R45ALL THAT 補足 (文&画 柳田光司)
「R45オールザットらじヲ」を担当しています「柳田光司」です。
「柳田?!? 誰やねん?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。
第58回
「師走にもかかわらず…師も思わず歩くソング」(2018年12月7日 OA)
たまに「辞書マニア」の方と出くわします。
例えば、国語辞典ならば「角川」「旺文社」「三省堂」が合うとか、合わないとか(笑)
――――あいにく私は、その手のジャンルを語る資質は皆無。
私は、辞書を組み立てる側。舟を編む人たちの執念にそそられます。
職業柄、「辞書」を使うことは多いのですが…
「辞書に書かれている簡潔にまとめられている短文」では物足りないことが多いんです。
きっかけは… ある酒の席でした。
「よく、人気に火がつくというけれど…火がつくって、どういうことなんやろう?」
他愛のない雑談でした。
用例は幾つかあります。【火が付(つ)・く】
1 燃えはじめる。引火する。
2 ある事がもととなって、騒ぎ・事件などがもちあがる。
「怒りに―・く」「紛争に―・く」
3 影響が身に及んでほうっておけない状態になる。
「足もとに―・く」
4 勢いが出る。また、感情や情熱が高まる。
「打線に―・く」「闘志に―・く」
この場合、意味合いはポジティブな(1)と(4)なのですが…
「闘争心に火が付く」「赤ん坊が 火が付いたように泣き始めた」という使い方もあります。
雑談を続けているうちに「火がつく」の「つく」は…『着火』ではないかと?
本来、燃えるべきもの、燃やすべきものに火がつくこと。火をつけること。
用例「花火が湿って、なかなか着火しない」「ライターがなかなか着火しない」」
そうこうしているうちに…「点火」とは火を点(つ)けること。
または「エンジンの始動、 内燃機関を始動したり、爆薬を爆発させたりする操作」
用例「ガスストーブに点火する」「選手が聖火台に点火した」「エンジン点火」
「点火コイル・点火栓・点火プラグ・点火薬」…にたどり着く。
うだうだこんな雑談を繰り広げていくと…
結局は、大好きな芸談や娯楽噺に行き着くことが多いですね。
「どういう状況が整えば、人気に火がつくのかなぁ…?」という話題になっていきます。
でも、根っから凝り性な私。
次回の酒席。この話題について磨きをかけて喋りたいタイプ。
キャンプ場に出かけ、河原で火をつけながら体験しなければ気がすまない男。
邪魔くさいオッさんです(笑)
…もちろん、納得するまで帰るわけにはいきません。
自分なりに“火がつく”とか“火をつける”の語源を体感したいんです。
本業は「裏方」ですから…“火をつける側”に興味があります。
最終的には、タレントさんの生まれ持った資質が9割であることがわかります。
「燃えやすい素材」と「燃えにくい素材」があるのがわかります。
しかし、「すごい勢いで燃えるもの」にも短所があります。
「まったく燃えないもの」にも、燃やし方のノウハウがあります。
…残念ですが、これ以上言うことはできません。
なぜなら、これが私の生業であり商売だからです。
ものすごく話が反れましたが…私の理想は
インドアの「辞書マニア」とアウトドア「語源体験」をミックスしたバランスを
ものすごく大切にしたいなぁ…と強く強く心がけたいと思います。
こんな 私が「師走にもかかわらず…師も思わず歩くソング」で推薦したのは
≪東京ビートルズ≫の『Can't Buy Me Love』
なぜ?私がこの曲を推薦したのか?気になる方は、
ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも番組をお聞きください!
ちなみに今回は、色鉛筆画は休載。
代わりに「根深い、根が張る」を体感するために掘り起こした時の写真を1枚。
かなりグロテクス。わがまま顔に育ってしまった根を掘るのは一日仕事でした。
私「柳田光司」宛の 応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!
次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
12月14日(金曜日)夜9時から。
次回のバトルテーマは「昭和基地で聞きたい曲」
来週も お付き合いのほど よろしくお願いいたします
谷口「わー、わー、言うてます!」
柳田「お時間です!」
2人「さようなら!」 …(つづく)