I'll take care of it.(仮面ライダー響鬼の真実) | Honolulu Music Society byなかじー

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音楽家です。評論家、思想家の類ではありません。

本文中に不明なアーティスト名や楽曲名が出て来ましたらご自身でお調べください。

多少の面倒を乗り越えるエネルギーこそ音楽を深く知る手掛かりになるとも思いますので。

では、コンゴトモヨロシク。


テーマ:

Aloha!


唐突でアレですが、今日は暴露ネタです。

僕、日本に居ませんし、そもそももう日本人じゃないし、平成も終わっちゃったし、何よりまだ誰も言ってないし、って事で。

しかも誰も言ってないどころかなにげにWikipediaも改編、削除されているという事実。

このままなら真実がひとつ葬られるって事なんで、それはあるジャンルにおける史実を捻曲げる事になるのでそれは絶対に良くないだろう、と。



響鬼についてはリアルタイムで知ってる人は今やかなりオッさんだと思うんですが、プロデューサー交代劇って事件がありまして、それについては日本の特撮界のトピックとして今までかなり物議を醸した話題だったんです。


ですから特撮好きな人や中でも平成仮面ライダーシリーズが好きな人なら絶対に一度は調べてみた事がある、というような事件なんですが、実に十数年間誰もその真相を掴んで無かったという経緯があります。


これまで数多くのブログなどでプロデューサー交代劇に纏わる考察が書かれてきました。


しかしながらそれらは何一つのエビデンスにも基づかない全くのガセであり、それぞれの筆者の妄想と自分にとって都合のいい期待の入り混じったフィクションでしかなかったわけです。


それを主要関係者が明確に口にした出来事がありました。

それは一昨年の記事で書く予定だった白倉伸一郎プロデュース作品を振り返るというトークイベントでの出来事です。



この時の模様は、東映さんの特撮ファンクラブで放送されているとの事だったので昨年日本に行った折に入会して視聴しました。(御多分に洩れずアメリカではこうした日本企業発信の動画配信コンテンツというのは一切見れません)







カットされてる(笑)

核心に触れる部分、まるっとカットされていました。


すごいな、と思うのは


あんなに衝撃的な事実が当事者から明確に語られたのに、あの場にいた数十人に上る観覧者の誰も今までそれを外部に洩らしてないって事です。

やはり、日本の社会に生きてると色んな忖度をするクセが身についていたりするんでしょう。

なので冒頭のセリフではないですが、僕は日本には居ないし日本人でも無いので誰に気兼ねする事もないしズバリ言ってしまおう、と。


もう平成終わったんだからもう時効でしょう?ってのもありますし、ね。






仮面ライダー響鬼のプロデューサー交代劇の真相


それは、番組を立ち上げた初代プロデューサーである髙寺成紀氏と響鬼役の俳優である細川茂樹氏の確執です。

視聴率が悪い、スポンサー企業の玩具が売れない、撮影経費を湯水の如く使う、脚本家へのダメ出し頻度がひどく台本が撮影に間に合わない、等々、髙寺成紀氏のそれまでの仕事っぷりから連なる様々な憶測の下で、

いつしか高寺氏は東映から引導を渡されて白倉伸一郎氏にプロデューサーの座を奪われたかのような風説すら流布されました。

しかし、それは全部明確に間違いだった、という事でした。



髙寺成紀氏

細川茂樹氏


まず髙寺氏は響鬼という作品に2人の主人公を据え、2人の関係性を師匠とその弟子と位置付けて物語を進めて行く事で少年の成長を視聴者が追体験していくジュブナイルにしていく意図があった。



ところが細川氏がそれにクレームを付ける。



『ライダーなんでしょ?少年パートってそんなに要ります?』

幾度となくそう衝突を繰り返して、やがて細川氏が切れたそうです。

そして高寺氏も切れた。



結果高寺氏は『俺が東映を辞める』と。


のちに後任となる白倉伸一郎氏は高寺氏に土下座して引き留めたが、

土下座してる間に『そもそもなんで自分が土下座せにゃならんのか?』

という事態の異様さに気付いて高寺氏を引き留めるのは諦めた、というエピソードが事実としてLOFT9で語られていたんです。




ここからはなかじーの憶測を交えて補足したいんですが、

細川茂樹さんといえば一説にはパワハラ、モラハラが原因となった数々の事例に事務所が愛想を尽かして解雇、結果芸能界を干されたという悪評を残した俳優さんです。

それが事実なのかは僕にはわかりませんが仮にそれが当たらずとも遠からずであるとしたら、何とは無しに見えてくる、ある構図が浮かんできます。


少し話をもどして、髙寺成紀氏には仮面ライダークウガという一大出世作があるんですが、クウガに纏わるエピソードを主演俳優のオダギリジョー氏とラジオ番組で語る様子がYouTubeにもアップされています。

実は東映のプロデューサー職の方というのは華やかな世界の住人である俳優さん寄りで仕事をする人と、

地味で目立たないけれど番組を何十年も支えて来たプロ中のプロであるスタッフや裏方さん寄り沿って仕事をする人とに分かれています。


個人的に感じたのは高寺氏というプロデューサーはどちらかというと俳優さん寄りに感じるんですね。その反面、スタッフ、スーツアクター、脚本家、造形屋さんなど諸々の裏方さんにはすごく厳しいという評判もかなりある。

