TOKYO DESIGN WEEKのお詫び文に「前略~草々」が使われていて物議を醸す
おがくずと電球で5歳児を焼死させた東京デザインウィークの何が問題なのか?
清水亮さんの記事でも指摘されている通り、杜撰な運営体制によって起こるべくして起きた事故としか言いようがなく、その事故がもたらした無念にも失われた子供の命に対する慙愧も後悔も反省ももう少しやりようがあるだろうし、これだけの不始末に対して必要な責任は刑事民事双方できちんととってもらうしかないのではないかと思うわけですよ。
実際、もしも私の息子がそこで焼け死んだらと思うと、子供を助け出そうと自らもやけどを負った父親が、もっと頑張れば息子は生きられたかもしれないと嘆きながら一生を悔いて生きることは深い同情に値するものだと思います。楽しく遊んでいたところの突然のお別れなんて、本当に悲しすぎます。
ちょっと考えれば火を噴くかもしれないという知識も持ち得なかった制作者の大学生グループも、またきちんと展示物を検分して適切な指導を行うことのなかった主催者も、いま一度立ち止まって胸に手を当てて考えたほうが良い事案であります。少なくとも、取り返しのつかない重篤な事故を起こしたのが分かったとき、即座にイベントを中止するという最低限の誠意もないような運営には、おざなりな対応では次がないかもしれないことをぜひ知ってほしいと思うのです。
救いのない事件だからこそ、真摯に反省し再発を防ぐことの大事さを理解できない運営者によるイベントは、本気で次がなくなっても仕方がないんじゃないですかね。
著者プロフィールブロガー/個人投資家
やまもといちろう
慶應義塾大学卒業。会社経営の傍ら、作家、ブロガーとしても活躍。著書に『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』(宝島社新書)など多数
公式サイト/やまもといちろうBLOG(ブログ)
やまもと氏がホストを務めるオンラインサロン/デイリーニュースオンライン presents 世の中のミカタ総研
大学生にもなって そんな事さえも分からんアホ┐( ̄ヘ ̄)┌