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破産手続き中の学校法人堀越学園（解散）をめぐる問題で、虚偽の書類で学園の土地や建物に関する抵当権を仮登記したとして、県警捜査２課と高崎署は４日、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、高崎市栄町、元学園理事長、堀越哲二容疑者（６５）＝横領罪で有罪確定、執行猶予中＝ら３人を逮捕した。県警は堀越容疑者らが財産処分を免れたり、破産手続きを妨害する目的で権利を設定した可能性もあるとみて動機などを詳しく捜査する。
　ほかに逮捕されたのは東京都豊島区高松、元学園理事、関口葉子容疑者（４８）と、学園が運営する幼稚園に野菜を納入していた埼玉県本庄市、農業、遠藤洋一容疑者（７２）。
　３人の逮捕容疑は学園が破産手続き開始決定を受けた後のことし６月、共謀して学園が創造学園大キャンパス内の土地や建物を担保に遠藤容疑者から１億５０００万円を借りたとする虚偽の仮登記申請書類を作成し、前橋地方法務局高崎支局に提出するなどした疑い。
　県警によると、堀越容疑者は否認し、関口容疑者は黙秘している。遠藤容疑者は現金を貸した事実がないことを含めて「間違いありません」と認めている。
　県警は１１月に告訴状を受理し、捜査していた。破産管財人の妨害や債権者を害する行為を禁じた破産法違反容疑での立件も視野に財産売却の実態も捜査する。

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