ピアノの上でくつろぐアガタとマロン。つい先月。
ノエミを見て「ノエルそっくりよろしくね
」と挨拶してから3週間も経たない4日前、アガタは視力をほぼ失いました。。
2週間前に瞳が充血し、左目がぶどう膜炎になったのですが復活し、それからまた1週間も経たないうちに再度、左目がぶどう膜炎になり、今度は右目もなんか変・・と思ったら右目は緑内障で、眼圧が左右94と34という猫の眼圧の平均値11を何倍も越えていたのでした。
注射や目薬、ホメオパシーも併用しましたが、右目は眼圧が14に下がったものの、網膜剥離になっていて、もう光にも反応しなくなってしまいました
あっという間に進行して、2日前まで食べていたカリカリを噛むのも目に響いて痛いようで、本人も「なぜ見えないのか」というショックで食欲もなくなり、3.15キロだったのが3日で250gも痩せてしまったのですが、見えない状況に少し慣れたようで、病院で買った回復食の缶詰は食べ出しました。
10年住んでる家なのに、段差を踏み外したり、階段から落ちたりと、間取りというか形状は記憶してなかったんだなー見えなくなるなんて思わないしねーと飼い主も途方にくれました。
ペットも病気になるし年を取れば白内障にもなるんだけど、こう急に失明した子は初めてです。今後、どのように暮らさせたらよいものか。。とヤザワが思案している間にも、アガタはそろそろと歩き、トイレに行き用を足し、ライトとパリスが亡くなったケージに住み着いたのでした。次は自分の番だと覚悟をした様子
「目が見えなくなったって、アガタは可愛いよ 。アタシもショックだけど、美味しいもの食べてステキな音楽聴こうね
」
とアガタが好きなクラシック音楽(バッハのブランデンブルグとか)をかけると、気持ち良さそうに目を閉じて聴き入るのでした。
ノエミもクラシックが好きなようで、じっとスピーカーの前で聞いてました。
ともかく、見えてるうちにノエミに会っていて良かった。ノエルにそっくりな犬だと分かってるので、怖くもないしね。
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と思ってたのですが、アガタはリンパ腫による目の疾患の可能性が高いということでした。というより、ほぼリンパ腫だと思われるという診断。
マロンとクララは、アガタの様子がおかしい、見えてない、ということにはすぐ気がついて、アガタが歩いてる時に、壁にぶつかりそうになると、さりげなくクララが近くにいたクララが防いであげたりしています。マロンもアガタをからかうのはやめました。
ヤザワは・・・
レスキュー・レメディを飲んだり、ショックに効くホメオパシーを摂って、料理に励んでます
ちょうど5月の東京の緊急事態宣言の期間の、東京での仕事もキャンセルになったので、凝った料理を作って自分を慰めているのです。準備しても準備しても、なかなか実現しない
料理写真はヤザワのインスタとFBの「ヴィーガンの食卓」とかツイッターに上げてます。SNSではあまり不幸自慢しないようにしてるんです。どこもかしこも重くしたくないから。
気分は重いですよ レメディが効いてて鬱にはなってないけど
9月に悶絶死したパリスのようなことには、アガタは絶対にさせない
パリスは直前まで、私が「パリスが死ぬ」ということを受け入れられなくて、安楽死させてくれる24時間営業の動物病院を探さなかったんだと思う。あれほど苦しむとも思わなかったし 3月のライトも死ぬ直前は苦しんだけど、半日近く苦しむことはなかった。ノエルも1日、ほぼ意識不明で亡くなった。ノエルもリンパ腫ではあったけど。。
アガタの病名を聞いて:苦しみだしたら、すぐに連れて行ける動物病院を探さなくては、あそこに看板があったな、など考えました。
