【ドラマ10】半径5メートル(2)「出張ホスト百人斬り」[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
【ドラマ10】半径5メートル(2)「出張ホスト百人斬り」[解][字]
酔って一夜を共にした山辺(毎熊克哉)の気持ちを量りかね、混乱する風未香(芳根京子)。宝子(永作博美)の「出張ホスト百人斬り珍プレー好プレー」企画を手伝うが…。
番組内容
目覚めたら山辺(毎熊克哉)とベッドを共にしていた風未香(芳根京子)。以来、山辺はただ泊まりに来ては朝、会社に行くということを繰り返し、風未香を混乱させる。ある日企画会議で女性用風俗が話題になり、風未香は宝子(永作博美)と共に様々な「出張ホスト」とのデートを体験取材することに。そんな中、デスクの丸山(尾美としのり)は、宝子が取材した利用者の中に妻の絵美(片岡礼子)がいることに気づきがく然とする。
出演者
【出演】芳根京子,毎熊克哉,山田真歩,片岡礼子,木村達成,北村有起哉,尾美としのり,永作博美
原作・脚本
【作】橋部敦子ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(風未香)頼む~
出るな~ 出るな~ 出るな~。
≪あっ! あ~…! ああっ ああ…。
(水を流す音)
あっ 宝子さん。
(宝子)何騒いでんの?
ずっと来なかった生理が来たんです。
(落とす音)
あっ… ああっ!
ああ。
ああ…。
フーミン 彼氏いるんだ。
あっ いや そういうわけじゃ…。
彼氏じゃない人と避妊もせずに!?
それは したと思います…。
したと思う!?
お酒飲んでで よく覚えてなくて。
違います!
何も言ってないし。
…だから
いつも記憶がなくなるようなことを
してるわけじゃないんです。
彼氏じゃない人と
そういうふうになったの初めてで。
うっ… あっ… うっ… あっ…!
だから とにかく 朝起きて
隣に男の人がいるなんてこと
めちゃくちゃ久しぶりだったんですよ!
だからか。
え?
よかったじゃん! 生理来て。
いいのか悪いのか
その人とは それっきりで… あ~。
モヤモヤしてるね~。
面白がってません?
面白がってます。
「モヤモヤは
ああ発見の鍵だから」。
あ~っ…。
♬~
[ 回想 ] うおっ…!
♬~
あっ… やっべえ…。
♬~
(山辺)あ~ 久々によく寝た。
あ~ やべえ こんな時間じゃん。
あっ でも こっからなら余裕か。
15分ぐらいだっけ?
あっ えっ… か… 会社ですか?
うん。
ああ はい。
ファミレスのモーニングでも
食っていくか。
前田も行く?
えっ あっ…。
えっと あの
シャワーとか浴びたりしたいんで…。
ああ…。
俺も浴びようかな。
えっ…。
あっ 前田も一緒に浴びる?
いえ。 あっ…。
あの~ 昨日のこと ちょっと
あんまり よく覚えてなくて。
えっ…。 えっ…。
あんな すごい声出してたのに?
どんな声だよ。
♬~
あっ ううっ… く~っ うう…。
へえ~。
♬~
(丸山)「絶対食べてはいけない
加工食品の見分け方」。
「信じてはいけない医療」。
「今からでも間に合う主婦の再就職」。
ちょっと前に ほかでもやってたけど
何で やりたいの?
とりあえず
企画8つ出すように言われたので。
ん…。 (ますみ)「とりあえず
受け身のままじゃ始まらない」。
もう はっきり言って
いいんじゃないですか?
後追い企画 適当に出すなって。
すみません。
毒舌来たね。
(海老原)フーミンに当たらないの。
すいませんね 欲求不満で。
ほら あれよ。
単身赴任中の ほら パートナーがさ
月に1回 帰ってくるんだけど
この半年 夜の営みが全くないんだって。
ああ…。
コンドーム買ってくるの忘れたからって
拒否られたのが最初でした。
避妊大事。
(ますみ)確かに。
ホントに忘れたの?
ちょっと ジーザス。
それ 絶対言わないようにしてたのに。
(笑い声)
私だって
うそかもしれないって分かってますよ。
だから 余計イライラするんです。
(海老原)マスミン 不倫できないもんね。
しません。
近頃 売れてますけど。
えっ。
何?
「週一で男を買っています」?
カウンセリングもどきで
癒やされるんだって。
あっ テレビでやってました。
出張ホストとか
レンタル彼氏とかですよね。
性感マッサージも。
でも 性病のリスクありますよね。
盗撮や恐喝だって。
丸山デスクは
自分の妻が風俗利用するのって
どう思います?
