今回は、本坊酒造が長野県限定で販売するウイスキー、軽井沢倶楽部を飲んでみます。

「3&7」と同じ?

_DSC3744_01軽井沢倶楽部は、2016年より長野県限定で販売されているウイスキーです。

軽井沢というと、かつてはメルシャンが蒸溜所を所有していたことでも有名ですが、特に軽井沢のモルトを使っているわけではないようです。

すでにネットでも飲んだ感想がいくつか載っているようですが、どうも一般向けの「3&7」と変わらないのではないか、という評価があるようです。

「3&7」は3年熟成のモルト原酒と7年熟成のグレーン原酒をブレンドしたボトルで、比較的安価で購入できます。


今年になって、地元のビックカメラで見つけたので手にしたのですが、本当にそうなのか試そうと思います。

ロックはNG

グラスからの香り、液色

グラスからはレモン、リンゴの香りが感じられます。
液色は少々薄い琥珀色です。

ストレート

アルコールからの刺激とともに軽くバーボンのような接着剤を思わせる香りの後、リンゴ、ハチミツ、樽からのウッディな香りが続きます。

味わいは、アルコールからの辛みが強めで、後から酸味が広がります。

ロック

先に石鹸を思わせる香りの後、レモンとライムの中間のような柑橘系の香りが続きます。

味わいは、苦みが強く、酸味や甘みはほとんど感じられなくなります。
加水が進むと苦みが抑えられますが、なんとも言えない雑味が感じられるようになります。

ハイボール

ナッツや接着剤の様な香りが広がり、その後にハチミツ、リンゴの香りが続きます。
味わいは、苦みを伴いつつも酸味がメインになります。

まとめ

加水した感覚は3&7に近い傾向にはありますが、それよりもバーボンっぽさが目立つ一方、ロックにしたときにとてつもない苦みがあり、氷が解けていっても違和感だけが残る香り、味わいになり、正直受け付けないものがありました。

ロックで飲るのが好きな方でも、ウイスキーと炭酸水を1:1で入れて、好みに応じてレモン果汁を入れた方が飲みやすいと思います。

720mL、アルコール度数40度、価格は2000円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り C: 接着剤、リンゴ、ハチミツ、樽香が中心。ロックでは石鹸、レモンの香りが主体。
  • 味わい D: 苦みが強い。ロックでは特にきつい。
  • 総評 D: ハイボールでないと満足に飲めない。ロックは不味さを感じる。