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■訃報■
いぐるらいず(いぐ・ハイアンドハイ)さんは少し前に亡くなられていたようです。交流のあったSRさんがご自宅に電話して確認しました。

12月3日にオーロリクス(おそらく150mg)とメジコン累計70錠を摂取したということをマストドンで報告されて以降、音沙汰がなく、心配していたのですが、最悪の結果となりました。

mstdn.jp/@igrurise
twitter.com/igrurise
twitter.com/hi_and_hi
twitter.com/hi_or_low (菜園アカウント)
twitter.com/Gallery_igru (過去絵ギャラリー)
twitter.com/meo_bot (彼女作のジャンキーbot)
(他にもいくつかあるようです)

(続きます)

いぐるらいずさんは鹿児島県在住の女性で、脱法ドラッグを摂取して中学校に登校したり、脱法アロマを翼状針で静注するなど、過去にはかなりのジャンキーでした。一時期、XERE氏の運営するジャンキーシェアハウス「魔窟」:にいたこともあるようです(魔窟にはすずか氏、堕落リタラー氏、すみっこさんなどが出入りしていました)。私の共著書『アイドルはクスリの売人』に登場した「カンナビノイドを吸ったら意識を失ってベッドが燃えた」というエピソードの当事者でもあります。現在刑務所にいるすずか氏の元恋人でもあります。

私といぐるらいずさんとの関係は、「スランプでダメな私をずっと見守ってくれている心優しい理解者」という感じでした。(このほかにも恩義がありますが、商取引に関わることなので伏せます)

(続きます)

彼女は双極性障害という持病を抱えながら、近年は家庭菜園に取り組んだりするなど、地に足の着いた生活をされていました。また、絵の才能があり、九州で一度個展を開いたこともあります。      
facebook.com/igrurise/posts/13
近年は文芸同人誌の挿絵を担当されたりしているようでした。

よく友達を失ってしまう私にとって、いぐるらいずさんは最後まで見放さないでいてくれる、とても稀有な方でした。彼女は薬剤耐性が強く、様々な市販薬・処方薬(リリカなど)をODし、そのいずれも効かなくなり、最終的にご自分には合わないと分かっていた(双極のため)メジコンに行きついたようです。メジコンとオーロリクスのコンボをされたときは少し心配でしたが、あのまなさんもやってる事なのでまあ大丈夫だろうと思っていました。以前、オーロリクス300mgとメジコン50錠を摂取してしばらく連絡が付かなくなった時は私たち(今はなき『ドラッグと科学』というチャットのメンバー)は心配しましたが、特に後遺症もなく無事に帰ってこられました。(続きます)

なので今回のODは多分大丈夫だろうと楽観視していたのですが、まさかの結果となってしまいました。

思い起こせば、いぐるらいずさんにメジコンを大量に買えるルートを教えてしまったのは私でした。
fedibird.com/@Methylenedi_oxy/
あの時はまさかこういうことになるとは思ってもみませんでした(私自身はメジコンが体質に合わず、乱用できないため想像が及ばなかった)。
私がこの発言をしていなければおそらく今日もいぐるらいずさんといつものように会話できていたと思います。

ただ、彼女はどうも「死に場所を求めている」ような感じをたびたび見せていました。例えばツイッターのアカウントのプロフィール欄に「余生」とか「幽世」と書いたりしており、まだ30歳前後(多分)であるにもかかわらず、「今の自分は余生を生きている」という感じを常にさせていました。

(続きます)

なぜ彼女がそのように考えるに至ったのか、今となっては確かめるすべはありませんが、私はある一つのきっかけがあったと想像しています(完全に的外れの可能性もあるので、仮説としてお読みください)。いぐるらいずさんは色々な薬を静注していましたが、医薬品の錠剤を水に溶かして静注することもたびたびあったようです。しかし、錠剤には「タルク(滑石)」という成分が含まれている場合もあり、タルクの微粒子を完全に除去せずに静注した場合、その微粒子が肺の毛細血管に詰まり、まるでアコヤ貝に入れられた真珠の核のように長年にわたって肥大化し、ついには周辺の毛細血管を押しつぶしてしまって呼吸困難になってしまうという危険があります。『薬物乱用・中毒百科』という本では、リタリンの錠剤を水に溶かして注射していた人が約20年後に突然呼吸困難になって急死した例が載っています。私がいぐるらいずさんにそのページのスキャンを見せると彼女は大きなショックを受けていたようでした。

(続きます)

そして、(私の勘違いかもしれませんが)そのころからいぐるらいずさんは自分の人生に対する諦めを強めたように思います。「20年くらい経つと、過去に静注した錠剤のタルクのせいでどうせ死ぬのだから」という思いがそうさせたのではないかと思います。まだ30歳前後の女性としては稀有なほど、物静かで、将来に対する希望を持たない雰囲気を醸し出していたのは、そういった「死へのカウントダウン」が背景にあったのではないかと私は考えています。

そういった心理的状況から、DXMを摂取する際には無謀なほどのODを気軽に行なってしまったのだという気がします(私の場合、生命に対する危機感が働いて5錠、10錠、15錠と少しずつ増やして行ったものです)。

しかし、いぐるらいずさんが死を望んでいたかというと、これは明確にNOと言えます。(続きます)

これは亡くなる当日の発言ですが、おそらく障害年金のことを指していると思います。この発言からわかるように、いぐるらいずさんはまだまだ生きていたかったのだと思います。それだけに、不慮の急死が非常に惜しいです。

twitter.com/hi_or_low
こちらのアカウントで死去されたことが追記されていました。

twitter.com/hi_or_low/status/1
twitter.com/hi_or_low/status/1

今気づきましたが、いぐるらいずさんの菜園アカウントのハイオアロウは別な人が管理していたようですね。

いぐるらいずさんはまさにこういう状態だったのかな、と彼女の知り合いと話して気付きました。

@DBCOOPER @mimorinka これはボットというか自動投稿?(ボットのうちに入るのかな)

@mimorinka ご存知だったのですね。
もしかしてメオ・イグル(界隈で有名だった)で知っていたのでしょうか?

@Methylenedi_oxy いや知らないです
私はコミュニティでの交流は無いので
2010年あたりに一回mixiの合法ドラッグコミュニティの人たちとお台場でバーベキューとかしましたが、、
お亡くなりになるのは悲しいことです

@mimorinka 2010年……あの当時は私の想像が及ばないくらい合法ドラッグ界は平和で物がありふれていた時代だったのでしょうね……
(私は2012年夏からの参入でした)

@Methylenedi_oxy あーそうですね
ヤバかったです、ちょうど2012年くらいが転機でしたね

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