ないない。 うちのは ありえないから。
何でです?
性欲とか そういうのないから。
(2人)あるある あるある!
(丸山)えっ だって そんなこと…。
あるね。
え~っ!
いや うちは
そういうのなしで平気だから。
どれくらい ないんですか?
あっ…。
3~4年かな…。
うそ。 3億年でしょ。
あっ そういえばさ
宝子さん 例の企画 どうなった?
ああ あと5人かな。
例の企画?
出張ホスト百人斬り。 珍プレー好プレー。
え?
宝子さんが 100人の出張ホストと会って
それを漫画にするんだって。
100人!?
いつから やってたんですか?
1年前。
え~! ホストも大変ね。
宝子さんを楽しませるなんて。
(笑い声)
いろいろいて面白いよ~。
あ~ 楽しみ。
しかも 漫画は あの桐野江ナナ先生。
(ますみ 海老原 風未香)え~!
ずるい! 何 そのぜいたくな企画。
その企画 次 出したらどう?
そうだねえ…。
(ますみ)見たい。
あっ。
…えっ?
え~。
まだ決まらないの?
体験取材とはいえ
出張ホスト 初めてですし。
顔は山辺君でしょ。
な… 何で山辺さんですか~?
フーミン言ってたじゃん。 タイプだって。
言いましたっけ? えっ…。
じゃあ はい 決めました。
この… このレイジさんって方にします。
はい レイジ君。 よろしくね。
どうすればいいんだ これ。
何の写真 見てるんですか? それ。
出張ホストの写真。
宝子さん。
はい。
あのさ 桐野江ナナ先生との打ち合わせ
俺も挨拶したいんだけど。
あ~ 来れば?
やった。
それでさ
ちょっと怒られるかな サインとか。
何 何… 出張ホストの写真?
ええ。
こういう いい奥さんって感じの人でも
利用したりするんですね。
隠し撮りだ。
ん? ん?
えっ 丸ちゃん。
えっ…。
(扉の開く音)
(電気を消す音)
≪(丸山)あのさ…。
(絵美)ん?
何?
≪(丸山)いや… おやすみ。
(着信音)
いきなり ため口かよ。
「ハート」って。 「丸」。
うん。 よし。 よし!
≪(山辺)前田。 お~い! 前田。
は~い は~い!
(ドアの開く音)
どうしたんですか?
ああ… いいか。
いいか… いやいや いやいや
ちょちょちょ… 急に言われても。
大体 何時だと思ってるんですか?
俺は気にしないから。
はい?
寝れたら 床でもどこでもいいや。
寝れたらって ちょちょちょ…。
…ダメ?
ダメです! そんな いきなり言われても。
すみませんが 帰って下さい。
はい 気を付けて帰って下さいね。
顔にだまされねえから。
≪(物音)
えっ…。
えっ! どうしたんですか?
(いびき)
寝てんのか。 マジか。
(猫の鳴き声)
おっ…。
あっ…。
おは… おはようございます。
おはよう。 あっ おはようございます。
…はい。
コンタクトなんだな。
あっ はい。
俺 行くわ。
あっ はい。
♬~
じゃあな。
…はい。
(ドアの開閉音)
(レイジ)
「待ち合わせは13時に原宿でいいかな」。
(レイジ)フーミン?
はい。
はじめまして レイジです。
よかったら レイジって呼んで。
あっ はい。
は~い 来た来た。
(レイジ)フーミンがすてきな人でうれしいな。
ウフッ。
(シャッター音)
フーミンのお仕事は?
ブライダル関係…。
へえ~ 幸せな仕事だね。
…うん。
僕も幸せな仕事だけど。
ああ… そうだね。
よいしょ。 よいしょ。 はいよっ。
(シャッター音)
はいよっ。 はい バッチリ。 オッケーよ。
(レイジ)ねえ これ見て。
(シャッター音)
最近さ 動物の動画にはまってて。
癒やされるんだよね。
うんうん かわいい。
あとさ お笑い系も好きなんだ。
へえ~ 意外。
ドラマとか映画も
コメディーに目が行くんだよね。
へえ~。 私は 小説が原作だったら
絶対に見に行く。 小説?
うん。 大好きな小説の映像化ってさ
ものすごい楽しみなんだけど
うわ~ これじゃない感満載だったら
やだなっていうのもあって
めちゃくちゃドキドキする!
本が好きなんだね。
ああ… うん まあ。
行こ。
うん?
