呪術廻戦ネタバレ・第148話「葦を啣む」| 禪院家が伏黒恵と禪院真希の誅殺に動く!
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3行でわかる呪術廻戦
・並外れた身体能力、誰よりも熱く滾る心を持つ高校生、虎杖悠仁。
彼の祖父は「オマエは強いから人を助けろ」そう言い残すと息を引き取る。
その言葉こそ、悠仁を突き動かす「呪い」になっていくのだった。
・オカルト研究会の先輩達が特級呪物の封印を解いたその時、学校に禍々しいものが集結する。
東京都立呪術高等学校の伏黒恵とともに学校へ向かった悠仁は「呪いは呪いでしか祓えない」という恵の言葉を信じ、その封印を解かれた特級呪物を自らの身体に取り込むことを決心した。
・「人を助けろ」その祖父の言葉に従い呪いを飲み込み、呪いの力を手にいれた悠仁は皮肉にも呪術師の討伐対象になってしまう。
彼に示されたのは2つの死に方の選択。
人を助けるために選ぶのはどちらの「死に方」なのか…
呪術廻戦147話のおさらい
・パンダは呪力を自己補完できる完全自立型の呪骸
・夜蛾正道(やがまさみち)はパンダを作ったことで一時拘束された
・呪骸たちに別れを告げる夜蛾正道
・パンダは夜蛾正道を誘い出すために捕まっていた
・夜蛾正道に恩がある日下部篤也(くさかべあつや)に助けられることに
・楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)学長と戦い夜蛾正道は致命傷を負う
・完全自立型呪骸の製造方法を楽巌寺嘉伸に明かす夜蛾正道
・夜蛾正道は静かに息を引き取る
・亡くなった夜蛾正道を見て涙を流すパンダ
147話のネタバレはこちら
呪術廻戦148話のネタバレ
呪術廻戦ネタバレ148話 | カス
「誰かと思ったわ」
死滅回游の平定に備え、呪具の回収をすべく禪院家へと戻った禪院真希(ぜんいんまき)に向かって、禪院直哉(ぜんいんなおや)がいった。
「酷い面やな
それもう治らんやろ どうすんの?」
「真希ちゃん」
「女を顔で判別できたんだな
尻(けつ)しか見てねぇと思ってたぜ」
「どうすんのって聞いてんねんけど」
「答えろや カス」
「呪術も使えん 呪霊も見えん
取柄のお顔もグズグズ
もう誰も君のこと 眼中にないで」
「寂しいなぁ
昔みたいに またイジメたろか?」
そういった直哉の脳裏に、倒れ込んだ真希を踏みつけていた時の様子が蘇る。
しかし、真希は直哉の挑発に乗ることなく、黙って話を聞いていた。
「どうすんの?
乙骨(おっこつ)君と恵君の金魚のフン?」
「なんとか言えや カス」
呪術廻戦ネタバレ148話 | まだ
「真希」
直哉と別れ、呪具の元へと向かう真希を呼び止める声がした。
立ち止まり、真希が声のした方向を見ると、そこには真希の母親が立っていた。
「戻りなさい」
「忘れたの?
忌庫への立ち入りは 私達に許されてないの」
「当主がいいって言ってんだよ」
そういった真希が忌庫の鍵を見せる。
回想
「禪院家当主!?俺が!?」
伏黒恵がいった
「ああ 直毘人(なおびと)の遺言だ」
「お断りします 面倒くさい」
「いや 悪いが受けてくれ」
「直毘人は恵には禪院家の財産を譲るって言ったんだ」
「金に呪具
当主になれば御三家や総監部の情報も入ってくる」
「これからの私達の立ち回りが 大きく変わる」
「じゃあ真希さんがやって下さいよ」
真希の話に納得ができず、伏黒が嫌そうな表情を浮かべていった。
「今の私じゃ 誰も納得しねぇし ついてこねぇよ」
「相伝の術式を継いでいること!!
領域を会得していること!!」
「更に悟に目をかけられてたドラが乗った恵でギリだ!!」
「納得とか…
禪院家の人がどう思おうと 関係なくないですか?」
「さっき言った恩恵は 当主になりさえすれば受けられるでしょ」
余程、禪院家の当主になるのが嫌なのか、伏黒が食い下がる。
しかし、真希の思いはそれとは別のところにあった。
「……まだ
私じゃダメなんだよ」
伏黒に視線を向けず、ただ真っ直ぐを見つめ、真希がいった。
「私じゃ 真依の居場所を作ってやれない」
そういった真希の脳裏に、妹である禪院真依(ぜんいんまい)の姿が蘇る。
そして、そんな真希の言葉に、ようやく伏黒も折れる。
「わかりました」
「戻りなさい!!」
母親の怒気を含んだ声に、真希の思考は現実に戻される。
「…どうして?
