R45 ALL THAT 補足(文&造型? 柳田光司)
「R45オールザットらじヲ supportedby Joshin」を
担当しています「柳田光司」です。
「柳田?!? 誰やねん?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。
第67回「おつかれさんソング」(2019年2月08日OA)
数あるエンターティメントの中で『脱出もの』が大好きです。
どちらかといえば、想像やイメージによって架空の筋や事柄をつくる作り話(おとぎ話、小説)といった≪フィクション≫よりも、実話をベースに構築された≪ノンフィクション≫が好きです。
「脱出もの」「脱獄もの」といっても…さまざまです。
決して破る事のできない鉄壁の刑務所。
そこから生涯4度も脱出した男がいた。…とか。
「2001年9・11。アメリカNY超高層ビル爆破。
エレベーターに閉じ込められた9人の乗客はいかにして脱出できたのか?」
…というのも、好きなジャンルなのですが
あまりにも(私の生活と)かけ離れ過ぎてピンとこずイマイチ。
そんな中、この間BS?CS放送?で見た
「棋士の世界」は、抜群に面白かった。
「競技人口530万人といわれる将棋の世界。
その中でプロ棋士と認定されるのは160人ジャスト。
何歳であっても負けが込むと即引退。
そんな修羅の世界を生き抜く棋士。敗れざる者たちは…」
過去、私は少年棋士を密着取材したことがありますが…
ここで見聞きした事実をベースに
小説を書いたり、映画やドラマを撮りたい!
…云々かんぬんとは、微塵も考えたことはありませんでした。
理由はシンプル。
「あまりにも辛過ぎたから」
私の気性とは、合わない世界だと直感したからです。
出会う人、出会う人が皆、性格が歪み、根性が微妙に曲がっている人ばかりに感じました。
ある棋士が、ボソッと私に告げました。
『柳田さん、プロの将棋とアマの将棋の違いがわかりますか?』と。
(棋士の世界で生きる方々に)誤解を招くおそれがありますから、
ここでは、具体的にお伝えできませんが…
“プロで飯を食う”とは、相手が嫌がる一手を指す将棋ができる事だと…
なかなか、パンチが効いたお言葉。
納得できる真理でした。
勝ち続けなれば、容赦なく殺される。
頼れるのは、己の頭脳のみ。
例え、趣味とはいえ「将棋」や「碁」を打つ芸能人の顔は✖✖✖✖。
まるで、✖✖✖のような目に変わっていくから不思議です(笑)
棋士をめざす若者たちは「奨励会(しょうれいかい)」という養成機関をめざし、
毎年100名が受験します。合格率は30%。 ただし、受験資格は「19歳まで」
20歳の誕生日を迎えたら、資格は無くなります。
ここから、プロデビューできるのは、奨励会の成績上位4名だけ。
しかし、ここで終わりません。
ここまで勝ち上がった「4名」は必ず、誰かに弟子入りすることが課せられます。
さらに弟子となった棋士は、
ここで『鬼の三段リーグ』に入ることが義務づけられます。
この間、棋士たちは「アルバイト禁止」
「学校行事やテストよりも、対局が優先」
およそ30名の「三段棋士たち」が半年間かけて総当たりのリーグ戦を行います。
三段リーグを勝ち上がった、
上位2名だけが「四段に昇段」
ただし条件は「26歳まで」
上がれなければ「クビ」
棋士界から、追放。
一生、アマチュアです。
ここまで来て、初めて「プロ棋士」であると堂々と名乗れます。
…なかなかの厳しい世界だと思いませんか??
で、私がなによりも驚いたのは
ほとんどの「四段棋士」の年収が、400万円以下であるという事実。
鬼の三段リーグで戦う(弟子たちの)「師匠」ですら…
年収400万円以下の方々がほとんどでした。
プロ同士が、一局(一試合)すれば、体重が3キロ痩せるそうです。
平均試合時間は、8時間。長ければ、16時間。
対局の終わりは必ず敗者は、必ず頭を下げながら負けを認めなければいけません。
『負けました。』
『まいりました。』
『(差す手が)ありません。』…必ず、声に出すのが礼儀であり、ルールです。
泪を流す棋士も珍しくはありません。
しかし、本当の敗北は何だかわかりますか?
それは、{心が折れること}
プロ棋士に必要なことは、最低限の才能はもちろん
「体力」と(いい意味での)「鈍感さ」でした。
この悪状況から、『脱出』に成功し
『8大タイトル』を奪取した棋士たちを、
私は『プロ』だと認識していました。
あまりにも、身勝手な「認識」だったと大いに反省したものです。
超一流のくせ者たちばかりが揃う棋士の世界。
ここで、62年10ヶ月も現役を張った「加藤一二三」氏を
バラエティー番組で見るたびに…
言葉にできない複雑な気持ちでいっぱいになるのは 決して私だけではないハズです。
こんな私が「おつかれさんソング」で推薦したのは
≪松井ナオ≫の『川べりの家』です。
なぜ?私がこの曲を推薦したのか?気になる方は、
ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも番組をお聞きください!
私「柳田光司」宛の 応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!
次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
2019年2月15日(金曜日)夜9時から。
5週にわたり「カムバックラジオ企画」がスタート。
バトルテーマは「R45らじヲ的デートソング」
来週も、お付き合いのほど よろしくお願いいたします。
谷口「わー、わー、言うてます!」
柳田「お時間です!」
2人「さようなら!」 …(つづく)