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極道ヘルパー、変態ケアマネ、老人はカネ…「絶望の超高齢社会 介護業界の生き地獄」が暴く〝不都合な真実〟
エンタメよもやま話更新そんな闇のなかでも、最も驚愕(きょうがく)させられるのが「暴力団と元受刑者が跋扈(ばっこ)している」という第6章です。
この章では<ある雑誌に「勝ち組ヤクザ転職ランキング」という記事があった。何と第1位に“介護福祉サービス業”が挙げられていた…>という衝撃の事実を紹介。
▼「絶望の超高齢社会 介護業界の生き地獄」(小学館)紹介のページ(外部サイト https://www.shogakukan.co.jp/books/09825282 )
さらに<「暴力団が介護事業に進出しているというのは本当の話ですよ。今現在、実際にたくさんの組織が、都道府県から認可を受ける指定介護事業所を運営していますから」>という暴力団の動向にも詳しいフリージャーナリストの声などを元に<雇用関係の助成金が手厚くて、不正がしやすい介護は(彼らの)格好のターゲットになっている>と指摘します。
そして筆者の中村氏は、そのフリージャーナリストが頻繁(ひんぱん)に交流している組織が運営する法人と事業所を取材するのですが、その結果、<税金である医療報酬、介護報酬を不正取得し放題のムチャクチャな運営だ>と判明。
さらに<介護事業所の不正の表面化は、内部告発がほとんどだが、暴力団の暴力を背景にした人材管理や、内部統制は凄まじいので、内部告発によって不正が明らかになるということはない…現実は不正請求まみれであっても、書類は整備されているので、第三者には不正の実態はわかりようがない>と警告します。恐ろしいですね。
■暴力団系事業者に助成金…「高額商品を買わせる“お散歩”」
また、暴力団事業所が雇用保険が原資となる助成金詐欺に力を入れている現状も暴露。介護系事業者に対する助成金は手厚く、暴力団による詐欺の格好のターゲットになっていたというのです…。
さらにこんな例も紹介されています。前述のフリージャーナリストの話。
<デイサービスと居宅型介護支援、訪問介護をやっていた>というヤクザ絡みの施設は<「…資産を持つ一人暮らしの高齢者を狙い撃ちにしていました。“お散歩ですよ”とか言って老人を外に連れ出して、仲間の店に連れて行って高額商品を買わせる。…高齢者から騙(だま)し取ったお金を、仕事に関わった仲間で分配する…」>
おちおち、介護のサービスを受けている場合ではないですね。
実は筆者の中村氏は、編集プロダクションや出版社勤務を経たフリーライターでありながら、昨今の出版不況の影響で、2008(平成20)年から7年間、高齢者デイサービスセンターの立ち上げ・運営を経験したのですが<介護業界の異常さに気付いたのは、すぐだった。最初から普通ではなかった>といい<根本的な原因は限度を超える人手不足である>と悟るのです…。
こうした経験を元に暴露される本書の内容は、あまりにも衝撃的です。筆者の中村氏はこう言い放ちます。<今後、介護施設を利用する高齢者は、豊かな介護みたいな幻想は捨てた方がいい>