三郷市議会21世紀クラブは、市民が安全で安心して暮らせる快適で住みよいまちづくりを念頭に、三郷市の発展と14万人余市民の負託に応えるべく日々精進を重ねております。
我が国の経済状況は、中国武漢発の新型コロナウイルスに対する政府の感染症拡大防止対策で人やモノの流れを制限した結果、リーマン・ショック後の実質GDPは、年率換算で17.8%減、個人消費は0.5%減でありましたが、今回のコロナ・ショックは、それを凌ぐ、GDP27.8%減(4~6月期)、個人消費も前期比8.2%減となりました。
また、各国政府も感染拡大防止を最優先し、人の動きを人為的に抑制したために、国内外で個人消費と企業活動に同時に急ブレーキがかかり、短期間に幅広い業種が影響を受け牽引役不在の状況に陥ったままで、依然として厳しい環境下にあります。
待ち望んだ東京オリンピック・パラリンピック開催は来年に延期されましたが、新型コロナウイルスは海外では感染が拡大傾向にあり、国内でも一向に沈静化の兆しが見られず、また、GoToトラベルキャンペーンの人の移動による感染拡大が懸念される中ではありますが、是非とも、オリンピック開催にこぎつけることで、それによる経済効果に期待がかかります。
本市においては、区画整理の事業効果もあり、税収増も計られているものの、少子高齢化への対応、医療・介護・生活保護等の社会保障費の増大、交通・防犯・防災対策、道路整備や近年の豪雨に対応した河川・水路の整備、その他、未整備インフラへの対応など課題は山積しており、市民一人ひとりが安心して生活できるまちづくりへ更なる施策を講じる必要があります。
求められるものは、更なる子育て支援とその環境整備・高齢者対策、医療・介護等の福祉対策、雇用の創出、特に女性の雇用と活躍の場の創出、都市インフラ・住環境の整備と自然災害対策、教育・文化・スポーツ等の充実、農業の6次産業化と三郷ブランドの創出、観光事業の充実等広範囲にわたり、これら三郷市の発展と活性化には不可欠な要素であり、諸施策の結実には果敢な努力が必要であります。
これら市民の負託に応えるためには、市職員をはじめ関係者が一丸となってそれぞれの経験と持てる能力を発揮し、最小の経費で最大の成果が得られるよう効率のよい予算編成とその執行が求められます。市民から寄せられる要望を基にした21世紀クラブの提案を考慮され、また、提言に傾聴いただき、三郷市が掲げる施策の着実な遂行を望むものです。
主役である市民の負託・信頼に応えるべく、地域経済の活性化が図られるよう、市民本位の適切な行政運営に尽力されますことを要望させていただきます。
21世紀クラブ 代表 岡庭 明