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モウセンゴケ(D.rotundifolia)

やまぶき

モウセンゴケ (2)


日本産モウセンゴケ(D.rotundifolia)です。

夏になると弱り始めるので花が咲くちょっと前のこの時期が1番見応えがあるように思います。

自生場所は湿地から湿った岩場まで、日照も日向から日陰まで、また低地から高山帯まで自生する範囲は広く、日本産の食虫植物なのですが栽培難易度はなぜか高めなことで知られています。

我が家のモウセンゴケは群馬県産のものです。
以前に地元の新潟県産のものや、園芸店で購入した産地不明の個体を栽培していたこともあるのですが、どちらもジリ貧の上で消滅しました。

栽培環境は変えていないので産地による個体差が大きいのかも知れません。
この群馬産のものは夏の暑さにも強く、種をまき散らしていたるところで半雑草化しています(他の素焼き鉢の外側に生えたぬるぬるした藻の上で育っていたこともありました)。

5年ほど前に1株だけ入手したものの、当時は栽培スペースが無くてハエトリソウの鉢の端っこに植えていました。それが良かったのか少しずつ数を増やし、今ではこの鉢以外にいろいろな鉢へ雑草のように生えています。


モウセンゴケ (1)


よく言われていることですが、モウセンゴケは単体で大事に育てるよりも他の湿性植物の鉢に寄せ植えや居候のような形で生えていると調子がいいように思います。

我が家でもモウセンゴケ単体の鉢のものより、紅チガヤや姫ワタスゲの鉢に雑に生えている個体のほうが調子良さそうです(写真は姫ワタスゲの根本に生えている株です)。

栽培上のコツは正直よく分かりません。
強いていうならその家の栽培環境と相性が良いタイプの株の入手かなと思います。

現在はサラセニアやハエトリソウと同じ終日全日照で雨ざらしの水盤で管理しています。
自生地の環境から通水性を意識した用土を使用していますが、これが効果的かどうかは不明です。

花が咲くと弱りますが、1株の寿命はそれほど長くないと思いますので、実生更新を優先して花芽は摘み取らず咲くがままにしています。実生更新を繰り返すことでより我が家の環境に適応してくれることも期待しています。

山歩きに行くと湿った場所を見つけてはモウセンゴケを探す程度には好きなドロセラなので、ガンガン増やしていきたいです。


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