R45ALL THAT 補足 (文&画 柳田光司)
「R45オールザットらじヲ」を担当しています「柳田光司」です。
「柳田?!? 誰やねん?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。
第57回「年上のお相手にアプローチしたい時ソング」(2018年12月7日 OA)
みなさんは『笹川ひろし』という人物をご存知でしょうか?
笹川さんは、現在(2018年)82歳。
漫画家を経て、タツノコプロの創立時から演出家として活躍された人物。
1970年代から1980年代にかけてたくさんのテレビアニメを手掛けた方。
面識はまったくありませんが…
小学生のころ 私が好きだったアニメをたくさん演出されていました。
そのほとんどは「再放送」最近、UHF局やBS、CS以外では
ほぼまったくといっていいほど「地上波での再放送」が無いのがすごく残念でなりません。
思いおこせば…幼稚園から小学校低学年までは ほぼ毎日、(父親が帰ってこない)
浅い時間帯は茶の間のテレビを独占していました。
で、ある日気づくんです。好きなアニメの主題歌の終わりには必ず「タツノコプロ」のマークである「タツノオトシゴ」ばかり。で、演出はいつも「笹川ひろし」 音楽はいつも「山本正之」だと。
ふたりの影響はデカいですね…
もちろん、「円谷プロの特撮もの」や「東映の特撮もの」は今も昔も大好き。
でも、笹川さんがおられた時のタツノコプロは愛嬌があり「無敵」でした。
『いなかっぺ大将』『カバトット』『かいけつタマゴン』あたりを皮切りに
毎回涙が止まらない松竹新喜劇風の『けろっこデメタン』『てんとう虫の歌』
主人公のフォルムが美しく主題歌もエッジが立っていた『新造人間キャシャーン』
そしてリアルタイムでばっちり見ていた『タイムボカン』
土曜の夕方は、何が何でもチャンネル権を死守していた記憶があります。
で、年代的には『一発貫太(いっぱつ・かんた)くん』あたりがTVアニメとのほぼお別れ。
『一発貫太くん』を見ながら…『てんとう虫の歌』(タツノコプロ制作)と
映画『がんばれ!ベアーズ』と『キャンピングカー』と『ラーメン』と『川崎のぼる』を足して
「5」で割ったようなストーリーやなぁ(笑)という生意気なガキに(いつのまにか??)曲がって育っていました。―――ホント、子どもらしさに欠ける奴だなぁと思います。
で、私的 タツノコプロ総選挙のダントツ第1位は…『ハクション大魔王』
私、TVアニメを見て、初めて大号泣したのが『ハクション大魔王』の最終回です(たぶん)
後半パートでいきなり『さよなら大魔王の話★ハックション!!オオーッ!』を告げられるのだからたまりません。(演出は、笹川さんではなく… 高橋資祐さん)
『みなしごハッチ』も毎週、毎週泣いていたような気がしますが…
最終回は、ママとの再会。ママに抱かれてのハッピーエンドですが…
大魔王とあくびちゃんのお別れは…『生き別れ』ですから(涙)涙腺はゆるみっぱなし。
壺の掟で、ハクション大魔王とあくびちゃんは、
100年間、壺の中に封印されなければならないことがいきなり告げられます。
それを知ったカンちゃんとカンちゃんの家族や友達たち。
それまで、いつも いつも大魔王と仲が悪かった「ブル公」や「ゲジゴン」たちは魔王とあくびちゃんが壺の中に戻らないように… 必死に抵抗。
徹夜覚悟で「クシャミ」と「あくび」を絶対しないよう頑張るのですが…(号泣)
100年間、出られないという設定も…絶妙でした。
大魔王とあくびちゃんは死んではいないのだけど…お互いもう会えない間柄。
大魔王が大好きなハンバーグを大量に作りひきとめにかかる仲間たち。
大魔王も愛娘のあくびちゃんも、壺の中には帰りたくありません。
カンちゃんは最後の最後まで怒り、涙しながらも 最後まであきらめない。これまで大魔王にしてきた無茶ぶりに対し激しく懺悔しながらも最後まで戦う。でも、誰にも運命には逆らえず
刻々と秒針だけが進んでいきます。別れ、去る者は手を振り…
残された者は、その現実を受け止めるしかないんですよね。
…今思えば、このシナリオは「人生の別れ、そのもの」ですよね。
泣き笑いの娯楽のすべてが詰まっている10分強。
こんな素晴らしいTVアニメと出会えていたことを最近になって気づきました。
こんな 私が「年上のお相手にアプローチしたい時ソング」で推薦したのは
≪ローレン中野・和田弘とマヒナスターズ≫の『ゆうわく』
なぜ?私がこの曲を推薦したのか?気になる方は、
ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも番組をお聞きください!
私「柳田光司」宛の 応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!
次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
12月7日(金曜日)夜9時から。
次回のバトルテーマは「師も思わず歩く曲」
来週も お付き合いのほど よろしくお願いいたします。
本日の色鉛筆画は、時間がなくサインペンも多様。
「天才・たけしの元気が出るテレビ」も取り混ぜて描きました。
まったくの余談ですが…画面に「赤と黄色が多い娯楽番組はなぜか?面白くヒットします!」
コレ、まったく根拠のない持論ですが… 結果的にそうなんだから(笑)仕方ありません。
谷口「わー、わー、言うてます!」
柳田「お時間です!」
2人「さようなら!」 …(つづく)