‐一般的日本人の北朝鮮観‐
テーマ:社会・時事一般
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12195519219.html
https://www.youtube.com/watch?v=uvGNUhpE6rs
少し前のことですが、休日にとある葬儀屋さんのライブ配信(ダメな上司に関して)を視聴中、動画の後半で、仕事をやる上で「怒鳴る怒鳴らない」かの問題に移ったのですが、前述を議論する上で持ち出された「現実論」なるものが、大変びっくりしたものでした。
ラブとピースだけで世界が救われるなら、「北朝鮮はミサイル撃たない」(動画1時間31分6秒)
いきなり脈絡のない内容でピンとこないと思いますが、論理の飛躍以前に、まったくわけのわからないことになっています。
仕事に関する「怒り方」の問題で、これ自体、各人が日常的なレベルで語るに事足りる話なのに、「怒鳴って怒るか否か」の問題で、なぜまったく次元の違う北朝鮮が持ち出されなくてはならないのか、正直意味不明でした。
おいおい、個々人の生活の問題と、政治的問題は分けて考えろよと。
歴史的文脈も、超大国の思惑や、朝鮮民族が置かれている立場も状況も理解せず、的外れと言いようがない物言いには、本当にげんなりしてしまいます。仕事という、日々の生活の中で「優しい言葉で言っても伝わらない」のなら、それらを是正する手法は、我々が理解できる日常的言葉や認識の範疇で、是非を問えば良いだけの話です。
すでに、ライブ視聴者との最初の質疑応答で「北朝鮮のミサイルがうんたらかんたら」とやり取りしている時点で、正直危ないなと思っていましたが、今回はその予想が的中しました。
何を言いたいのかと申しますと、北朝鮮に関して、いい加減な物言いをする日本人が多いこの世の中で、非ネトウヨの人でさえも、北朝鮮に関しては「怖い国」「物騒な国」「自分を正当化するときに持ち出す極悪者」として、しきりに持ち出されます。
それがどんなに真面目で、仕事熱心な方で、労働基準法を遵守することを目指す方でも、例外ではありません。
一言で「北朝鮮は怖い国」。はい、終わり。
つまるところ、これこそが日本人一般の「思考レベル」だと、私は推測します。
「報道以上の先」には、絶対にいかない。考えようともしない。
それが仕事や学術に関して、とても博識な認識を持っていても、「北朝鮮」に関すると、途端にお幼稚小僧のレベルにまでぶち落ちます。
本当に謎です。
非ネトウヨで、マスコミやネット上のデマを批判する人間でさえも、ここだけに関しては大メディアを完全に鵜呑みにし、もろに情報スピンされた報道を受け入れているのが現実なのです。
そういう人たちには、是非このアメリカ人の言葉を読んで下さい。
Not an option. You lost. Get over it and stop whining about it....
(<在日米軍の撤退は>有り得ないね。おまえらは、戦争に敗けたんだ。我慢しろよ、泣き言をいうのはやめるんだ…)
敗戦と、米国傀儡の属国としての日本。
私たち日本人が「本当に怒らなくてはいけない相手」が、一体誰なのかということを、今一度認識しなくてはなりません。
<参考資料>
・youtube『【職場環境】ダメな上司をどうしたらいいですか? ライブ配信』
https://www.youtube.com/watch?v=uvGNUhpE6rs
・拙ブログ『‐在日米軍の是非をアメリカ人に聞いてみた結果 その2‐』