漫画家のきっかけ・その2
さて、お仕事2日目。
ノルマは行きましたが、やはり昨日のページ数で
仕事はかなり遅れ気味・・・
編集さんに迷惑かけたくはないな・・・頑張ろう!
さて、昨日の続き。
綾峰の漫画家を目指すまでのきっかけですが
本当に長くなりますのでお許し下さい。
話は中学の終わりから。
大きな転機の二つ目に、高校受験がありました。
綾峰が住んでいた町は、たくさんの高校があったのですが、
家から自転車で通える高校は数が少ない。
後は、電車で通ったり、自転車でも1時間以上のの通学時間。
小学生の時は徒歩で20分。中学は自転車で20分の通学。
それでも大変と思っているのに、高校行くのに何で
電車で1時間もかけにゃならんのよと頭を抱える綾峰。
本当に身勝手です(−−;
それにも増して大変なのが、綾峰の成績です(−−
それについて、家族を呼ばれての三者面談が行なわれました。
担任の先生に進められた高校は、広島との県境。
(生まれは兵庫尼崎なんですけど、育ちは岡山なのです。)
その高校は電車で2時間。
贅沢は言ってられない身分なのですが、
そうなると、寮に入るという事にもなります。
それは流石にどうでしょう?と、頭を抱える綾峰と母様。
子供の頃は、かなりの病弱だったので
家族は心配して、出来れば近くの高校を受験させたいとの希望だったんです。
「綾峰君の成績はこの辺で、希望の高校の偏差値はここら辺なんです。」
と、担任はおっしゃり、親切丁寧にグラフも書いて説明してくれます。
綾峰の行きたい高校は、地区の中で名の通る進学校。
まあ、地区を離れると無名に近いんですけど、まあそれはおいといて(−−;
困ったもんです。成績足りないらしいんです。
三社面談の押し問答は、軽いもんなんですけど、
当の綾峰はただ、グラフの線と睨めっこ。
成績ねえ・・・と、頭の中では考えるも
どちれかというと、睡眠時間削られる高校はヤダなと
親や、担任の心配はそっちのけ。
まあ親の心子知らずの状態でした(−−;
新学校に受かるのは嬉しいという担任。
家から通える高校と願う親。
睡眠時間を削られるのが嫌な綾峰。
三者の利得が一致し、ギリギリ無理といわれる高校へ向かい
受験勉強の始まりです!
母様と、姉様の協力により、初めて受験勉強をする綾峰。
まあ勉強は嫌いというより、一回病気で入院してて、
勉強についていけなかった事で、
勉強意識自体が止まっていた状態たったんで、
まあ大変でしたね。
いや・・・大変だったのは母様だったかな?
子供の勉強のために、教科書を読み直して理解して
そして綾峰に解るように説明をして・・・
今思うと、本当に偉大な母様です!
季節は巡り、受験日がやってきました。
今までやってきた総決算です!
ですが、受験を受けた綾峰はまったくの手ごたえなし。
ただつめこんだものを開放した状態というのが
テストの感想でした。
合格発表の日も、何か夢心地・・・
自分が今なんでここにいるのかも解ってない状態で
発表番号が張り出された掲示板の元にいました。
結果は・・・受かりました!
手ごたえがなかった分、暫く呆けていたのは覚えてます。
そして・・・
『ああ、これで俺の学校の勉強は終わりだ・・・』
これが、受験を終え、奇跡的に高校に受かった綾峰の感想です。
担任の先生に合格報告のために中学に帰る道すがら
高校生活の楽しみを思うより、これからどうしようと考えました。
その日の綾峰は開放感と虚無感に包まれた不思議な一日でしたね。
担任も親も喜んでくれました。
でも当の本人はもぬけの殻です。
でも、この受験の合格のおかげで
綾峰の目標は急速に絵に向かっていく事になります。
帰って来て、机に向かうと
絵を描くことに興味を引かれて仕方がありませんでした。
そして、貪るように描いてました。
基本は持ってる漫画の模写でしたけどね・・・
でもまだ漫画家という目標ではないんです。
ただ絵が描きたいというだけ・・・
その頃、漫画家が職業という認識もなく、
漫画を読む事が遊びの一つでした。
でも週刊誌は読んでなかったんですけどね(−−;
その頃読んでたのは月刊誌。
角川系列だったかな?
遊びが本気になるのに、この高校生活の出会いが
最大の転機になっていくんです。
思い出は遡るんですが、小学2年の頃に初めてジャンプを見ました。
その頃の小学校では、学校でジャンプが流行っていたんですが、
綾峰はジャンプを見た事がなかったので、
何の会話をしているのかチンプンカンプン解りません。
ジャンプとは何だろうと聞いてみると、週間雑誌の事だそうで
知らない綾峰は仲間外れです。
帰りに近所の雑貨屋で建ち読む事にしました。
その頃の綾峰の愛読書は学研の小学生シリーズと、ボンボン。
週刊雑誌は大人の世界たと思い込んでいたので
何かいけない事をしているようでドッキドキです!
ジャンプジャンプと探し、見つけたものの
手に取ったものが、本当にみんなが言ってる
ジャンプかどうかが確認が取れません。
まあ、始めて見る物は総じてそんなもんですよね(^^;
ドキドキしながら本をめくり、ビックリです!
人間の顔をしてない、キャラクター
バラバラになってる子供!
その中に額に米のマークの人間が一人。
なんなんだこれは・・・!と急に怖くなって、本を閉じ
一目散に家に逃げ帰る綾峰。
それ以来、高校に入るまで、恐怖の対象となって
見なかったんですよね・・・
今思い出せば、あれはキン肉マン。
それ以来、綾峰は月刊誌を愛読として暮らしていく事となるんです。
何で?と、聞かれても困るんですけどね(−−;
キン肉マンのミート君がバラバラになってる姿が
そして、額に変な文字がと思ったテリーマンが
怖かったとしか言いようがないんですけどね・・・
さて話が脱線しましたが、
二つの転機があった綾峰。
一つは漫画を描く友達と、高校受験。
そして3つ目ののきっかけとなる、高校時代の友人たちとの出会い。
それはまた明日・・!
すみません。詳しくきっかけ書こうと思ってたら
本当に長くなってます。(−−;