張若昀(チャン・ルオユン)が主演する架空歴史ドラマ『慶余年/Qing Yu Nian』シーズン1は、いよいよ中国動画配信サイト「騰訊」にて配信開始される予定。本作は謎の身分を持つ青年の范閑が、暗雲うごめく朝廷に仕官した後、派閥の権力争いに巻き込まれながら、かつて政変によって殺害された母の死の真相を探るという、全三シーズン作となる長編物語。


主演の張若昀に加え、共演には李沁(リ・チン)、陳道明(チェン・ダオミン)、呉剛(ウー・ガン)、李純(リー・チュン)、宋軼(ソン・イー)辛芷蕾(シン・ジーレイ)、于栄光(ユー・ロングァン)など、シーズン2やシーズン3に続き、他にも多数な豪華キャストが総出演。


本作は中国トップクラスの権謀術数架空歴史小説とも称えられており、原作者は日本でもリリースされたドラマ『擇天記~宿命の美少年~』や、昨年中国で配信された話題作『将夜/Ever Night』の原作小説を手掛けた著名作家の貓膩(マオ・ニー)。

風雲渦巻く動乱の時代で、持前の知恵を駆使しながら逞しく生き抜く主人公の范閑。そして彼に関わる大勢の登場人物らによる血塗られた戦いなど、数十年にも及ぶ慶国の盛衰を描き、まるで一つの歴史を経験しているかような絶妙な描写が多くの読者を虜にした人気作だ。


ドラマ『慶余年』はその豪華キャストだけでなく、緻密に練り上げた権謀術数に満ちたサスペンス性の強い物語、そして拘り抜いた映画レベルの映像が本作最大の見所と言える。以前に公開された予告編からも、そのクオリティの高さは従来の中国ドラマの中でも群を抜いている事が窺える。


なお、『慶余年』の原作小説は約400万文字にもなる長編物語のため、ドラマ版では全三シーズン作、総話数は150話から165話にも及ぶと、以前の制作発表会で記者インタビューに対して制作側はこう答えた。総製作期間は五年にも及び、また一説では総製作費は10億元(約165億円)にも上るという。これは中国ドラマではなかなか類を見ない巨額投資の作品だ。


豪華なキャストによって紡ぎ出す権謀術数に満ち溢れた風雲絵巻ドラマ『慶餘年』。中国では2019年で最もヒットする作品の一つであろうと期待を寄せている。果たしてどんな作品になるのでしょうか。いよいよ5月より中国動画配信サイト「騰訊」にて配信予定。中華ドラマファンは是非ご期待ください!

ドラマ『慶餘年/Qing Yu Nian』公式微博