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佐藤健、神木隆之介独立の陰に、後をひく「三浦春馬問題」 最強の芸能事務所アミューズの“失敗”とは

カリスマ創業者の失速

 創業者である大里氏もすでに74歳。アミューズで社長、会長を経て2008年に相談役名誉会長、2009年に最高顧問に就任するなど現場から徐々に離れていた。しかし2011年に会長に再就任している。

「大里会長は事務所経営を次世代に任せ、再びプロデューサーとして新しい挑戦に乗り出そうとしました。しかし2013年に自ら主導して六本木に作った『アミューズ・ミュージカルシアター』が、たった1年で閉鎖。韓流ミュージカルを上演する劇場でしたが、韓流ブームの終焉を読み違えて大きな損害を出しました。常に時代を先取りしてスターを生みだしてきた大里会長ですが、この失敗で限界説が一気に噴出したんです」(ワイドショー関係者)

 カリスマ的創業者であり、会社の筆頭株主でもある大里氏の失速は世代交代を加速させるかと思われたが、パワーバランスが崩れたことで組織は混乱に陥った。

「大里会長という“重し”が外れたことで、音楽部門と俳優部門の権力争いが顕在化したんです。音楽部門はサザンというカリスマの存在でなんとか秩序を保ちましたが、一方の俳優部門は福山の人気に陰りが見え、小出の淫行事件で機能不全に陥りました。この事件でアミューズは5億円以上の損害賠償を肩代わりしたという報道もあります。さらに2020年には次期エースになるはずだった三浦春馬が自殺。理由はいまも明らかになっていませんが、看板スターの死を防げなかった管理責任はあまりにも大きいです」(ドラマ関係者)

三浦春馬 ©️文藝春秋

サザンの元マネジャーが社長に

 俳優部門のトラブルが続き、音楽部門との軋轢が強まる中で、パワーバランスを決定づけたのが、2年前の中西正樹社長の就任だった。45歳という若さでの社長就任が話題になったが、社内的には中西社長がサザンのマネジャーを務めた音楽部門の旗頭であることが大きな意味を持っていた。

サザンオールスターズの桑田佳祐 ©GettyImages

「中西社長自身は音楽部門を歩んできた人ですが、俳優部門を立て直さなければアミューズの成功はないとわかっていました。なので社長就任にあたって、ながらく俳優部門を仕切っていた市毛るみ子氏を副社長に就任させたんです。市毛副社長は福山雅治の育ての親で、ドラマ、映画界に顔がきき信頼も厚い。62歳と中西社長より一回り以上年上ですが、俳優部門の立て直しを任せられるのは市毛副社長しかいないと白羽の矢を立てたのです」(芸能プロ関係者)

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