Apex Legends(以下:APEX)でめちゃくちゃ超えたい、アオキくんを。でも、うまくて勝てないんだよな~。アオキくんは別にトップオブザトップってことはなくて中の上から上の下くらいの腕前なんだけど、確実に僕よりは高みにいて一緒にやるとキル数もダメージも大体負ける。
そろそろ「アオキくんって誰?」って聞こえてきた。アオキくんは僕の高校の同級生。高校生のときは一緒に遊んだことはおろか、そもそも話したことすらなかったと思うんだけど、大学生のときに共通の友達にガンダムEXVS(通称:エクバあるいはガンダム動物園)シリーズに誘われて一緒に遊ぶようになった。
そのエクバが諸悪の根源で、ちょっと遅いけど僕は対戦ゲームに入れ込むようになった。自分よりちょっと強いやつに何回か負けるけど試行錯誤してどこかで勝つみたいな経験を、小さいころにスマブラとかでしていればよかったんだけど、小さいころの僕はRPGとかの1人用ゲームをやりこむタイプだったもんだから、そういう対戦ゲームで勝てるようになるプロセスとは無縁だった。大人になってから、そのプロセスを知ろうっていうんだから当然遅い。つまり、全然勝てるようにもならない。地獄。(暴言メッセージも何通もらったか覚えてない。送ってきたやつは地獄に落ちろ!)エクバは2on2のゲームで、僕以外の友達3人は、シリーズを何作か遊んでるから数年の経験があって、自分よりかなり高みにいる。なんとか追いつこうと我武者羅にプレイしたけど、結局エクバは大してうまくならなかった。
それから数年が流れて2021年5月、これまでに何作か対戦ゲームの経験を積んだことで、強くなるにはゲームとどうやって向き合えばいいのかがやっと分かり始めてきた。もはやジジイだけど。でも、エクバで全然勝てなかったアオキくんが、APEXでなら自分よりちょっと強いやつになった。当然、めちゃくちゃ勝ちたくなる。
だから、勝つために「どうしてアオキくんが自分よりうまいのか?」を考えているけど、なかなか明瞭にならない。それでも、なんとなく分かったのは、アオキくんは「敵に攻撃をしかけるときの判断が大胆かつ慎重」で、加えて「エイムが安定している」ってこと。もっと具体的に書けば、アオキくんは、好戦的だけど乱戦には飛び込まずに冷静に絶好の機会をうかがうし、1マガジン撃ちきれば相手のボディアーマーがほとんどの場合で割れていて与ダメージにムラがない。(書いてから思ったけど、めちゃくちゃ強い人って、この2点をものすごく高い水準でこなしている気がする。)とりあえずは、現時点で分かっていることから自分もできるようにすればいいんだけど、前述の2点は経験によるところが大きくて意識を変えるだけではできるようにならないから頭を抱えちゃう。
こんな感じだから、アオキくんの評価は自分よりちょっと強いやつ程度なのに、超えるのはそこそこ苦労しそう。でも、そういう存在が知り合いとして身近にいるのは貴重だと思う。今はどんなゲームでもトップオブザトップがインターネットで情報を発信してくれるからその情報を参考にしがちで、結果として無意識に目標もかなり高く設定してしまうんだけど、正直あまりにも厳しい修行。常人には無理でしょ。いやになって途中でゲームから逃げる。だけど、自分よりちょっと強いやつなら目標としては低いし、なんか勝てそうだからモチベーションも保てる。さらに、身近にいるなら、もっと張り合いがある。今時の対戦ゲームはオンラインだし、スキルマッチングがあるから世界のどこかの腕前が同じくらいの人と勝手に当たるけど、知らない人より知り合いのほうが負けたくない。絶対に勝ちたい。ただ、僕は社交的じゃないから知り合いが少ない。その少ない知り合いの中で、自分よりちょっとだけうまくてAPEXに熱量もそれなりに持っているアオキくんはかなり貴重。大変に感謝。
そろそろまとめようと思っていたところで、アオキくんのいいところをもう1つ思い出した。それは試合終了後に必ず何かしらの反省をすること。非常に偉い。これが強さの一番の秘訣かもしれない。「自分も反省しないと。」とは思うんだけど、いざプレイし始めると僕は忘れがち。雑魚。でも、これからは反省プレデターになって、今月あるいは来月中にはダブハンと爪痕を取ってアオキくんを超えたい。大言壮語。