フーミンと一緒に
行きたいところがあるんだ。
ゆっくりでいいよ。
(レイジ)フーミン ここだよ。
うわっ うわっ うわっ…。
うわっ すっご~い!
うわっ あっ。 うわ~!
うわ~! うわっ これ…
うわ~ これ 一日 ここにいた~い!
あっ これ… 「現代日本詩人全集」 これ!
これ 装丁が
めちゃくちゃきれいなんだよな~。
とってもいいのかな… 無理か これ。
あっ…。
これね。
すみません。 はい。
あっ ありがとう。
(レイジ)あっ 椅子とってくるね。
あっ ありがとう。
完全につかまれてるね。
(シャッター音)
♬~
(ハルキ)ラー子さんですか?
おっ ハルキ?
うん。 すてきな人で うれしいな。
ラー子って呼んでいい?
あっ 呼び捨て やめてくれる?
…はい。 ラー子さん。
ラー子… 様で。 フフフ…。
ラー子様!
夜は長いわよ。 私を楽しませなさい!
は~い!
(シャッター音)
はい 珍プレー 頂きました。
うわっ す~てき~!
(大雅)これ全部 腕なんだ。
へえ~。
ウフフ… あの 私 まだ一度も
男の人と おつきあいしたことがなくて。
えっ。
ありえねえ。
じゃあ 手つなぐ?
えっ あっ えっ… アハッ…。
あっ あの… うわ~ 長~い。
あ~っ! あっ あっ あっ… アハッ。
お~…。
(シャッター音)
お見事。
(掃除機の音)
何やってんだよ。
昼間っからホテルで何やってたんだよ!
何で知ってるの?
やっぱ そうか…。
私のこと調べたの?
出張ホストって何だよ。
いつからだよ。
何回 出張ホストに金出したんだよ。
何やってんだよ いい年して。
(スイッチを切る音)
子どもたちが 手 離れて
ホッとしてたとこなのに。
やったわよ 性感マッサージ。
性感マッサージで
思う存分 気持ちよくなったわよ。
…開き直るなよ。
(掃除機の音)
(海老原)あっ フーミン
カウンセリングもどき どうだった?
えっ。
出張ホスト。
ああ…。
アタリ? ハズレ?
まあ アタリだと思います。
ふ~ん。 どんなふうに?
やっぱ プロですね。
私のこと よく見てるし
ホッとできる空気感 つくってくれるし。
そうじゃないと お客さんは やっぱり
体も心も開かないもんね。
(海老原)大切にされてる気持ちを
お金で買うってわけね。
フーミン的には
2万円払う価値あったわけ?
まあ 10回のやけ食いより
1回の出張ホストも
悪くないなとは思います。
でも 利用して後悔する人も
いるとは思いますよ。
薄っ。 えっ 何か薄い。
(海老原)ちょっと薄い…。
(ますみ)2万円か~。
どう? 私 ちょっと行っちゃおっかな。
いいかも。
(海老原)ホントに?
好みってあるじゃない?
ああ…。
(丸山)ちょっと話せる?
何の話?
…決まってるだろ。
あんた 風俗行ったことあるよね。
いつの話だよ。
今も昔も関係ない。 行ったことあるよね。
何で私だけ責められなきゃいけないの?
別に責めてるわけじゃ…。
私だって女になりたい時 あるんだから。
えっ?
…何?
いや… そんなこと思ってたんだ。
そんなこと?
(障子を閉める音)
≪(絵美)来月 家 空けるから。
空けるって?
≪(絵美)1週間から10日 入院する。
誰が?
≪(絵美)私が。
子宮けいがん。 手術するの。
えっ…。
どういうこと? え?
いや がんっていっても
子宮とったら大丈夫って言われてるから。
死ぬわけじゃないし
万が一 手術で何かあっても
あんたが困らないように
どこに何があるか
分かるようにしておくから。
(ため息)
(足音)
お疲れ。
何見てんの?
うん ちょっと調べ物。
ふ~ん。
ジャン。
おおっ サンキュー。
(開ける音)
お疲れ~。
お疲れ~。
あ~っ。
あ~っ。
大丈夫?
はぁ… おいおいおい。
はぁ~ ちゃんと向き合えてなくてさ。
どうしようかと思って。
夫婦のことだからね~。
記事にしていいなら 私 書くよ。
ネタかよ。
あっ 自分で書く?
