリーンにならなくなりました。
今までブルースクリーンで落ちていたのは熱暴走対策でダウンさせられていたのかも?
とりあえず今回の対策は効果があったという事でw
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