ヨガの勧誘装い、アレフに入会させた疑い 信者の女逮捕

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 ヨガ講義への勧誘を装って、オウム真理教から派生した「アレフ」に入会させたとして、京都府警は10日、在家信者の長谷川貴子容疑者(48)=京都市南区=を特定商取引法違反(書面不交付、事実の不告知)の疑いで逮捕し、発表した。「事件については黙秘します」と供述しているという。

 公安課によると、長谷川容疑者の逮捕容疑は2018年9月、南区のファミリーレストランで20代の女性とヨガ講義のうその受講契約を結んだ際、クーリングオフについて説明した書面を交付しなかったというもの。また、その上で地下鉄サリン事件を否定し、オウム真理教への抵抗感を取り除いてから、自身がアレフの信者だと告げて女性を教団に入会させた疑いもある。

 女性は18年8月上旬、京都駅周辺で別の女性信者2人にヨガ講義の勧誘を受けて、長谷川容疑者に引き合わせられた。アレフ入会後、長谷川容疑者から3カ月間ほどにわたって何度もアレフの道場に来るように命じられたが、拒み続けたらその後連絡は来なくなった。19年9月に府警に相談していた。