敢えて意地の悪い言い方をするなら、特に主演俳優には媚びて媚びてとにかく良い気分にさせてノッて芝居をしてもらい、俳優さんと個人的に仲良くなる事が最大の勲章になるというスタイルの人なのかな、と。

オダギリジョーさんは気難しい部分もあるのかもしれないですが、インタビューなんかを聞く限りではちゃんと礼を尽くす人という雰囲気が伝わって来るように僕には感じられました。

だから仮に高寺氏がオダギリジョーさんを誉めそやして単なる演者ではなくクリエイターの1人かのように承認しても害になるような事もなかった。

一方の細川茂樹氏はというと、昔見た響鬼のDVDに収録されていた特典映像のインタビューを観ると共演者を呼び捨てにするような方なんですよね。

『渋江が〜』とか『栩原が〜』とかね。

今まで平成ライダーの特典映像を見て来た中で、それが芸歴が長い俳優さんであっても共演者を呼び捨てにしてるのを観たのはアレが初めてです。

普通は苗字で呼ぶにしても名前呼びするにしても君とかさんとかちゃんとか付けますよね(笑)

特にライダーは大河ドラマ並みに1年間演じあげる現場ですから、俳優さんによっては役名で呼び合ったりする事だって珍しい事じゃないくらい俳優さん同士の距離が近いはずの現場なのに。

要は、『自分の方が上なんだ』というマウントを常に周りに対して取っていたいタイプのめんどくさい人種だったかもしれない。

要はクウガの時みたいなノリで主演俳優を煽てて乗せようとしたら、相手が思ってたより傲慢な性格だった為にヘンに調子づかせてしまう事になり、結果制御不能に陥った。という事でしょう。


いくら主演俳優の言う事であっても、所詮は演者です。細川氏が少年役にスポットを当てるのを止めるようにいくら言っても高寺氏はガンとして言う事を聞かない。

おまけに斬鬼さんなんていう予想外な人気者まで現れてしまい、役柄の重要なのキャラ立ちである『オジさんだけど頼りになるカッコいいヒーロー』の立ち位置まで侵害されメンツを潰されたと細川氏は憤った事でしょう。(交代劇以降の作品で松田賢二さんの厚遇を見れば、もしかしたら松田賢二さんもモラハラの犠牲者であり、東映側が松田賢二さんに仕事を振る事で謝意を示していた可能性も捨てきれないですね。)


そんなこんなでこんなプロデューサーとは仕事出来ない。まずは主役のメンツを潰した事を謝れ、と。詫びを入れて今後は俺の言う事聞け、と。そして聞けないなら降りる、と。

なんでそれを断言するかというと、当日の白倉伸一郎氏の話では東映サイドの意向として高寺氏にはとにかく細川茂樹氏に謝ってくれと提言したのだそうです。

しかし、『俺は絶対に細川には謝らない』と高寺氏が突っぱねた。そしてしまいには高寺氏自ら『だったら俺が辞める』と。

そこからの白倉伸一郎氏の土下座慰留 → 土下座の最中に馬鹿らしくなる → 高寺氏に見切りをつけて劇場版からプロデューサー就任。



こういう流れがあったのだとトークショーでは明確に語られていました。


コレはなかじーの妄想ではなく、あの場に居た人は全員唖然としながら聞いた事実なのです。


じゃあなぜ今になってそんな事実が語られたのか?


おそらく当時は細川茂樹氏の所属事務所がヤバい所であり、事務所が怖かったから誰も真実を明かせなかったんだと思います。

そして、細川茂樹氏がその事務所を解雇された事によって『言える』と踏んだ白倉伸一郎氏が騒動の当事者の1人としてそれを明かしてしまった。


ちなみに、当日のトークショーではゲストである脚本家の井上敏樹氏と連れ立ってそこそこの酩酊状態で登壇しており、酔った勢いと盟友からの煽りでホンネを洩らしたと見て取れた部分もある。


まぁ言ってしまうと実はトークショーの司会者が髙寺成紀氏の大学時代の後輩であり、響鬼の事を腫れ物に触れないように触れないように生ぬるい進行をしていたため、

そのあまりのまどろっこしさに白倉伸一郎氏と井上敏樹氏がキレて今まで誰も触れられなかった深いところまで自らほじくって見せたというのが真実だと言える。

井上敏樹氏


東映さんがファンクラブ内限定であるとはいえ、騒動の当事者による事件の顛末の暴露を動画配信という形で残すというこれ以上ないセルフスクープをしまうのはよろしくないと考えるのが普通の判断かと思うんです。


だって、細川茂樹さんが在籍していた事務所ってかなり闇が深い勢力じゃないですか?(笑)


兎にも角にも、仮面ライダー響鬼のプロデューサー交代劇。


おそらく後にも先にも真相をここまで明確に記した物は多分もう出てこないでしょう。


貴方が特撮ファンでなければ流してください。


でも、もし貴方の周りの人が仮面ライダー響鬼が好きでここに書いてある事を知らなかったり全く違う認識を持たれてることを知ったら、

そっとこのブログの内容をシェアしてあげてください。


最後に、

もしこの記事が突然削除されたり、僕自身の手で大きく内容を変えたり削除した場合、

『誰かに怒られたんだな』


と思ってください(笑)


しかし、コレは暴露されたけど白鳥百合子さんの突然の降板劇についてはひと言も無かったな(笑)

だれか真相を知ってる方が居たら教えてください。


そんな感じ!

Mahalo!


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