書くかよ。
書かないか。 そうだよね~。
≪(ノック)
あ痛て…。
(蹴る音)
痛っ 痛っ… あっ。
(ドアを開ける音)
(山辺)おう お疲れ。
それは…。
(山辺)ビール ビール。 ちょっと重いから。
いちいち買ってくるのが面倒だからさ。
ああ…。
あれ? 片づけた?
冷やしとくか。
あっ 冷蔵庫。 冷蔵…。
ん?
あっ…。
よいしょ。
ま… まあ いっか。
あっ 遠慮しなくていいからな。
俺がいない時も飲んでいいから。
仕事するんで。
仕事? はい。
今 何やってんの?
出張ホストです。
出張ホスト?
はい。
えっ 会ったの?
…はい。 客として。
ふ~ん。 どうだった?
気になります?
うん。
うん… フフッ… そうなんですね~。
昔フリーライター一本で食えなかった時に
副業でやったことあってさ。
えっ。
あっ 1回だけな。
そのあとも頼まれたんだけど
向いてないから やめちゃった。
でしょうね。
あっ 前田
つまみもあるけど 夜食に食えよ。
あっ あの 夜食とか間食やめてるんで。
えっ 前田が?
はい。
くっ… お前 無理すんなよ。
む… 無理してません。
無理してませんじゃなくて
おいしいから。 ほら 焼き鳥。
うわっ。
ほら。
何だよ。 無理すんなって。
いりません。 いりませんってば。
ああ…。
ん?
今日さ ずっと我慢してて。
張り込み中に 足つっちゃったよ。
ふくらはぎ。
…痛いですよね ふくらはぎ。
これさ 絶対 風呂入った方がいいよな
風呂。 ぬるま湯。
ぬるま湯…。
あ~ ず~っと硬い。
くっ…!
(パソコンを強く閉じる音)
♬~
ああっ!
入るヤツが洗えよな。
ああ~っ 面倒くさいな もう!
はい! はぁ…。
(いびき)
ふざけんなよ!
面倒くさいな! もう! はぁ…。
(丸山)ただいま。
お疲れさまでした~。
前田。
あのさ 合鍵 作っといてくれない?
何の合鍵でしょうか?
前田んちの。
あっ 急いでないから。 よろしく。
ちょちょちょ…。
えっ?
ちょっと よろしいでしょうか。
何だよ。
どういうつもりですか?
えっ?
いつも ふらっと 急にうちに来て。
何か怒ってる?
怒ってますよ。
会社のすぐそばで便利だからですか?
お風呂入れるからですか?
お風呂…。
ビール置いていけるからですか?
どうなんですか!
どうって言われても…。
ホントに…
うちに仮眠とりに来てるんですよね?
はあ?
合鍵とか ホントに意味が分かりません。
どこまで都合よく
人んち 使うつもりですか?
二度と来ないで下さい。 お願いします。
(ため息)
うれしいな。 フーミンの行きつけの店に
連れてきてくれて。
フフフ…。
(店員)はい お待たせ。
(2人)あっ ありがとうございま~す。
乾杯する?
はい。 では…。
(店員)どうぞ~ サービス。
ありがとうございます。
いつも ありがとうございます。
とるよ。
ありがとう。
ここ置いとくね。
うん。
はい。 乾杯!
かんぱ~い!
お通しで~す。
もつ煮込み 来た来た!
これ めっちゃおいしいから!
そうなの? じゃあ いただきます。
どう?
めっちゃうまい!
でしょ? ここに来たら 絶対食べるもん!
あっ ほかのもおいしいから
頼んじゃうね。
すいません。 豚バラ4本と ねぎま4本と
つくねも4本と
あと あの いつものきゅうりコンブ
あと…。
実は今さ つきあってんだか
よく分かんない人がいて。
うん。
相手が どういうつもりなのか
分かんなくて…。 ほう。
じゃあ 私が どうしたいのかっていったら
それも分かんなくて。
今日 合鍵欲しいって言われてさ…。
それを何か 軽々しく作れって言われて…。
何か 私が軽々しく扱われてるみたいで…。
何か この人
ホントに分かってないんだなと思って
私 ブチ切れたのね。
で それで
もう きれいさっぱりのつもりが
何か 余計にイライラ モヤモヤして
で レイジに連絡して。
何か どんどん 自分がどうしたらいいのか
分かんなくて…。
ホントは分かってるんじゃない?
おやすみ フーミン。
♬~
どうして…。
いや 合鍵はさ…。
俺 前田に会いたいから来てるわ。
合鍵は 朝 前田を
起こさなくていいようにって思って。
鍵開けたまんま行くのも不安だし。
それと 仮眠しに来てるわけじゃなくてさ
ホントは前田と一緒に寝たかったけど…。
えっ 怒ってないの?
