広島市では高齢者向けのワクチン接種が10日から始まりました。

市はなるべく早く高齢者への接種を終えたいとしていますが、現状では65歳以上の人すべてが終了するのは10月初旬となる見込みです。

【若木記者】

「広島市の80歳以上の人にきょうから送付されるワクチン接種券。これが届いたら医療機関などで予約ができます」

広島市は10日から高齢者の中でも優先順位の高い、65歳以上の施設入所者や80歳以上の市民にワクチン接種券の送付を始めました。

施設での接種は一部の高齢者施設で10日から始まるほか、80歳以上の人は今月24日から市内465の医療機関で個別接種を開始。

また、民間の商業施設などで行う集団接種も今月17日から始まります。

一方で、国は7月末までに高齢者への接種を終了したいとしていますが、広島市は現状、終了時期を10月初旬とする見通しを示しました。

【広島市・阪谷保健医療担当局長】

「協力いただける医療機関や実施できる集団接種会場には限度があります。接種回数を増やして出来るだけ前倒しの接種が可能になるように力を尽くしたい」