ストーリー
将来に絶望した娘の運命の恋の行方は…?
1996年、タイタニック号に眠るお宝「青き海の心」を求めて、海底に沈んだ船体の調査を進めていたチームが、1枚の絵を発見した。そこに描かれていたのは、「青き海の心」を胸に付けた女性の姿。絵に描かれているのは自分だと名乗り出た老女(グロリア・スチュアート)は、調査チームのもとへ向かい、自らの体験を語り始める。
1912年4月、破産状態の家を救うため、アメリカで政略結婚をすることになったローズ(ケイト・ウィンスレット)は、婚約者のキャル(ビリー・ゼーン)と母と共にタイタニック号に乗り込んでいた。しかし、無教養で自己中心的なキャルとの結婚が耐えられなくなったローズは、船の舳先から海に飛び込もうとする。
そんな彼女を助けたのは、ジャック(レオナルド・ディカプリオ)。ポーカーでタイタニック号のチケットを手に入れた彼は、アメリカで画家になる夢を叶えようとしていた。ジャックと行動をともにする中で、ローズは何にも縛られず、才能にあふれた彼に次第に惹かれ始める。
母の説得により、一度はジャックとの恋を諦めようとしたローズ。しかし、彼への思いは捨てきれず、ジャックに自分をモデルに絵を描くよう依頼する。キャルから贈られた「青き海の心」だけを身に着けた絵に、キャルへのメッセージを添えて船室に置き去りにし、ジャックと共に逃げ出すローズ。しかし恋に燃え上がる2人に皮肉な運命が待っていた…。