もう怒ってない。
♬~
びっくりした。
ウフフ…。
♬~
おはよう。
ウフッ おはよう。
昨日は歌わなかったな。
…え?
すごい声って そっち?
えっ 何だと思ってたの?
あっ あれか。
う… うるさい!
あっちか。
バカ! バカ! 強い 強いって。
漫画の原稿 できました。
(丸山)待ってました。
出張ホスト百人斬りですか?
珍プレー 楽しみ。
それはやめた。
(丸山)やめたって?
珍プレー好プレーは後でやる。
(丸山)は? また勝手なことして。
うわ~!
うわ~ 生原稿。
「大学で知り合った夫…」。 あれ?
ダメ出しは 後で聞く。
あっ あっ…。
(海老原 ますみ)えっ?
まずは 俺が読む。
ちょっと…。 うそ~。
あの… 俗に言うってやつです。
あの~ 何か気が付いたら
そういうこと 全然なくなっちゃってて。
あの~ セックスレスっていうのかな。
もう 6年くらいになります。
でも まあ どの家も
こんなもんなんだろうなって。
女扱いされなくたって
しょうがないんだろうなって
思うようにしてました。
がんは 検診で見つかりました。
(清水)丸山さんは お子さんは
お二人いらっしゃるんですね。
はい。
うん。
まあ 50歳ですし
子宮はとっても大丈夫ですよ。
…はい。
(清水)大丈夫です。
とったとしても 性交渉はできますから。
(絵美)命が助かるんだったら
子宮とるのは何でもないことだって
思おうとしました。
女じゃなくなるような気がするとか
もう そんなこと言ってらんないよなって。
♬~
(絵美)でも 何て言うのかな…。
もしかしたら 私は このまま一生
セックスしたり 抱かれたりっていうのは
もうないのかなって思ったら
涙が出てきて… 泣けてきてしまって。
(絵美)出張ホストに会ったのも
1回だけです。
とても優しくて マッサージも
私を気遣いながら やってくれました。
(絵美)でも…。
(純一)またの御指名お待ちしてますね。
では。
(絵美)私には後悔だけでした。
それでも 手術のことを考えたら
何か落ち着かなくって
そこら中 一掃したくなってきて
キッチンの片づけをしていたら…。
回想 ただいま。
(鍋を磨く音)
(絵美)洋ちゃんが 鍋を磨いてくれました。
♬~
(絵美)その背中を見ていたら 私
ああ やっぱり
こういう人だから結婚したんだなって。
♬~
何か 鍋なんですけどね。
(笑い声)
♬~
はぁ…。
ホントにネタにしやがって。
♬~
<誰だって
大切にされている感覚に包まれたい。
もし
心にポッカリ穴が開いてしまった時は
出張ホストが
緊急避難所になるかもしれない。
自分が本当は 誰とどういうつながりを
持ちたいのかが分かることもある>
洋ちゃん。
…ん?
ごめんなさい。
ごめん。
(ふすまが開く音)
♬~
…ごめんな。
♬~
(絵美)におい変わった。
(丸山)加齢臭?
(絵美)フフッ。
♬~
(たたく音)
ガァ~!
モヤモヤは発見の鍵。
ほう。
そのモヤモヤの先に何が見えるのか。
そこにチャンスがあるってことですよね。
お~。 で フーミンのモヤモヤは
どうなったの?
あ~。
お疲れちゃ~ん。
お疲れさまでした。
はい。
いいの?
うん。
ありがとう。
うん?
まだ つけるとこあったかな。
ちょっと待って ちょっと待って。
何? この鍵。 多くない?
ちょっと いろいろたまっちゃってさ。
処分しなきゃいけないと思うんだけど。
ここ…。
もしかして合鍵?
ん? あ~ いや
これは ロッカーの鍵で
これは うちんちの鍵で
これは タケシんちの鍵…。
やっぱ返して。
えっ 何で 何で 何で?
何で?
おう。
はあ~!?
せっかく作ってくれたのに。
痛て…。
やだ!
私は これを捨てられません。
何しろ 宝物なんで。
この中から たった一つだけ
物を持っていけるとしたら? はい。
宝子さん 何たくらんでるのかしら。
あんな大きなテーブル 必要ないでしょ。
絶対に捨てないで。
あのテーブルは ただの物じゃないんだ。
あ~ 困った!
あ~ できない できない…。
選べるのかな 本当に大切なものって。