精選版 日本国語大辞典の解説
せっ‐せん【接線・切線】
〘名〙
① 曲線上の一点でその曲線に接触する直線。曲線C上の点P、Qを結ぶ直線PQが、QをPに限りなく近づけるとき、ある直線lに限りなく近づくならば、この直線lをCの点Pにおける接線という。また、このとき、lはCにPで接するともいう。
※暦象新書(1798‐1802)下「微弧に於せざれば、芻亜辟の交角を得ること能はず、切線を知ざれば也」
② 曲面上の一点でその曲線に接触する直線。曲面上の一点Pを通る曲面上の曲線Cに点Pで接する直線lを、その曲面のPにおけるC方向の接線という。また、このとき、lはその曲面にPで接するともいう。
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