当センターでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者検体からSARS-CoV-2分離を続けており、今回新たに501Y変異株(イギリス型)の分離に成功しました(写真)。さらに、 次世代シーケンサーを利用した遺伝子解析により、ウイルスの塩基配列を解読しました。世界で分離されているSARS-CoV-2や変異株との比較を含め、疫学解析や検査診断等への活用が可能になります。
当センターで検出された新型コロナウイルス(N501Y変異株)の透過型電子顕微鏡撮影像。
新型コロナウイルス変異株の透過型電子顕微鏡写真(低倍率)
(ウイルス粒子とその特徴的な表面抗原を見やすくするためにコンピューター上で着色しています)
細胞表面から出芽する新型コロナウイルス粒子を走査型電子顕微鏡にて撮影(低倍率)
(出芽の様子を見やすくするためにウイルス粒子をコンピューター上で青く着色しています)
細胞表面から新型コロナウイルスが出芽する瞬間の走査型電子顕微鏡写真(高倍率)
透過型電子顕微鏡で撮影された新型コロナウイルス。ウイルス粒子を取り囲むようにしてコロナウイルスに名前の由来となった特徴的な王冠様突起をなすスパイク蛋白質が見える。
Vero細胞から分離された新型コロナウイルス