中比関係は、そんなに単純なものじゃない

中比関係は、そんなに単純なものじゃない

まあ、私から見れば、当然の流れなんですけど。
しかしですよ…日本のメディアというのは、狂っているので、フィリピンが中国船に出て行けと言ったとか、やけに嬉しげに伝えているんですが…。

 

 

いっぽうでは、大統領のドゥテルテが、楽しげに中国ワクチンを注射している、と。
というかですよ、日本のメディアというのは、ドゥテルテが大統領になってから、どんなに中国との関係を改善してきたかについて、まったく報道していませんよね笑。
そして、歴史的に、古くからの深い関係を持つ中比両国の関係というのは、そんなに単純なものではない、ということも、日本人はぜんぜん知らない。
例えばドゥテルテのお祖父さんは中国人だったとか、知ってます？

フィリピンはどこよりも早く脱植民地化を果たすはず

そうやって、日本人は、「つままれた情報」ばかりを与えられて、その結果、「フィリピンは反中国」とかいう、単純な見方で済ませるようになってしまうんです。
そんなに単純なものではないと思いますよ、中国とフィリピンというのは、本家と分家みたいな関係、だろうと。
分家のほうが、西洋人にだいぶ乗っ取られてしまったけれども、やっぱり親戚だから…そのうちに、先祖がえりをして、ドゥテルテみたいな大統領が出るんだな、というふうに見るのが、妥当じゃないんですか。
「フィリピンは反中国」という見方は、現段階ではまったく当てはまらないし、前から言っているようにフィリピンは、日本よりも韓国よりも早く、脱植民地化を果たすに違いないと、私は思っているんですよ。
まあねえ見ていると、フィリピンという国は、雑でテキトーで笑えるかのように見えて、実は大胆でしぶとい、そんな感じがするんですよね。