フロアボールは北欧を中心にヨーロッパで広まり、現在は世界74か国で親しまれています。プラスティックのボールで行う屋内スポーツで、身体のぶつかり合いが少なく、年齢・性別を超えて親しみやすいのが特徴です。そんな新興スポーツ・フロアボールのルールなどご紹介します。
この記事は、フロアボール日本代表・高橋由衣さんの資料を元に投稿者が加筆修正して構成しています。(加筆修正で間違えてしまっていた場合は、団体までご連絡いただけると幸いです)
基本的なルール
- 6人対6人で行います。(キーパー1名)
- キーパーはスティックを持たず、手でボールを投げます。
- 正式な試合時間は1ピリオド20分、1試合3ピリオド制
- スティックで相手ゴールにボールを入れると得点。
- ヒザから下でボールを打ちます。(密集で腰以上に上げると反則)
- コートを囲う壁(高さ50㎝)を利用してパスなどもOK。
- ボールを蹴るのはOKですが、シュート(得点)は不可。
道具
ボールはプラスチック製。スティックはプラスティックから本格的なカーボンまであります。右持ちと左持ちどちらも可能です。
ボールは3千円程度~、スティックは3~5千円程度から本格的なものは数万円のものもあります。
ゲームの進行
☆フェイスオフ
ゲームの開始や、得点後の再開、どちらのボールかわからなくなった時などは、フェイスオフを行います。両チーム1人づつがコートの真ん中でボールを取り合います。
☆フリーヒット
反則の場合、ボールをコートの外に出した場合は、その場から相手ボールのフリーヒットになります。フリーヒットは、ボールをセットしてから3秒以内、相手はボールから3メートル以上離れます。
主な反則
☆ハイスティック
膝より上でのボール操作、密集で腰の高さ以上にスティックを上げてはダメ。
☆ブロッキング
自分のスティックで相手のスティックを押さえつけてダメ。
☆ジャンプ
ジャンプしてボールを打つなどはダメ。
☆スライディング
床に倒れてプレーしてはダメ。
☆その他
相手を押すこと(プッシング)、相手の手足などをスティックで叩くこと(スラッシング)など、一般的な球技で反則とされることも同様に反則となります。また、ボールを手で扱う(ハンド)ことも反則です。
コートの仕様
正式サイズ:20m×40m
正規のコートは高さ50㎝のフェンスで囲われています。