バイデンのアフガン撤退宣言、私はこう見る
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バイデンは好戦的な男である
バイデンがアフガニスタンからの撤退を発表。
えっ、それこそ、トランプがやろうとして、(軍産複合体に)さんざんな邪魔をされてできなかったことなのに…まるで自分の手柄のように。
バイデンは就任早々、シリアのイラン勢力を爆撃したということは、前にも言いましたが、となれば、イランとの戦争のために、アフガンからは手を引く、ということでなければ、おかしいですよね。
そうでなければ、(軍産複合体が)いいと言うわけがない。そしてバイデンは、オバマと同じ、「雇われ店長」ですから。
しかし、イランとの戦争は、米露の軍事衝突とイコールですからね…どういうことになるのか、今回ばかりは、「代理戦争」というわけには、行かないと思うのですが。
シリアのケースで「直接対決」にならなかったのは、事情がありまして、話が長くなるので割愛。しかし、あれのほうが「例外」なわけですね。
アメリカがシリアで戦争をやって、なぜ、ロシアとの直接対決にならなかったのか、と。
まず、ロシアというのは、どうやらイスラエルとの直接対決はしないという約束をしているようなんです。これは、これまでのおかしな経過からいって、かなり確実です。
そして、シリアの場合には、米露双方に、「ISISを叩く」という大義名分があったわけで。
しかし、イランとなると、これは…ロシアが直接対決を回避しきれるかどうかという、そういう話になってきて、イランを失うとなると、ロシアにとっては、シリアを失うよりも、もっと痛手ということになるわけで。
言っときますけど、ロシアとシリア、ロシアとイランというのは、日米と同じように、「軍事同盟」を結んでいるんですからね。
それを考えれば、シリアへの爆撃を続けているイスラエル+アメリカと、ロシアが、直接対決になっていないということのほうが、ものすごくおかしなことなわけです。
今度はイランと本気で戦争をするとなれば…それは、負けが決まっているアフガンからは手を引いて、シリアとイラクでの戦争をやりつつ、イランに集中したい、と。
えっと、アメリカは、シリアとイラクで、現在進行形で戦争中なんですからね。
さすがに、同時に4つも戦争をやれない、とは思います。
それが、アフガン撤退の意味だろうな、と、私は解釈しているんですが。
バイデンが平和主義者なんてことは、有り得ないですよ。トランプとのTV討論会のときに、トランプが金正恩と会談したことについて、「ヒトラーと仲良くしている」とけなしたくらいに「好戦的な男」なんですから、バイデンて。
Biden adopting Trump’s plan in Afghanistan
と書いてありますね。だからアフガン撤退は、そもそもトランプがやろうとしていたことなんですよ。日本国民が知らないというか、トランプに対する偏見でもって、知ろうとしないだけ。