これまで安楽死させたのは、2008年の腎不全のバニラだけです。あの時も、もっと早くに連れて行けば、苦しみも少なかったけど、少なくとも4時間は苦しみから早く救われたと思う。その前のアリスは肝臓癌だったけど、やはりライトのように2〜3時間で亡くなった。それまでスヤスヤ寝てて、呼ばれて、看取ったんでした。
パリスにも「殺して!」と頼まれたんですが、「それは出来ない・・」と断りました。本当に可哀想だった
アガタは私が2番目に飼った猫で、やはり保護猫です。それでも子猫から飼った猫のように懐いて、私の手を握って握手をして、私の顔を見てゴロゴロ言うような猫です。
オスカルのことは旦那だと思って威張ってたけど、オスカルが亡くなってからは夜泣きをしてました。ヤザワがアガタを引き取った時も、何年も夜泣きしてました。猫だから眠くなるとどこででも寝て、目が覚めて私がいないと泣き顔で泣きながら探すのでした。オスカルもそうだった。捨てられた飼い猫や犬は、心に深い傷があるんです。
これまで飼った犬猫で、「存分に生きて幸せな生を全うしたな」と思ったのはオスカルだけです。悲しかったけど、出会って看取れて良かったと思えた。大往生だったから。
オスカルにも常々、「アンタ(ヤザワ)には感謝してるよ」と言われてたし。オスカルが「猫仲間が欲しい
」と、鬱になった時にはアガタを迎えたし(アガタを見た瞬間に、鬱が治った)、「なんかアガタも気難しいんだよな〜」と倦怠気味の時にはパリスを迎えたし。オスカルはパリスをすごく気に入ってアガタともうまくいきだしたという。最期、付き添ってたのはパリスだったけど。パリスはノエルにもずっと付き添ってたんだよね。。
みんな、あっという間に生を終えてこの世から消えていく。まあ、鏡を見れば「あっという間」でもないんだけどね。。時は流れてるよな〜鏡の中で
落ち込んでる間に、どんどんアガタが悪化して臨終になってしまう、ということにならないように、最期に向けて、なるたけ気分良く過ごしてもらいたい。毎日、クラシック聴きます。自分の趣味は置いといて。
悲しい近況でした
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ノエミはウチにきてゴハンを変えてから、皮膚の状態もだいぶ良くなって、痒がることも少なくなってます。やはりヴィーガン志望のようで、猫用のカリカリを食べてます。自分のカンガルー肉のカリカリはあまり好きじゃないらしい。そもそもカリカリ全般的に嫌いっぽいのに、猫のヴィーガン・カリカリだけは横取りして食べてるんです。
ノエミは焼き芋とかも好きだろうな〜。一緒に食べようとちょっと楽しみ。
買ってきた甘栗をヤザワが食べてたら、マロンが欲しがるのであげたら食べました。やっぱりヴィーガン・キャットなんですね 好きみたいで、1つくらいは食べてました。猫だからちょっとづつ。
ノエミもマロンが食べてるのを見て、興味津々そうだったから半分に割ったのをあげてみたら、
「おいしいっ」
と、目の色が変わりました ジャーキーより好きみたいで、やはりヴィーガン・ドッグになるかもしれませんね。
あと何回、こうやってみんなでお風呂後のドライをできるのか
パリスが具合悪くなってからは、こんな感じでみんな寄り添ってました。(パリスは座布団の上)
ノエルの時はパリスが
みんないい子でした。類は友を呼んだのかもですが、シッターさんにも:「ここのウチの子はみんな性格がいいですね〜」と言われるんですよ。パリスは特別に性格のいい猫だったけど。オスカルはのんびり屋で。ノエルものんびりした犬でした。
バニラとアリスは子犬から飼った犬なので、犬というよりは妹とか姉のような感じだった。
ノエミが長生きすれば、犬はノエミで最後にしようと思います。その後は預かりボランティアをして、自分の犬、というのではなく、里親に出すまでの休憩所にしようと。
自分はペットの犬猫から癒しをもらっているけど、猫と犬はヤザワが癒しになっているのか。
そう向き合って、出会った命と同じ時間をお互い充実して過ごしていきたいです。
みんな、ウチにきてくれてありがとう