どうしてアナタはいつもそうなの?」
「一度くらい 産んで良かったと
思わせてよ 真希」
そういって真希を見つめる母親の目からは、すでに感情が失われていた
呪術廻戦ネタバレ148話 | 扇と甚一の思惑
母親の制止を振り切り、忌庫へと到着した真希が鍵を開ける。
そして、扉を開けて中に入ったその時
「親父…!!」
中には真希の父親・禪院扇(ぜんいんおうぎ)が座っていた。
「ここに呪具はないぞ 真希」
「オマエ達の動向を見越して 空にしておいた」
そういって扇が立ち上がると、その背後には血を流して倒れている真依の姿があった。
「なんで来たのよ 馬鹿」
倒れ込んだまま、真依がいった。
「真依!!」
一方、真希に向かって悪態をついていた禪院直哉は、同じく当主の座を争っていた禪院甚一(ぜんいんじんいち)と話していた。
「こうする気やったら 始めっからそう言えや」
テーブルに足を乗せ、ふんぞり返った直哉がいった。
「オマエが先走りすぎなんだ 直哉」
「確かに伏黒恵はオマエより幾分ましだ」
「あ?」
「五条家との関係修復の契機として
彼を後押しする声も少なくない」
「だが全財産を伏黒恵に譲るというのは
俺達も到底納得できない」
「じゃあ何をトロついとったん?」
「伏黒恵は五条家だけではなく 加茂家次代当主
加茂憲紀(かものりとし)とも友好な関係を築いている」
「理由もなく消せば 立場を悪くするのは我々禪院家
五条悟(ごじょうさとる)が封印され
変動する勢力争いに遅れをとることになる」
「それは分かったけど なんで今なん」
「総監部の通達をろくに聞いていないな」
二、五条悟を渋谷事変共同正犯とし呪術界から永久追放
かつ封印を解く行為も罪と決定する
「利用しない手はない」
「五条悟解放を企てた謀反者として
伏黒恵 真希 真依を誅殺する」
「くっくっくっ
実の娘も殺した方が信憑性が増すもんなぁ」
「あぁそれにより 総監部からの信頼もより強固となる」
「でもそれでいいん?
扇のオジさんは」
「発案者は扇だ」
呪術廻戦ネタバレ148話 | 当主になれなかった理由
秘伝「落下の情」
真希と対峙していた扇が構えに入った。
纏った呪力により 触れたモノを迎撃する
領域対策「落下の情」を居合に転用
万が一の交渉材料として生かした真依の所持する未知の呪具
それら 不足の事態に備えつつ
渾身の一振りを放つ
対する真希も手に持っていた呪具を取り出し、居合いに構えに入った。
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)の傑作
呪具「竜骨(りゅうこつ)」
刃で受けた衝撃と呪力を蓄積し
使い手の意図に合わせ 峰から噴出する
(呪具の効力を知られてねぇアドバンテージを生かす)
(居合いの勝負に乗ったとみせかけて 二撃目・三撃目で斬る)
「何故 前当主が私ではなく 直毘人(あに)だったか知っているか?」
「テメェが 子供を殺せるクソ野郎だからだろ」
扇の言葉に、真希が答えたその瞬間
扇の刀が鞘から抜き放たれた。
この攻撃を、かろうじて受け止める真希。
さらに刀を持ち直して、扇に向かって振り下ろす。
対する扇は、この攻撃を受け止めようと刀を構える。
しかし真希の攻撃に耐えきれず、扇の刀は折れてしまった。
この隙を逃さまいと、すぐに次の攻撃を仕掛ける真希。
その刃が、扇を捕らえようとしたその時
突然、折れたはずの刀身が伸び、真希は顔に一太刀を浴びてしまう。
(なんで…… 折ったハズの)
真希の顔から血が吹き出す。
(刀身が……!?)
「何故私が当主になれなかったか…」
「それは子供のオマエ達が 出来損ないだからだ…!!」
そう扇がいった直後、真希が膝から崩れ落ちた
『呪術廻戦』第148話 / おわり
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※ 本ページの情報は2021年5月時点のものです。