部長挨拶:片岡貞治 国際教養学部教授
ボ ク シ ン グ は 、グ ロ ー ブ を は め た 拳 で 戦 う 、熱 い 格 闘 技 で す 。石 原慎 太 郎 の 『 太 陽 の 季 節 』 や 五 木 寛 之 の 『 青 春 の 門 』 な ど ボ ク シ ン グ が絡 む 著 名 作 品 は 枚 挙 に 暇 が あ り ま せ ん 。 殴 る こ と は 誰 で も 出 来 ま す 。し か し 、 パ ン チ を ブ ロ ッ ク し 、 除 け る 技 術 を 磨 く の も ボ ク シ ン グ です 。
2 0 2 0 年 度 は 、 C O V I D - 1 9 の 影 響 で 、 練 習 環 境 も 極 め て 厳 し い 状 況に あ り ま す 。 そ れ 故 、 今 期 は 1 2 月 に 行 わ れ る 伝 統 の 早 慶 戦 し か あ りません 。 目 下 4 連 敗 中 で す が 、 永遠の ラ イ バ ル で あ る 慶 応 に 雪 辱 を果 た す べ く 、コ ロ ナ 禍 に も 拘 わ ら ず 、こ の 一 戦 に 照 準 を 合 わ し 、部 員た ち は 日 夜 、 密 度 の 濃 い 、 激 し い 練 習 を 行 っ て お り ま す 。
令和2年11月
監督挨拶:岩崎仁
平素は格別のご高配を頂き、厚く御礼申し上げます。
30年余り続いた平成から令和に元号が変わるとともに、創部90周年の記念すべき年に、中村勇誠前監督から早稲田大学ボクシング部監督を引き継いだ岩崎仁です。浪人生活を経て、ロストジェネレーションといわれる時期に、タレントの広末涼子さん、ソチ五輪金メダリストでフィギュアスケーターの荒川静香さん、お笑い芸人の小島よしおさんなどと同じ教育学部に在籍し、大学生活を過ごしました。
今、早稲田大学ボクシング部は、長年にわたり積み重ねたマイナス要素により、経験したことのない低迷期に入っています。転落するのはあっという間で、這い上がるのには時間がかかることを日々痛感しています。当たり前のように戦っていた後楽園ホールのリングが遠く、関東大学リーグ戦を戦う他大学のボクサーを客席から観戦することが、虚しく、寂しいとともに、早稲田大学ボクシング部がその蚊帳の外にいる疎外感に苛まれます。
時間はかかりますが、「やまない雨はない」「苦しい時が上り坂」と信じて、10年後の早稲田大学ボクシング部創部100周年は胸を張って迎えられるよう、負のスパイラルを断ち、変えるべきことは変え、守るべきことは守り、何としてでも再び這い上がるつもりです。
1.大学、学生、スタッフ、OB会、関係団体と一体となった安定した部活動の運営
2.皆が誇れる、強い早稲田大学ボクシング部の復活
上記2つを監督目標とします。
是非、早稲田大学ボクシング部に皆様の声援、叱咤激励のほど、よろしくお願いします。
令和元年7月吉日
岩崎仁
OB会長挨拶:遠藤寛治
【稲門拳闘倶楽部の皆様へ】
平素より早稲田大学ボクシング部ならびに稲門拳闘倶楽部に対しましては、ご支援ご指導を賜り誠にありがとうございます。
現在、早稲田大学ボクシング部は、関東大学ボクシングリーグにおきまして「3部優勝・2部復帰」を目指し、大学からボクシングを始めた者を含む一般部員、自己推薦入試により入部した部員、特別選抜入試により入部した部員が一丸となって目標に向け邁進しております。また、大学から始めた女子部員も全日本女子選手権の優勝を目指し練習に励んでおります。
2部・3部の他校では特別選抜枠・自己推薦枠での部員や付属高校でボクシングをやってきた部員など経験者が数多く存在し、早稲田にとっては「挑戦」というべき激しい戦いが続くと考えられます。
会員の皆様におかれましてはそのような時こそ、練習場・試合会場に足をお運びいただき、是非とも現役部員に対し、温かい励ましのお声をかけて頂けたらと存じます。部員の頑張りと皆様の応援が勝利を引き寄せるものと信じております。
また、ご存知の通り当会年会費の一部は早稲田大学ボクシング部への活動支援費として大学経由、ボクシング部に振り込まれます。それは会員の皆様が現役だった頃と変わりありません。卒業すれば、今度は我々が後輩を支援する番です。何卒、毎年の会費納入をお忘れなく、お願い申し上げます。
【早稲田大学ボクシング部への入部を検討中の皆様へ】
稲門拳闘倶楽部とは、早稲田大学ボクシング部OB会の正式名称です。
早稲田大学ボクシング部は昭和2年「早稲田拳闘倶楽部」として発足後、昭和4年に「早稲田大学拳闘部」として大学当局に認可されて以来、約90年の歴史を持つ伝統ある体育会運動部です。そのOB会である稲門拳闘倶楽部は会員相互の親睦と早稲田大学ボクシング部への支援を目的としており、現在約300名の会員を有します。会員は一般会社員をはじめ、上場企業の役員、企業経営者、大学教授、弁護士、医師、俳優、自由業など多岐に亘っており、ボクシング部の活動で培ったものを糧に社会で活躍しています。中には企業の元採用担当者や私立大学就職課の現役課長もおり、部員に対しボクシング指導のみならず、キャリアコンサルや就職面接指導まで実施しています。
大学生活を無為に過ごすより、仲間と充実した四年間を過ごすために思い切って飛び込んでみませんか?稲門拳闘倶楽部は部員一人一人に寄り添い、活動を全力でバックアップします。もちろん、喜びや楽しいことばかりではなく、辛いことや悔しいこともあるでしょう。しかし、卒業後はそれら全部を含めて、必ずや「早稲田大学ボクシング部に所属してよかった!」と思うはずです。皆さんの入部を心よりお待ちしています。