本作の主人公。森の住人からの誘いに乗ることもなく、ひとりの時間を過ごすことが好きな少年。ある日、ホタルギツネとハシバミに出会い、彼らと、そして森の住人たちと交流を重ねる中で彼の中に変化が起き......。
光るしっぽをもち、人の言葉を話すキツネ。陽気で明るい性格の一方、孤独に生きてきた側面も持つ。ひょんなことからハシバミの危機を知り、彼女を救うようスキッパーに助けを求めにやってくる。
大昔から来た少女。リュウのいけにえとして巨大な樹に縛りつけられていたところ、スキッパーとホタルギツネに助けられる。こそあどの森で楽しく暮らすようになるが、故郷に残してきた家族や村の人が気になり......。
こそあどの森のお母さん的存在でポットと夫婦。明るく朗らかで、お客さんを家に招いておもてなしをするのが好き。ハシバミがこそあどの森で暮らすことを提案し、進んで彼女の身の回りの世話をする。
トマトの夫で猟師。愛嬌があり、面倒見がよく、トマトとともにハシバミを家に迎え入れる。ハシバミに狩りの仕方を教える。
薬草に詳しく知的な女性で、ギーコと姉弟。ハシバミに畑仕事を教える。冷静で思慮深く、スキッパーをはじめ子どもたちのことをいつも案じている。
大工で、姉のスミレと一緒に暮らしている。職人気質で口数は少なく、実直な性格の持ち主。ハシバミに大工仕事を教える。
作家で、スキッパーといっしょにハシバミに文字や勉強を教える。のめりこみがちな性格で、ハシバミと「はじまりの樹の神話」とのつながりに気づき......。
遊びが大好きでおてんばな双子の姉妹。好奇心旺盛で、スキッパーの身に起きた不思議な出来事をいち早く知り、森の住人に広める。ハシバミに遊びを教える。